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レインボー・リール東京2023初日レポート
7月15日(土)、レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)が表参道のスパイラルホールで開幕しました。初日レポートをお届けします。
第31回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)が7月15日(土)、表参道のスパイラルホールで開幕しました。
これまでは、スパイラルでの上映(本祭)の前に、シネマート新宿などの映画館で上映期間が設けられることが多かったのですが、今年はそうではなく、スパイラルでの開催の1週間後に、渋谷ユーロスペースで、というかたちになりました。
20年以上にわたってスパイラルの入口に掲げられてきたレインボーフラッグですが、今年は映画祭のロゴが入ったレインボーフラッグにバージョンアップしていました。
涼しくておしゃれなスパイラルの階段を3階まで上がると、そこが会場です。レインボーアクセサリーやLGBTQ関連の本を販売するキオスクブースのほか、フレシネ(スパークリングワイン)などをいただけるドリンクカウンターも復活!し、ホワイエで優雅に開場を待つことができます。また、応援メッセージや、今回上映の作品のポスターなども展示されていました。
19時前、整理券の番号順にお客様が入場し、時間が来て、会場が暗転すると、映画祭の今回の作品のダイジェスト的な紹介の映像や、LGBTファイナンスなどスポンサーのCM映像、そして、『沖縄カミングアウト物語』の松岡弘明監督の第2作であるプライドパレードを日本で初めて立ち上げた南定四郎さんのドキュメンタリー映画の予告、『93歳のゲイ』の完全版となる映画の予告などが流れました。
それから、軽快な音楽とともに、代表の宮沢英樹さんからご挨拶がありました。宮沢さんは「昨今、LGBTQの法律や制度ができたり、新しい動きがたくさん起きていますが、悲しい出来事もあり、いまだに生きづらさが解消されていないのを感じます。この映画祭で上映される映画が、希望の種になることを祈っています」と語り、会場から大きな拍手が贈られました。
また、オープニング作品『孔雀』の上映に先立ち、ピョン・ソンビン監督が登場し、「皆様にお会いできてうれしいです」とご挨拶しました。
(『孔雀』のレビューと、上映後のトークショーについてはこちらをご覧ください)
映画祭は17日(月祝)までスパイラルホールで開催されます。
猛暑ではありますが、涼しい会場で(汗をかいて冷房の効いた会場で2時間映画を観ているとちょっと寒く感じるかも…何かシャツとかタオルとかを持っていくとよいかもしれません)、LGBTQのみなさんで一緒に、ハートウォーミングな映画鑑賞を。観終わったあとに拍手が起きたりするのも映画祭の醍醐味です。
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