REVIEW
アート展レポート:Queer Art Exhibition
Queer Space Tokyoで【Queer Art Exhibition】が開催中です。「これがクィア・アートというものです」と言いたくなるような素晴らしい展覧会です。代々木公園のプライドフェスティバルのついでにぜひ、お立ち寄りください

Queer Art Exhibitionは昨年、Tokyo Prideのリニューアルに伴って新たに始まった企画です(昨年のレポートはこちら)。今年もLGBTQ+のアーティストによる作品を中心に、クィア文化の紹介やその歴史を見つめ直す作品、またLGBTQ+コミュニティの物語やアイデンティティを表現した作品など、約40名のアーティストによる作品が一堂に展示されています。
本当は6月3日にスタートする予定でしたが、台風6号の接近が警告されていたため、急遽、4日からとなった【Queer Art Exhibition】。g-lad xxは5日の金曜日の夕方におじゃましました。
会場の中央に、仕切りというか大きなパネルが設けられていて、たくさん展示ができるようになっていました。
日本の方だけでなく、海外のお客さんもいらっしゃって(フランス語が聞こえてきました)、そうだよね、アートは国境を越えるし、自分もメルボルンのプライドに行った時とかアート展を観て回ったなぁと(海外だとトークイベントやなんかはつらいんですよね…その点、アート展はいいです。言葉がわからなくても観て楽しめます)











じっくり、実に小1時間ほどかけて、たくさんの作品を観ました。
クィアというのは、性の多様性とか「みんなちがってみんないい」じゃなくて、世間の性規範への「抵抗」であるということをすごく意識されている方が多かったと思いました。総じて「これがクィア・アートというものです」と太鼓判を押したくなるような、素晴らしい展覧会でした。今回、3つの作品が撮影禁止だったのですが、そういう作品にこそ「抵抗」という意味でのクィア性が濃厚に描かれていましたし、クィア魂と呼ぶべきものが宿っていました。ぜひ会場でご覧いただきたいです。
最後にTRP共同代表の佐藤ユウコさんの作品も展示されていたのですが、アーティストの中のお一方が体調不良で出展が叶わなくなり、スペースが空いてしまったので、それじゃ…と急遽、ご自身の作品を持って来て展示することになったんだそう。こんな才能があったなんて!と驚きました(スタッフの方も全員、驚いたそうです)
昨年の展示ともまた違う作風の作品が楽しめて(漫画やZINE、洋服やパフォーマンス作品などもありました)、こんなに当事者のアーティストがたくさんいらっしゃるのか!と驚いたりもして、グッときたり、心動かされたりする作品が目白押しで、ずっと何時間でもそこにいたくなるような、本当にいい刺激をもらえる(エンドルフィンがたくさん出そうな)展覧会でした。
無料でご覧いただけますので、プライドフェスティバルと合わせてぜひお立ち寄りください。推しのアーティストに投票したり、ポストカードを購入したりもできます(一部の作品は頒布もしています)
Queer Art Exhibition
会期:6月4日(木)~28日(火)
会場:Queer Space Tokyo(東京都港区南青山7-10-3 南青山STビル1F ※渋谷駅51番バス乗り場から六本木方面行きのバスに乗って2つ目の南青山7丁目のバス停を降りてすぐです)
開館時間:12:00-19:00
休館日:月火
出展アーティスト(順不同):蒼/あんず/vivi & vela/上田有紗/大塚隆史 a.k.a. taqotsuka/OTOKONOKOTO/おもち/織部 佳積/かしま/KANE and KOTFE/狩野萌/川端 櫂/kurukuru ART/アヤスズキ/Kuro Roi/コココ/佐海ずう/末浪(大塚)伸二/Stitchguy/TEN/鳥籠みつ器/浪岡 道祐/Nelson Hor Ee Herng/NOAH 淵 ノア/能村/バスコ田ガマ子/林克彦/藤木 幸聖/HEY2/街角ノワ/実禾[mitsuwa]/村上陽香/最寄り/リリコーコ/林家夯 Lin Jaihang/久々利/翔平/長嶋一孝/FROM THE HELL MAGAZINE
※各アーティストのプロフィール・作品コンセプトについては公式サイトをご覧ください
INDEX
- アート展レポート:Queer Art Exhibition
- 日本のLGBTQの運動史が初めて一冊の本になりました:『LGBTヒストリーブック日本編 平等を求めて声をあげた人々の闘い』
- 日本初のプライドパレード開催、そして挫折…草創期のゲイリブを牽引したレジェンド・南定四郎さんの人生を追ったドキュメンタリー映画『熱狂をこえて』
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