REVIEW
映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
「コンピュータの父」であり第二次大戦の英雄であったアラン・チューリングの天才と、ゲイを許さなかった時代ゆえの悲劇を描ききった感動的な映画です。今をときめくベネディクト・カンバーバッチが主演し、アカデミー賞脚色賞を受賞したほか多数の映画賞で賞賛を集め、社会的影響も高い注目作。必見です!
第87回アカデミー賞授賞式。客席から万雷の拍手を浴び、最も感動的だったと言われるスピーチをしたのが『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の脚本でアカデミー脚色賞を受賞した脚本家のグレアム・ムーアでした。
「16歳の時、私は自殺を図りました。しかし、そんな私が今ここに立っています。私はこの場を、自分の居場所がないと感じている子どもたちのために捧げたい。あなたには居場所があります。どうかそのまま、変わったままで、他の人と違うままでいてください。そしていつかあなたがこの場所に立った時に、同じメッセージを伝えてあげてください」
授賞式後の舞台裏のインタビューでは、十代の頃からうつ病と闘っていることを告白し、こう語りました。
「私は同性愛者ではありませんが、しかしこれまで自分のうつ病のことを公の場で話したことはありませんでした。この映画ではまさにそういったことを描いていて、そしてそれは私がアラン・チューリングに強く惹かれた理由の一つでもあります」
「私たちは皆、さまざまな理由から『自分は変わっている』と感じていると思います。チューリングにも変わったところがあり、私にもある。チューリングのそういった部分がいつも私の心を動かすのです」
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は、アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞など8部門にノミネートされた(脚色賞を受賞した)のをはじめ、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞など、夥しい数の映画賞でノミネート・受賞に輝いています。そして、作品およびキャスト・スタッフが、ヒューマン・ライツ・キャンペーンによって表彰されたほか、3/21発表のGLAADメディア賞でも受賞が期待されるなど、コミュニティ内でも高く評価されています。
そんな『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』が、3月13日から待望の日本公開を果たし、初日は満席が相次ぐ大盛況ぶりを見せました。大盛況につながったのはおそらく、アカデミー賞効果だけでなく、アラン・チューリングの役を演じたのが今をときめくベネディクト・カンバーバッチ(ベネ様)だったから、ということも大きいのではないでしょうか。実際、ベネディクト・カンバーバッチはハマり役で、彼の独特の(個性的でありながら観る者を魅了する)容姿と素晴らしい演技が、この映画の成功を約束するものとなりました。
1952年、ケンブリッジ大学教授であるアラン・チューリングの家に泥棒が侵入。当の教授はさっさと警察を追い返しますが、不審に思った刑事が教授を追及すると、その口から予想だにしない真実が告げられる…
天才数学者のアラン・チューリングは、第二次大戦が始まると、ドイツ軍の「エニグマ」という史上最高に難解な暗号(159×10の18乗通りの設定があり、それが毎日変えられる)を解読する任務に就きました。人の手ではとても無理なので、彼は計算マシン(コンピュータの原型みたいなもの)を組み立てようとするのですが、子どもの頃から人とのコミュニケーションが苦手ったせいで(変わり者であったがゆえに学校でいじめられるアランの子ども時代のエピソードが挿入され、せつなさを高めます)、チームの仲間にも上司にも反発をくらい…。さまざまな紆余曲折を経て、アランたちはついに解読に成功し、連合国を勝利に導きます(この「エニグマ」の解読は、第二次大戦の終了を2年早め、約1400万人の命を救ったと言われているそうです)
戦争が終わると「エニグマ」解読の事実は軍事機密とされたため、誰もアラン・チューリングが世界を救ったなんて知りませんでした。もし彼がずっと生きていさえすれば、英雄として讃えられる機会が訪れたことでしょう。しかし、それは叶いませんでした。同性との性行為に及んだかどで逮捕され、性欲を抑えるために女性ホルモンを投与されるという不条理な罰を受け、1954年に青酸カリで自殺したからです。
映画は、天才数学者であり、風変わりなオタクであり、ゲイであったアランの姿を生き生きと魅力的に描き出し(カンバーバッチの面目躍如です)、同時に、ゲイであるというだけで罰せられることの不条理を、これ以上望むべくもないほどの説得力で、観客に訴えます。誰もが、アランチューリングの偉大さを認め、そのキャラクターに魅せられ、あのおかしな法さえなければ…とせつない気持ちにさせられるはずです(自由を旗印に掲げてナチス・ドイツと戦った英国が、まるでユダヤ人を迫害したナチスのようにゲイを迫害していた、その不条理に気づかされるのです)
大筋は以上の通りです(ここまではよく知られている話です)。しかし、それだけではなく、脚本の細部にさまざまな真実が宿っています。そこが、この作品を単なる「アラン・チューリングの生涯を描いた伝記映画」にはとどめず、多くの観客の共感を呼ぶところとなった秘密なのではないかと思います。
アランは、子ども時代にいじめられた経験から、暴力を徹底的に忌避する言葉を発しています。そして(詳しくは映画で観ていただきたいのですが)、学校で唯一の友達だったクリストファーとの友情を生涯にわたって大切にしていました。これは「友愛」についての物語でもあるのです(フーコーをはじめ、多くの研究者が、ゲイの人間関係のうちに「友愛」を見出しています)
そのこととも関係するのですが、アランは、女性があからさまに蔑まれていた時代にあって(ゲイの扱いと並んで、観客を驚かせます)、ジョーン・クラークという才能ある女性を登用し、生涯にわたる友情を築いています。「誰も想像しない人が想像できない偉業をやってのける」という言葉が、二人を支えます。
チームの仲間たちと距離ができてしまったアランが、ジョーンのアドバイスでみんなに林檎を配るエピソードには、ハッとさせられます。林檎は(おそらく本国ではあまりにも有名なので、映画の中では描かれませんでしたが)、アランが自殺と見られる不審死を遂げたときにベッドの傍らに落ちていた、ある意味「ダイイングメッセージ」だったからです(それは、好きだった白雪姫の物語になぞらえて林檎に毒を含ませ就寝前に口にしたとか、母親や親族を思って事故だと解釈できる状況を作ってからの周到な自殺だったとか、さまざまな推測を呼んできましたが、少なくとも、自殺が同性との性行為で罰せられたことのショックによるものではなく、世の不条理に対する抗議の意味合いだったと受け止められてきました)。アランにとって林檎は友情の印としての意味もあったのだと思うと、アランが林檎を持って自殺したということが、よりせつない色合いを帯びてくるのです。
2013年のクリスマス・イブ、英国のエリザベス女王はアラン・チューリングに死後恩赦を与えました。没後59年目にしてようやく、チューリングの不名誉な「罪」が取り消されたのです。
英国では映画『The Imitation Game』の公開から2ヶ月が経った2015年1月、俳優のスティーヴン・フライが、ハーヴェイ・ワインスタイン、チューリングの大姪レイチェル・バーンズ、そしてベネディクト・カンバーバッチとともに、これまでソドミー法によって有罪とされてきた約4万9000人と言われるゲイたちの恩赦を求める活動を開始しました。
フライは「チューリングを苦しめたのと同じ法によって5万から7万もの男性たちが投獄され、化学的に去勢され、人生を破壊されたり自殺を図ったりしたとき、アラン・チューリングは天才だったからというだけで恩赦されてよいのか。彼が恩赦されるべきなら、その名前を生涯毀損され、しかしまだ家族のいるすべての男性たちも恩赦されるべきではないかという普遍的な感情がある。それは多くの脅迫と不幸と苦痛を可能にした、汚く、悪しき、忌むべき法律だった。さらに忌むべき、しかし同類の法に苦しんだオスカー・ワイルドがそうであったように、チューリングは彼の時代において象徴的な存在である」と語りました。
カンバーバッチは「アラン・チューリングは、すべての人間がそうであるように、与えられて当然の愛を求めたというだけで、彼を犯罪者呼ばわりした社会によって訴追されたばかりか、ほぼ間違いなく人生を早く終えるよう促された。60年後、同じ政府が彼を恩赦する、「赦す」と言った。これは嘆かわしいと私は思う。なぜなら、赦しを可能にしたのはチューリングではなく政府の行為であり、他の4万9000人の訴追された男性たちも同じ処遇を受けて当然だからだ」と語りました。
ヒューマン・ライツ・キャンペーンのチャド・グリフィンも「ウィンストン・チャーチルはアラン・チューリングが『第二次大戦の連合国の勝利に最大の貢献を果たした』と述べた。彼の罪はゲイだということだけだ。英国では4万9000人以上のゲイ男性やゲイ女性が同じ法律によって訴追された。チューリングは女王エリザベス2世によって2013年に恩赦された。彼以外はされていない。この映画を称えよ。この男を称えよ。そして、他の4万9000人の正義を成し遂げるための運動を称えよ」と賛同の意を示し、活動家ピーター・タッチェル、英国のゲイ雑誌『アティテュード』など、ゲイコミュニティの有名人たちもそれに続きました。この運動は世界的な広がりを見せ(こちらで署名が集められています)、マット・デイモン、マイケル・ダグラス、ジェシカ・アルバ、ブライアン・クランストン、アナ・ウィンターら多くのセレブも賛同しています。
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
2014年/アメリカ、イギリス/配給:ギャガ/監督:モルテン・ティルドゥム/原作:アンドリュー・ホッジス『Alan Turing: The Enigma』/脚本・製作総指揮:グレアム・ムーア/出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、マーク・ストロング、チャールズ・ダンス、アレン・リーチ、マシュー・ビアード、ロリー・キニアほか/全国で公開中
「16歳の時、私は自殺を図りました。しかし、そんな私が今ここに立っています。私はこの場を、自分の居場所がないと感じている子どもたちのために捧げたい。あなたには居場所があります。どうかそのまま、変わったままで、他の人と違うままでいてください。そしていつかあなたがこの場所に立った時に、同じメッセージを伝えてあげてください」
授賞式後の舞台裏のインタビューでは、十代の頃からうつ病と闘っていることを告白し、こう語りました。
「私は同性愛者ではありませんが、しかしこれまで自分のうつ病のことを公の場で話したことはありませんでした。この映画ではまさにそういったことを描いていて、そしてそれは私がアラン・チューリングに強く惹かれた理由の一つでもあります」
「私たちは皆、さまざまな理由から『自分は変わっている』と感じていると思います。チューリングにも変わったところがあり、私にもある。チューリングのそういった部分がいつも私の心を動かすのです」
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は、アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞など8部門にノミネートされた(脚色賞を受賞した)のをはじめ、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞など、夥しい数の映画賞でノミネート・受賞に輝いています。そして、作品およびキャスト・スタッフが、ヒューマン・ライツ・キャンペーンによって表彰されたほか、3/21発表のGLAADメディア賞でも受賞が期待されるなど、コミュニティ内でも高く評価されています。
そんな『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』が、3月13日から待望の日本公開を果たし、初日は満席が相次ぐ大盛況ぶりを見せました。大盛況につながったのはおそらく、アカデミー賞効果だけでなく、アラン・チューリングの役を演じたのが今をときめくベネディクト・カンバーバッチ(ベネ様)だったから、ということも大きいのではないでしょうか。実際、ベネディクト・カンバーバッチはハマり役で、彼の独特の(個性的でありながら観る者を魅了する)容姿と素晴らしい演技が、この映画の成功を約束するものとなりました。
天才数学者のアラン・チューリングは、第二次大戦が始まると、ドイツ軍の「エニグマ」という史上最高に難解な暗号(159×10の18乗通りの設定があり、それが毎日変えられる)を解読する任務に就きました。人の手ではとても無理なので、彼は計算マシン(コンピュータの原型みたいなもの)を組み立てようとするのですが、子どもの頃から人とのコミュニケーションが苦手ったせいで(変わり者であったがゆえに学校でいじめられるアランの子ども時代のエピソードが挿入され、せつなさを高めます)、チームの仲間にも上司にも反発をくらい…。さまざまな紆余曲折を経て、アランたちはついに解読に成功し、連合国を勝利に導きます(この「エニグマ」の解読は、第二次大戦の終了を2年早め、約1400万人の命を救ったと言われているそうです)
戦争が終わると「エニグマ」解読の事実は軍事機密とされたため、誰もアラン・チューリングが世界を救ったなんて知りませんでした。もし彼がずっと生きていさえすれば、英雄として讃えられる機会が訪れたことでしょう。しかし、それは叶いませんでした。同性との性行為に及んだかどで逮捕され、性欲を抑えるために女性ホルモンを投与されるという不条理な罰を受け、1954年に青酸カリで自殺したからです。
映画は、天才数学者であり、風変わりなオタクであり、ゲイであったアランの姿を生き生きと魅力的に描き出し(カンバーバッチの面目躍如です)、同時に、ゲイであるというだけで罰せられることの不条理を、これ以上望むべくもないほどの説得力で、観客に訴えます。誰もが、アランチューリングの偉大さを認め、そのキャラクターに魅せられ、あのおかしな法さえなければ…とせつない気持ちにさせられるはずです(自由を旗印に掲げてナチス・ドイツと戦った英国が、まるでユダヤ人を迫害したナチスのようにゲイを迫害していた、その不条理に気づかされるのです)
大筋は以上の通りです(ここまではよく知られている話です)。しかし、それだけではなく、脚本の細部にさまざまな真実が宿っています。そこが、この作品を単なる「アラン・チューリングの生涯を描いた伝記映画」にはとどめず、多くの観客の共感を呼ぶところとなった秘密なのではないかと思います。
アランは、子ども時代にいじめられた経験から、暴力を徹底的に忌避する言葉を発しています。そして(詳しくは映画で観ていただきたいのですが)、学校で唯一の友達だったクリストファーとの友情を生涯にわたって大切にしていました。これは「友愛」についての物語でもあるのです(フーコーをはじめ、多くの研究者が、ゲイの人間関係のうちに「友愛」を見出しています)
そのこととも関係するのですが、アランは、女性があからさまに蔑まれていた時代にあって(ゲイの扱いと並んで、観客を驚かせます)、ジョーン・クラークという才能ある女性を登用し、生涯にわたる友情を築いています。「誰も想像しない人が想像できない偉業をやってのける」という言葉が、二人を支えます。
チームの仲間たちと距離ができてしまったアランが、ジョーンのアドバイスでみんなに林檎を配るエピソードには、ハッとさせられます。林檎は(おそらく本国ではあまりにも有名なので、映画の中では描かれませんでしたが)、アランが自殺と見られる不審死を遂げたときにベッドの傍らに落ちていた、ある意味「ダイイングメッセージ」だったからです(それは、好きだった白雪姫の物語になぞらえて林檎に毒を含ませ就寝前に口にしたとか、母親や親族を思って事故だと解釈できる状況を作ってからの周到な自殺だったとか、さまざまな推測を呼んできましたが、少なくとも、自殺が同性との性行為で罰せられたことのショックによるものではなく、世の不条理に対する抗議の意味合いだったと受け止められてきました)。アランにとって林檎は友情の印としての意味もあったのだと思うと、アランが林檎を持って自殺したということが、よりせつない色合いを帯びてくるのです。
2013年のクリスマス・イブ、英国のエリザベス女王はアラン・チューリングに死後恩赦を与えました。没後59年目にしてようやく、チューリングの不名誉な「罪」が取り消されたのです。
英国では映画『The Imitation Game』の公開から2ヶ月が経った2015年1月、俳優のスティーヴン・フライが、ハーヴェイ・ワインスタイン、チューリングの大姪レイチェル・バーンズ、そしてベネディクト・カンバーバッチとともに、これまでソドミー法によって有罪とされてきた約4万9000人と言われるゲイたちの恩赦を求める活動を開始しました。
フライは「チューリングを苦しめたのと同じ法によって5万から7万もの男性たちが投獄され、化学的に去勢され、人生を破壊されたり自殺を図ったりしたとき、アラン・チューリングは天才だったからというだけで恩赦されてよいのか。彼が恩赦されるべきなら、その名前を生涯毀損され、しかしまだ家族のいるすべての男性たちも恩赦されるべきではないかという普遍的な感情がある。それは多くの脅迫と不幸と苦痛を可能にした、汚く、悪しき、忌むべき法律だった。さらに忌むべき、しかし同類の法に苦しんだオスカー・ワイルドがそうであったように、チューリングは彼の時代において象徴的な存在である」と語りました。
カンバーバッチは「アラン・チューリングは、すべての人間がそうであるように、与えられて当然の愛を求めたというだけで、彼を犯罪者呼ばわりした社会によって訴追されたばかりか、ほぼ間違いなく人生を早く終えるよう促された。60年後、同じ政府が彼を恩赦する、「赦す」と言った。これは嘆かわしいと私は思う。なぜなら、赦しを可能にしたのはチューリングではなく政府の行為であり、他の4万9000人の訴追された男性たちも同じ処遇を受けて当然だからだ」と語りました。
ヒューマン・ライツ・キャンペーンのチャド・グリフィンも「ウィンストン・チャーチルはアラン・チューリングが『第二次大戦の連合国の勝利に最大の貢献を果たした』と述べた。彼の罪はゲイだということだけだ。英国では4万9000人以上のゲイ男性やゲイ女性が同じ法律によって訴追された。チューリングは女王エリザベス2世によって2013年に恩赦された。彼以外はされていない。この映画を称えよ。この男を称えよ。そして、他の4万9000人の正義を成し遂げるための運動を称えよ」と賛同の意を示し、活動家ピーター・タッチェル、英国のゲイ雑誌『アティテュード』など、ゲイコミュニティの有名人たちもそれに続きました。この運動は世界的な広がりを見せ(こちらで署名が集められています)、マット・デイモン、マイケル・ダグラス、ジェシカ・アルバ、ブライアン・クランストン、アナ・ウィンターら多くのセレブも賛同しています。
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
2014年/アメリカ、イギリス/配給:ギャガ/監督:モルテン・ティルドゥム/原作:アンドリュー・ホッジス『Alan Turing: The Enigma』/脚本・製作総指揮:グレアム・ムーア/出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、マーク・ストロング、チャールズ・ダンス、アレン・リーチ、マシュー・ビアード、ロリー・キニアほか/全国で公開中
INDEX
- 若い時にエイズ禍の時代を過ごしたゲイの心の傷を癒しながら魂の救済としての愛を描いた名作映画『異人たち』
- アート展レポート:能村個展「禁の薔薇」
- ダンスパフォーマンスとクィアなメッセージの素晴らしさに感動…マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』
- 韓国のベアコミュニティが作ったドラマ「Cheers 짠하면알수있어」
- リュック・ベッソンがドラァグクイーンのダーク・ヒーローを生み出し、ベネチアで大絶賛された映画『DOGMAN ドッグマン』
- マジョリティの贖罪意識を満たすためのステレオタイプに「FxxK」と言っちゃうコメディ映画『アメリカン・フィクション』
- クィアでブラックなミュージカル・コメディ・アニメドラマ『ハズビン・ホテルへようこそ』
- 涙、涙…の劇団フライングステージ『こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-』第二部
- 心からの拍手を贈りたい! 劇団フライングステージ 『こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-』第一部
- 40代で性別移行を決意した人のリアリティを描く映画『鏡をのぞけば〜押された背中〜』
- エストニアの同性婚実現の原動力になった美しくも切ない映画『Firebirdファイアバード』
- ゲイの愛と性、HIV/エイズ、コミュニティをめぐる壮大な物語を通じて次世代へと希望をつなぐ、感動の舞台『インヘリタンス-継承-』
- 愛と感動と「ステキ!」が詰まったドラァグ・ムービー『ジャンプ、ダーリン』
- なぜ二丁目がゲイにとって大切な街かということを書ききった金字塔的名著が復刊:『二丁目からウロコ 増補改訂版--新宿ゲイ街スクラップブック』
- 『シッツ・クリーク』ダン・レヴィの初監督長編映画『ため息に乾杯』はゲイテイストにグリーフワークを描いた素敵な作品でした
- 差別野郎だったおっさんがゲイ友のおかげで生まれ変わっていく様を描いた名作ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』
- 春田と牧のラブラブな同棲生活がスタート! 『おっさんずラブ-リターンズ-』
- レビュー:大島岳『HIVとともに生きる 傷つきとレジリエンスのライフヒストリー研究』
- アート展レポート:キース・へリング展 アートをストリートへ
- レナード・バーンスタインの音楽とその私生活の真実を描いた映画『マエストロ:その音楽と愛と』
SCHEDULE
- 10.11さなえナイト 〜SNE48〜
- 10.12NOLZA vol.9
- 10.13三重レインボープライドin 津まつり大パレード
- 10.13AVALON -CONTACT-
- 10.13ゆるぽナイト