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トランスジェンダーのよだかれん新宿区議が参院選に出馬へ

2022年04月11日

 新宿区議として二丁目のゲイコミュニティも支援してきたトランスジェンダーの依田花蓮(よだかれん)区議が、今夏に行なわれる参院選の東京選挙区に出馬することが明らかになりました。れいわ新選組が11日、擁立を発表したものです。
 

 公式サイトのプロフィールによると、依田さんは1972年(沖縄が日本に返還された年)、愛知県豊橋市に生まれ、小学校6年〜高校1年の最も多感な時期を沖縄県那覇市で過ごしました。名古屋に引っ越した後、進学のために上京し、大学を卒業した後はダンサー・ミュージカル俳優として活動(二丁目のショーパブ『ラ・セゾン』でも働いていたことがありました)。36歳のときに女性として生きていくことを決意し、性別移行を行ないました。ショーダンサーとして舞台に立ちながら2013年、行政書士の資格を取り、開業しました。LGBTQの研修や講演の依頼も受けるようになりました。2017年、台湾の花蓮市を訪れた際、花蓮が大戦中に沖縄へと特攻隊が飛び立っていく拠点だったことを知り、帰国後に国政への出馬の打診があったことから、政治家になって世界平和に貢献するという夢を現実のものにするため、勉強を始めました。
 2018年、新宿区であらゆるデモを一律に規制することにつながる公園使用許可基準の変更が行なわれたことに疑問を持ち、新宿区議選に向けて街頭に立つようになりました。そして、2019年4月の新宿区議選で38人中4位の得票で見事に初当選を果たしました。

 当選後は、新宿区で「パートナーシップ及びファミリーシップ届出制度」の実現を目指して奮闘したほか、2020年の最初の緊急事態宣言の時に、営業自粛・休業を余儀なくされて厳しい状況となった二丁目のお店を救うために、#SAVEthe2CHOMEが立ち上げられ、新宿区に補償を求める署名を提出することになった際、新宿区議として協力してくださいました(二丁目のお店向けのコロナ対策勉強会にも来られていました)
 
 4月11日、依田花蓮氏は国会内で記者会見し、「女性や外国人、障がい者など生きづらさを抱える人たちの困難を解消したい」「ジェンダー平等、男女平等の社会を目指していく」「同性婚が法律で認められるように求めていきたい」と語りました。
 会見に同席したれいわ新選組の山本太郎代表は依田氏を擁立した理由として「多様性の象徴。国会という場所がいちばん多様性がない」と語りました。
 
 これまで性的マイノリティであることをカムアウトして国会議員となった方は、オープンリー・レズビアンで前大阪府議の尾辻かな子氏(参議員、衆議員)、オープンリー・ゲイで前豊島区議の石川大我氏(参議員)だけですが、依田花蓮氏がトランスジェンダーとして初の国会議員になるのかどうか、注目されます。また、世間の一部の人たちの間でトランス女性への差別や攻撃が強まっているなか、もし依田さんが当選したら、声を上げられずにいる当事者の方たちを勇気づけることにもつながるはずです(命を救うかもしれません)。そういう意味でも、期待がかかります。心から健闘をお祈りします。
 

参考記事:
れいわ、参院選東京選挙区でトランスジェンダー依田さん擁立 山本太郎代表「多様性の象徴」(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/171051

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