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コロラド州のジャレッド・ポリス知事が同性婚、オープンリー・ゲイの州知事として米国初

2021年09月17日

 今年3月に長年のパートナーとの婚約を発表していた米コロラド州のジャレッド・ポリス州知事が9月15日、「ファースト・ジェントルマン」マーロン・レイスさんと結婚しました。オープンリー・ゲイの州知事の同性婚は米国史上初です。

 結婚式はレイスさんが卒業したコロラド大学ボールダー校のキャンパスで行なわれました。伝統的なユダヤ教の式で、友人や家族を招いた小規模な、しかし美しい式でした。7歳の娘コーラはフラワーガールを、9歳の息子キャスピアンはリングベアラーを担ったそうです。この日は二人が初めてデートしてから18周年の記念日だったそうです。
 
 ジャレッド・ポリス知事がマーロン・レイスにプロポーズしたのは、昨年12月、マーロンが新型コロナウイルスに感染し、入院の準備をして家を出る直前でした。
 荷物をまとめていると、二人の小さな子どもたちが不安がっていました。しかし、家を出る直前、知事が片膝をついて指輪を差し出すと、娘は泣きやみました。
 プロポーズのおかげで、マーロンは病院でも希望を持ち続けることができ、2日後には退院できたそうです。
 
 二人は声明で「我々が過去18ヵ月で学んだ最も大きな教訓は、我々の知っている生活が瞬時に変わりうるということです。家族や友人の健康や幸せ、結婚したカップルとして人生を祝える機会に感謝します。18年を経てついに結婚できて、これ以上の幸せはありません」と述べました。
 
 NPR(公共ラジオネットワーク)のインタビューでマーロン・レイスは、「子どもの頃は、結婚が可能だとも考えていませんでした」「むしろ、もしカミングアウトしたらどんなチャンスを失い、どんなネガティブな影響があるかといった誤った情報にあふれていました。だから長い間、私たちは結婚について話しませんでした」と語りました。
 ポリス知事は、「結婚までに18年かかった、もしくは6年かかったという人もいるかもしれません。でも私たちの愛を家族と祝うことができて素晴らしかった」と語りました。

 
 ジャレッド・ポリスは2009年から連邦下院議員を5期務め、2011年には同性愛者の議員として初めて親になりました。公にカミングアウトしつつ2018年11月の中間選挙を戦い、見事、コロラド州知事に当選し、アメリカ初のオープンリー・ゲイの州知事となりました(2015年、バイセクシュアルであることをオープンにしているケイト・ブラウンがオレゴン州知事に当選していますので、LGBTQとしては2番目です)
 2020年7月には、パニック・ディフェンスを禁じる法律、薬剤師がPrEPの薬を処方できるようにする法律(山間部の地域でのゲイ・バイセクシュアル男性のHIV予防が向上)、未成年者が出生証明書のジェンダーを変える際の申請を簡単にする法律(性別移行のプロセスに際し、ライセンスのある医療機関からの診断書の提出が必要だったのを不要に)にも署名し、LGBTQコミュニティに感謝されています(詳細はこちら
 そして今回、ポリス州知事は現職の州知事として初めて同性結婚式を挙げた人となり、また新たに「米国初」を記録しました。
 ご結婚、本当におめでとうございます。

 
参考記事:
現職知事で初の同性婚、長年のパートナーと式を挙げる 米コロラド州(CNN)
https://www.cnn.co.jp/usa/35176826.html
コロラド州知事が同性パートナーと結婚。現職知事初の同性婚「これ以上幸せなことはない」(ハフポスト日本版)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/jared-polis-same-sex-marriage_jp_6143deece4b0556e4dd6d68f

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