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上智大の「ソフィアンズコンテスト」でクアラルンプール・とき子さんが優勝、ドラァグクイーンとして史上初

2025年11月07日

 多様なLGBTQの人たちがメディアでフィーチャーされていますとのニュースでもお伝えしていた上智大の学生でドラァグクイーンのクアラルンプール・とき子さんが、同大の「ソフィアンズコンテスト2025」でグランプリを受賞しました。ドラァグクイーンとしての受賞は史上初だそうです。(おめでとうございます!)

 
 『AERA』の記事によると、クアラルンプール出身のクアラルンプール・とき子さんは、小学生の頃、YouTubeで見たたドラァグクイーンに心を奪われたんだそう。大学で入ったミュージカルサークルで、ミュージカルにはドラァグクイーンが題材になった作品が多いことに気づき、その魅力にさらにハマっていったといいます。
 昨年の春、白血病と診断されたことをきっかけに、「死ぬかもっていう状態から奇跡的に治ったのですが、このまま世間体を気にして幸せになれなかったとしても、誰も私の人生の責任は取ってくれない。後悔したくないし、自分で行動するしかないと思ってジェンダーマイノリティーの部分を強く打ち出そうと思った」といい、逆境をバネにして観客を楽しませているように見えたドラァグクイーンの先輩たちのようになりたいという気持ちをつのらせ、二丁目の先輩たちに相談し、ドラァグクイーン・デビューを果たしました(大学生ナイトなどに出演してきました)。ミュージカルサークルの仲間も二丁目でのショーを見に来てくれたそうで、筋トレ部の仲間も「純粋に興味を持ってくれたというか、バカにするでもなく活動を面白がってくれる人ばかり」だったそうです。「新歓のビラ配りをドラァグクイーンの姿でやってみるよう提案してくれたり。温かいですよね」
 また、今年のお正月、双子の弟に「お兄ちゃんはゲイで、しかも女装してるんだ」ってカムアウトしたところ、初めは「えー!」みたいな感じだったのですが、「友達とショーを見に行くね」と言ってくれるようにまでなったそうです。
 
 一方、ルッキズムへの批判が高まるなか、上智大学では5年前から、従来の(見た目重視の)ミスコンを廃止し、男女の区別をなくし、出場者の個性や発信力を重視する「ソフィアンズコンテスト」を実施するようになり、大学卒業を控えた今年、クアラルンプール・とき子さんはこの「ソフィアンズコンテスト」のファイナリストとして出場することになっていました。コンテスト局長の仲野マリアさんは「コアにあるのはルッキズムのように表面的な部分で学生を順位付けして消費するのではなく、そこに挑戦してくれる人が自分らしく振る舞える場にしたいということです」と語っていました。
 そうして迎えた11月3日、クアラルンプール・とき子さんは見事に「ソフィアンズコンテスト」でグランプリに輝きました。ドラァグクイーンがグランプリを受賞するのは史上初だそうです。

 とき子さんはXに「これまで応援してくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます」とのコメントを投稿しました。 




参考記事:
「お兄ちゃんはゲイで、しかも女装してるんだ」 白血病を乗り越え“ドラァグクイーン”になった男子学生の決意と挑戦《上智大「ミスコン」廃止から5年》 クアラルンプール・とき子さんインタビュー (AERA)
https://dot.asahi.com/articles/-/267831

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