g-lad xx

NEWS

チャーリーxcx、オリー・アレクサンダー、リナ・サワヤマらがトランスコミュニティへの連帯を表明を表明する公開書簡に署名しました

2025年05月02日

 オリー・アレクサンダー、チャーリーxcx、セルフ・エスティーム、ネナ・チェリー、リナ・サワヤマ、ジェシー・ウェアらが英国の音楽業界を代表してトランスジェンダー・コミュニティへの連帯を表明する公開書簡に署名しました。


 Billboard JAPANによると、4月16日に英国の最高裁判所が平等法の「女性」の定義は「生物学上の女性」であり、ジェンダー承認証明書(GRC)を持つトランス女性は含まれないとする判断を示したことを受けてトランスジェンダー・コミュニティとその支援者たちによって抗議行動や地域活動が展開されています。ここ数日間では、複数の作家や俳優(エディ・レッドメインやベラ・ラムジーら)が同様の公開書簡に署名し、この決定を非難するとともにコミュニティへの支援を表明しています。英国で初めてトランスジェンダーであることをカムアウトした判事であるヴィクトリア・マクラウド博士は、この決定を欧州人権裁判所へ上訴する計画を立てているそうです。
 アーティストのトム・ラスムーセンとパブリシストのトム・マーティンズがオリー・アレクサンダーと彼のマネージャーであるマーサ・キンの支援を受けて発表した公開書簡には、「英国の音楽業界は、創造性と包摂性を基盤に活気と多様性に富んだ分野であり、長年にわたり多様な声とアイデンティティを称賛してきた」「英国の音楽業界は私たちの最も先駆的で文化的に重要な資産の一つであり、トランスジェンダー、インターセックス、ノンバイナリーの人々が、産業の過去、現在、未来のあらゆる側面において深く根付いている」と記されています。書簡はさらに、アーティストや経営幹部は「トランスジェンダー、ノンバイナリー、インターセックスの同僚、コラボレーター、観客が、スタジオ、会場、オフィス、フェスティバルなど、業界のあらゆる場面で差別や嫌がらせから保護されるよう、早急に取り組む必要がある」としています。
 発表時点で330人を超える名前が署名に追加されており、この書簡はこれを「聴かれるべき声を拡大し、包摂性と真の正義を推進し、私たちの業界が誰もが歓迎され、先駆的な場であり続けることを確保する瞬間」と讃えています。この書簡はまた、主要なレーベル、インディペンデント・レーベル、出版社、マネージャー、PRS for Music、PPL、BPIなどの業界団体を含む英国の主要な業界団体に対し、「最高裁の判決を非難する私たちに賛同するよう」呼びかけています。
 公開書簡には、シャイガール、ジミー・サマーヴィル、ラヴァ・ラ・ルー、ジェイド(リトル・ミックス)、ムラ・マサ、メイベル、ジェイク・シアーズ、CMAT、ウルフ・アリス、MNEK、パロマ・フェイスなどのアーティストに加え、業界各分野の従業員も多数署名しています。
 また、この書簡には、プロモーターやコミュニティ・グループ「Queer House Party」が作った具体的な抗議のしかた(行動指針)へのリンクも掲載されているそうです。
 

参考記事:
チャーリーxcx/オリー・アレクサンダー/リナ・サワヤマなど、トランスジェンダー・コミュニティへの連帯を表明する公開書簡を発表(Billboard JAPAN)
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/149115

INDEX

SCHEDULE

    記事はありません。