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紅白で『虎に翼』特別編の放送が決定、轟の花岡への恋心はどう描かれるのか？

2024年12月29日

　NHKは29日、第75回NHK紅白歌合戦（19:20～23:45）の中で連続テレビ小説『虎に翼』のスピンオフドラマ『虎に翼 紅白特別編』を放送すると発表しました。

　今年上半期に放送された『虎に翼』は、朝ドラ史上初めて同性カップルが描かれただけでなく、同性婚のこと、性的マイノリティのコミュニティのことまで描かれた記念碑的な作品でした。6月に轟が、泣きながら亡くなった花岡への恋心をよねに打ち明け（カムアウトし）、その後、時岡というパートナーができ、8月には「俺たちには支えあう保障が法的にない。死ねば、関係がなかったことになる。爺さんになって、人生を振り返ったとき、俺は心から幸せだったと言いたいんだ」と語る、涙なしには観られない「神回」が放送されました。最終週にも、轟のパートナーの時雄が「僕たちの関係が法的に認められるような、今日みたいな瞬間を、生きてる間に迎えられたらいいな」と言い、轟が「そのためにできることは続けよう。俺達がだめでも次の世代のために」というセリフがありました。（詳細はこちら）

　そんな『虎に翼』のスピンオフドラマ『虎に翼 紅白特別編』が紅白の中で放送されるということで、明日の総集編放送と合わせてとらつばファンの注目を集めそうです。
　スピンオフドラマは「法学部生の寅子を中心に巻き起こる年の瀬の物語」ということで、同性愛についての直接的な言及はなさそうですが（轟のカミングアウトは戦後の話なので）、轟と、彼が恋していた花岡が同じ時間を生きる世界が再び描かれるわけで、視聴者は、轟の恋心を知ったうえで、あらためて、二人のやりとりに注目するでしょうから、轟の花岡への恋心がそれとなくほのめかされたり、思いがにじむようなセリフが盛り込まれるのでは？と期待されます。
　
　今回の紅白では、主演の伊藤沙莉さんが司会を、脚本の吉田恵里香さんが審査員をつとめますし、米津玄師さんが6年ぶりに出演し、主題歌の「さよーならまたいつか！」を歌うことが決まっていて、ある意味「とらつば」祭り的な、ファン歓喜の紅白になりそうです。

　なお、公表されたタイムテーブルによると、氷川きよし（KIINA.）さんの「紅組／白組の枠を超えた特別企画」はお尻から数えて8番目で（22時半頃？）、その3組あとに米津玄師さん登場の特別企画（このタイミングでとらつばスピンオフが放送？）、そして大トリはMISIAさんという予定になっています。
　
『虎に翼　総集編』放送予定
総合・BSP4K
前編　12月30日（月）7:20～　
後編　12月30日（月）8:45～　

第75回NHK紅白歌合戦
NHK総合・BSP4K・BS8K・ラジオ第1
19:20～23:45
※中断ニュースあり　



参考記事：
『虎に翼 紅白特別編』 放送決定！（NHK）
https://www.nhk.or.jp/kouhaku/topics75/topics_241229-01.html

【紅白】新たな見どころ発表　『虎に翼』特別編放送、吉田恵里香氏脚本…内容予告「100年の時を超えた『はて？』」（オリコン）
https://www.oricon.co.jp/news/2361828/full/

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