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【プライド月間】『GQ Japan』に飯塚モスオさんの漫画が掲載されました

2022年06月04日

『GQ Japan』がプライド月間に寄せて、日本で活動するLGBTQ+の漫画家のみなさんにその過ごし方を訊くシリーズを展開。ゲイ「あるある」を描いた4コマ漫画で人気の飯塚モスオさんの作品が掲載されました。


 飯塚モスオさんは今回、パレード(たぶんTRP)に参加した時のことを描いています。パレード自体はみんなで「ハッピープライド」と言いあって、楽しく過ごした「本当に大切な思い出」になったけど、会場を出ると、身に着けていたレインボーフラッグを外し、一人で電車に乗り、「明日からもとの日常か…」と思う、その寂しさや「虚無感」を描いたところがスゴイです(わかりみ深い…パレードに参加するたびにこれを感じてます)。モスオさんは「あの虚無感こそ、この社会とのギャップなのだと思います」と語っています。「せっかくのプライド月間。ただ、いたずらに賞賛するだけではなく、日常、ひいては社会を見つめ直すきっかけになればいいなと思います。身近なところからでも。誰もが自分らしく誇りをもって、闊歩できる社会になりますように、祈っています」
 とてもいい記事でした。こちらからぜひお読みください。


 ちなみに、飯塚モスオさんの前は、2006年にレズビアンのことを(独特のテイストで)楽しく描いた『ハニー&ハニー』で話題を呼んだ竹内佐千子さんが登場しています。竹内さんは「同性愛やマイノリティを題材にした映画やドラマを観まくるのもいいかもしれない。ああ、楽しそう、これは全人類やるべき」と言って、『キャロル』『ゴッズ・オウン・カントリー』『ハートストッパー』などを挙げています。こちらから読んでみてください。



 『GQ Japan』はハイステータス感のある男性総合誌ですが、2011年に「LGBTが世界を動かす。THE POWER OF LGBT」というすごい特集を組み、同年のTSSAで表彰されたほか、2013年にも同性カップルの子育てや結婚を支援する記事を掲載するなど、何度となくLGBTQのことをフィーチャーしてきました(ちなみに2019年には「GQ MEN OF THE YEAR」の「ユース・インフルエンサー・オブ・ザ・イヤー賞」にkemioさんを選出しています)。今回の漫画家のみなさんのシリーズも、コミュニティのみなさんが親しみを持てるような、とても良い企画だと思います。拍手!
 
 

参考記事:
漫画家・飯塚モスオさんの「わたしのプライド月間」
https://www.gqjapan.jp/culture/article/20220602-iizukamosuo

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