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aktaが厚労省からコミュニティセンター事業を受託する新体制へ

2026年04月01日

 4月1日(エイプリルフールではありません)、aktaの公式サイトに「コミュニティセンターaktaの「第三の創業」:新体制発足と改装のお知らせ」が掲載され、厚労省からコミュニティセンター事業を受託する新体制へと移行したことが発表されました。


 2003年の設立以来、コミュニティセンターaktaは厚生労働省の事業として、公益財団法人エイズ予防財団を受託団体とし、aktaのメンバーが実務を担うという形で歩んできましたが、4月1日から特定非営利活動法人aktaが直接、厚生労働省よりコミュニティセンター事業を受託し、運営のすべてを直接担う新体制へと移行しました。
 
 2013年に掲載したこちらのコラムでもお伝えしたように、1990年代後半、厚労省からサーベイランス(疫学研究)の委託を受けていた研究者・市川誠一先生(現金城学院大学教授)が、ゲイコミュニティに呼びかけ、MASH大阪やMASH東京/Rainbow Ring、ANGEL LIFE NAGOYAといったNGOが設立され、堂山にコミュニティセンター「dista」が設立されたり、ゲイバーやハッテン場にコンドームや啓発資材(パンフレットやポスターなど)を配布したり、大阪の「switch」、名古屋の「NLGR」といった検査イベントが開催されるなど、本格的な活動が可能になり、そうした流れの中で2003年、二丁目にコミュニティセンター「akta」が設立されたのでした(Rainbow Ringがぷれいす東京といっしょに、陽性者に寄り添いながらHIVのことを身近に感じられるようにする「Living Together」という素晴らしいムーブメントを生み出したことは繰り返しお伝えしたきた通りです)。その後、5年間の「戦略研究」という大きなプロジェクトを経て、2011年、新たに活動を継続していく有志により「akta」としての組織化を進め、2012年6月にはNPO法人aktaを設立(市川班から独立して)して東京のゲイ・バイセクシュアル男性向けHIV予防啓発を行う団体として再スタートすることになりました。しかし、充分な予算がないうえに、毎年10%ずつ予算が削減され…という状況で、その存続が危ぶまれたりもしていました。
 aktaのみなさんは大変ななか、頑張って活動を続け(YouTubeチャンネルでの発信も目覚ましいものがありました)、2024年にはaktaの理事長の岩橋さんが日本エイズ学会の大会長をつとめたり、昨年11月にはバンコクで開催された「HERO Award 2025」のCommunity Organization部門を受賞したりしました。
 そうした活動の功績を認められ、今回の受託につながったと思われます。おめでとうございます。
 
 公式サイトでは「私たちが自ら責任を負い、自律的な活動を展開すること。そして、活動の持続可能性を確保し、次世代へつなぐ将来への対策を講じること。これらを見据え、入念に準備を進めてまいりました。この挑戦がより良い未来を切り拓くよう、akta一同、不退転の決意で取り組んでまいります。また「第三の創業」については、他にも大きなプロジェクトがいくつか控えています。段階的にみなさまにも公開できるように、鋭意準備を進めております」と述べられています。
 新体制の発足、そして6月の東京プライドや「新しいU=Uキャンペーン」を最高の形でお迎えするため、コミュニティセンターaktaでは現在、館内の改装作業が進められているそうです。
「営業を継続しながらフェーズを分けて進めておりますが、最終仕上げのため、5月半ばに一時休館を予定しております。皆様にはご不便をおかけいたしますが、5月末日には、より快適で開かれた場所として生まれ変わる「新生コミュニティセンターakta」をお披露目できる予定です。ぜひ、楽しみにお待ちください」とのことです。
 
 長年、たくさんの二丁目ピープルの拠り所としてさまざまな素敵なイベントが生み出されてきたコミュニティセンターaktaがリニューアルされ、より快適で開かれた場所として生まれ変わるのを、楽しみに待ちましょう。

 
参考記事:
コミュニティセンターaktaの「第三の創業」:新体制発足と改装のお知らせ(akta)
https://akta.jp/information/6781/

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