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沖縄県中城村が同性カップルにも挙式費用最大10万円を助成することが明らかになりました

2022年02月12日

 世界遺産・中城(なかぐすく)城跡で知られる沖縄県中城村(なかぐすくそん)が4月1日以降、性別や年齢を問わず、県内で挙式するカップルに対して1組当たり最大10万円を助成する事業を検討していることが報じられました。結婚する二人のうちのどちらかが挙式日時点で中城村在住であることが条件で、LGBTQ(性的マイノリティ)も対象です。

 
 県内初の取組みとなるこの事業は、コロナ禍の影響で落ち込んでいるウエディング業界を支援することがねらいで、幅広い分野の事業者に経済波及効果をもたらすことを見込んでいます。3月村議会に提案する新年度予算案に500万円を計上する方向で調整しているそうです。
 ただ、中城村内には結婚式場がないため、県内であればどこの式場で結婚式を挙げても助成の対象になります。結婚内祝いに村産品を選んでもらったり、挙式後に村内へ移り住んでもらったりすれば、村内事業者にもメリットが期待できるといいます。
 今回は、県内のブライダル関連企業などが営む「沖縄ローカルウェディング協会」の会員を通じた挙式が対象になるようです。同協会は昨年10月以降、結婚式や披露宴を挙げる方たちに一定の助成金を交付することなどを求める陳情書を県や市町村など10ヵ所以上に提出し、「緊急事態宣言が解除された現在でも回復の兆しが見えない」と窮状を訴えてきたそうです。

 結婚したカップルに自治体がお祝い品(県の特産品など)を贈ったり、市内の様々なお店で割引などの特典が受けられるパスを配ったりというサービスは多くの自治体が導入していますが(群馬県新潟市などは、その結婚応援制度を同性カップルも使えるようにしています)、結婚式に助成しているのは、青森県三沢市や愛知県常滑市、大分県だけだそうです。今回、そこに中城村も加わりますが、同性カップルにもわけへだてなく助成するのは、中城村が全国で初めてとなります(那覇市や浦添市の取組み、沖縄県としてのLGBT支援宣言の発出などを受けて、そのような判断になったものと思われます)
 こうした動きが全国に広がっていくといいですね。

【追記】2022.2.14
 中城村と沖縄市の間にある北中城村(きたなかぐすくそん)の観光協会が就業規則を改正し、婚姻時や親族が死亡した際の慶弔休暇を、事実婚や同性婚の職員に対しても法律婚の人と同じ日数付与することにしました。
 北中城村観光協会の又吉演事務局長は、「パートナーシップ制度に対応した就業規則を作っている企業や団体はまだ少ない。生き方が多様化するなかで、協会としても多様性のある優秀な人材にぜひ来てほしい」と語っています。
 

参考記事:
挙式に最大10万円助成金 条件は「村在住」のみ 性別・年齢問わず 沖縄県・中城村が検討(沖縄タイムス)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/908478

ペットロスで特別休暇 同性や事実婚にも慶弔休暇 「多様性のある人材来て」沖縄・北中城村観光協会(沖縄タイムス)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/908484


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