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特集:2023年秋冬のオススメ演劇作品
この9月〜12月、各地で素敵な演劇作品がいろいろと上演されます。情報をまとめてご紹介いたします
(『チョコレートドーナツ』2020年上演時より)
ようやく夜は少し涼しくなってきましたね。芸術の秋、到来です。というわけで、この9月〜12月に上演される演劇・舞台作品の情報をお伝えします。映画館や美術館・ギャラリーと併せて、劇場にもぜひ足を運んでみてください。
(最終更新日:2023年11月29日)
9月8日・9日 札幌
劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」
ゲイの劇団フライングステージの関根信一さんが作・演出をつとめ、すでに何度か上演されている劇団うりんこ『わたしとわたし、ぼくとぼく』が、さっぽろレインボープライドの関連イベントとして札幌で上演されます。北海道のみなさん、ぜひ!(レビューはこちら)
「LGBTQ+をテーマにした、子どもから大人まで観られるお芝居をつくりました。『すべての人が自分らしく生きられるように』『自分とは違う人も大切にできる世界に』という思いを込めています。この物語では札幌という地が、主人公達にとって、とても大切な分岐点になります。ずっとずっとやりたかった札幌公演! ぜひ、たくさんの方に観に来ていただけたらと思います」(劇団うりんこより)
(なお、9月18日(月祝)に宮崎県延岡市でも公演があるそうです。詳細はこちらをご覧ください)
<あらすじ>
保育園に勤める30歳の健人は、男性保育士に対する保護者の偏見に落ち込み、ゲイであることを打ち明けられずに引きこもってしまった。ある日、鏡を見ていると、1人の少女が現れて、言った。『世界を救って欲しい』少女き導かれて1997年の教室へ。そこで10歳の自分と出会い…
劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」
日時:2023年9月8日(金)19:00-、9日(土)14:00-
会場:生活支援型文化施設 コンカリーニョ(北海道札幌市西区八軒1条西1丁目2-10)
料金:一般 2000円、U-18 1500円(4歳以上有料) ※全席自由
チケットはこちらから
作・演出:関根信一
出演:児玉しし丸、小原ひろみ、まきのかずひこ、藤本伸江、杉浦耶麻人、むらつばきはるな、平野萩、もげ
9月17日(日)・18日(月祝) 東京
演劇集団LGBTI東京 企画公演「ここにいるよ2023」
今年の東京レインボープライドのステージで、そのドキュメンタリーが上映されていた演劇集団LGBTI東京。性的マイノリティとアライの方たちで構成された劇団で、団員の中にはノンセクシュアル、クエスチョニングの方など多様性に富んだ方たちがいらっしゃるそうです。
今回の企画公演「ここにいるよ2023」は、LGBTQの当事者が描く、すべての中高生に捧げる現代劇。「性の多様性や人権問題を絡めつつ、現代の中高生が抱えるLGBT問題をリアルに描く」作品だそうです。
<あらすじ>
高校二年生のあーこは、ある日、スマホデビューを果たした。女の子を好きな自分をずっと否定してきたあーこだったが、SNS等で多くのLGBTの人たちと出会い、自分の気持ちを認め始める…。
演劇集団LGBTI東京 企画公演「ここにいるよ2023」
日時:2023年9月17日(日)13:00- /18:00-、18日(月祝)12:00- /17:00-
会場:高円寺K'sスタジオ本館(東京都杉並区梅里1-22-22 パラシオン高円寺B1-100号)
料金:当日券3,500円、前売券3,000円
チケットはこちらから
脚本:小住優利子
演出:立花みず季
出演:CONAN、相馬みなも、長月うさぎ、佐藤圭(以上、演劇集団LGBTI東京)、燈村実樹、内藤有香、片田好美、アイリーン
10月8日〜11月23日 東京、大阪、熊本、仙台、名古屋
「チョコレートドーナツ」
2020年、世界で初めて舞台化を果たした「チョコレートドーナツ」が、この秋にめでたく再演されることになりました。東京を皮切りに、大阪、熊本、仙台、名古屋で上演されます。
ゲイが育児放棄されたダウン症の子を引き取って育てたという実話に着想を得て製作された映画『チョコレートドーナツ』は、日本でも多くの観客の涙を誘い、単館上映ながらロングラン大ヒットを記録しました。社会的マイノリティが直面する問題を告発しつつ、愛と自由を求める人間の本質を描いた名作です。この映画が2020年、世界で初めて宮本亞門さんの演出で舞台化されました。折からのコロナ禍で残念ながらわずかな上演回数となってしまったのですが、今年10月に満を持して再演されることが決定しました。
「家族とは? 愛とは? 人を思う気持ちとは? この物語は、1979年の実在したゲイと公言するルディを元に作られました。麻薬患者の母から育児放棄されたダウン症のある子供を、ルディは家族のように育てようと奮闘します。しかしLGBTQ+の人たちが家族を育てることは、当時のアメリカでは計り知れない困難を強いられることでした。今もまだ同性婚が認められない日本で、この再演の意味を深め、これからの「あるべき姿」また「あってはならないこと」は何かを、共に考えつつ稽古できればと思っています」(宮本亞門さんコメント)
ルディ役は前回に続き、魅惑のダンス、歌、演技で観客を虜にした東山紀之さん、そして、ポール役に岡本圭人さんを新たに迎え、宮本亞門さんの翻案・脚本・演出で上演されます。映画では、ルディは割としっとり歌を聞かせる感じでしたが、この舞台では、ドラァグクイーン・ショーのように、70年代のアメリカのヒットナンバーを散りばめた華やかなショーシーンも盛り込まれています。どうぞご期待ください。
<あらすじ>
1979年、ウエストハリウッド。シンガーを夢見ながらもショーパブのダンサーとして生活の糧を得るルディ。正義を求めながらも、ゲイであることを隠して生きる検察官のポール。ある夜、ショーパブに客として訪れた検察官のポールは、ステージ上のルディに魅了され、二人はたちまち恋に落ちる。
「夢はベット・ミドラーになること。」
「だったらなるべきだ」
ルディが暮らしている安アパートの隣室には、薬物依存症の母親とダウン症のある少年マルコが住んでいた。ある夜、大音量で音楽をかけっぱなしの部屋にマルコを一人残し、母親は男といなくなってしまう。ルディが騒音を注意しに乗り込んだ部屋には、ただうずくまり、母親の帰宅を待つ少年マルコがいた。不憫に思ったルディは、マルコを連れ帰る。しかし、ポールは「家庭局に連絡してマルコを施設にあずけろ」と助言する。その言葉に反発するルディだったが、マルコの母親は薬物所持で逮捕され、マルコはお気に入りの人形を抱きしめたまま、強制的に施設に連れて行かれ…。
しかし二人は、ポールの法的知識を駆使してマルコを救い出すことに成功。“いとこ”同士と偽り、生活環境の整っているポールの家で、マルコと共に暮らし始める。初めて学校に通うマルコ。ポールはマルコの宿題を手伝い、ルディは毎朝朝食を作り、眠る前にはハッピーエンドの話を聞かせてマルコを眠らせる…。まるで本当の両親のように、二人はマルコを愛し、大切に育てた。
しかし、家族になることを望む三人の前に、差別と偏見の壁が立ちはだかる…。
「チョコレートドーナツ」
原作:トラヴィス・ファイン/ジョージ・アーサー・ブルーム(トラヴィス・ファイン監督映画『チョコレートドーナツ(原題:ANY DAY NOW)』より)
翻案・脚本・演出:宮本亞門
訳詞:及川眠子
出演:東山紀之、岡本圭人、八十田勇一、まりゑ、波岡一喜、綿引さやか、斉藤暁、大西多摩恵、エミ・エレオノーラ、矢野デイビット、穴沢裕介、丹下開登・鎗田雄大・鈴木魁人(トリプルキャスト)、高木勇次朗、シュート・チェン、棚橋麗音、小宮山稜介、山西惇、高畑淳子
【公演場所・スケジュール】
◼︎東京
PARCO劇場
2023年10月8日(日) 〜10月31日(火)
◼︎大阪
豊中市立文化芸術センター 大ホール
2023年11月3日(金祝)~5日(日)
◼︎熊本
市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
2023年11月10日(金)・11日(土)
◼︎仙台
東京エレクトロンホール宮城
2023年11月16日(木)18:30開演
◼︎名古屋
日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
2023年11月23日(木祝)13:00開演
10月14日・15日
theStagPartyShow東京23回公演「日ノ出マヂカ」
theStagPartyShow東京の23回公演は15周年のパーティです! 15年にわたって開催してきた22の公演のオマージュを散りばめたストーリーにオールスターズで挑みます! 会場で、一緒に15周年のパーティを皆さんとお祝いできれば幸いです!
<あらすじ>
そのバーは昔、その地下にあったという。25年前の夜、その店の15周年のパーティの夜、突然にして人々が消えた謎のバーがあったその場所は、今はただの地下倉庫として使われていた。25年目の夜、その場所に一人の男が忍び込む。彼が握りしめていたのは一通の手紙だった…。謎の蒸発劇とその謎を追う人々の物語。
日ノ出マヂカ
日時:202310月14日(土)12:30- /15:30-、15日(日)12:30- /15:30-
会場:EAGLE TOKYO BLUE
料金:2100円(1ドリンク別)
チケットはこちらから
作・演出:キタムラセキチ
出演:だいすけ, たかし, ひこ, じゅん, ゆうだい, ともひろ, とし, マサムネ, ヒロキ, あんぢぇ
音楽:菊池ジョバンニ, 友, きん(fromtheStagPartyShowOsaka)
10月20日〜25日 東京
ミラクルライフ歌舞伎町
今年3月に舞台『同棲時間』の記録映像の上映+アフタートーク、『赤い風船』『アメリカ時間』のリーディングなどが行なわれた台湾同性婚第3号であるゲイの劇作家、リン・モンホワン。そのリン・モンホワンが書き下ろした新作戯曲『ミラクルライフ歌舞伎町』が10月20日から新宿のサンモールスタジオで上演されます。
歌舞伎町にある架空の高齢者介護施設「ミラクルライフ歌舞伎町」が舞台。入所者の一人、台湾華僑でトランスジェンダーのおばあさん・シンコーが主人公です。台湾の日本統治時代(1895~1945年)に内地と呼ばれた日本に台湾・嘉義から渡って来た少年・陳新高は、戦後、歌舞伎町で歌声喫茶を切り盛りし、この街に根を張って生きていきます。その思い出と共に、町の軌跡をたどります。
戦後、ほぼ焼け野原だった新宿駅前に闇市が出現しましたが、そこには戦前から日本に留学していた台湾人らの姿もありました。やがて商才にたけた台湾人は歌舞伎町にも進出していきます。淡谷のり子さんら名だたる歌手も出演した音楽喫茶劇場「ラ・セーヌ」、名曲喫茶「でんえん」「スカラ座」、娯楽施設「風林会館」「アシベ会館」「地球会館」なども台湾人が手がけたといいます。リン・モンホワンは、こうした台湾人の歩みを追った書籍『台湾人の歌舞伎町―新宿、もうひとつの戦後史』(紀伊国屋書店)などを読んで触発され、戯曲を書き下ろし、演劇ユニット「亜細亜の骨」(山﨑理恵子主宰)がこれを再構成する形で今回の劇を作り上げました。山﨑さんは舞台化に向けて華僑の方などに話を聞いて回り、台湾華僑2世で70年代に歌舞伎町で青春時代を送った方をアドバイザーに迎え、町の様子などについて助言を得たそうです。舞台では台湾人の軌跡にとどまらず、さまざまな個性を持つ人たちが共に生きる姿を描いています。(ご参考:毎日新聞「新宿・歌舞伎町の発展をけん引した台湾人とは 日本との絆、演劇で」)
<あらすじ>
新宿歌舞伎町の老人介護ホーム「ミラクルライフ歌舞伎町」。戦中戦後、大正~令和といくつもの時代を生き抜いた老人たちが余生を穏やかに楽しく過ごしている。なかでもひときわ存在感を放つシンコーは、台湾華僑のトランスジェンダーのおばあちゃん。歌舞伎町がにぎわいはじめた時代、歌声喫茶を切り盛りしていた彼女は、今もみんなからシンコーママと呼ばれ、親しまれています。そんなシンコーママも認知症がはじまっていて…。
ミラクルライフ歌舞伎町
日程:2023年10月20日(金)〜25日(水)
会場:サンモールスタジオ
料金:【一般】前売・当日:5,500円、前半夜割:4,500円 【U25】前売・当日:3,500円(25歳以下対象/要年齢証明証提示)
作:リン・モンホワン(林孟寰)
翻訳:山﨑理恵子
ドラマトゥルク:辛正仁(台湾)
構成・演出:E-RUN
10月31日 東京
能リ・イマジンド 英ロンドン凱旋公演『12拍子の三番叟』
五穀豊穣の祝祭「三番叟」の変拍子が英国の現代舞踊とクロスオーバーしたらボーダーが消えた! 湧き上がるリズムと祝祭の舞! 国際能プロジェクト実行委員会主催、「能リ・イマジンド 英ロンドン凱旋公演『12拍子の三番叟』」が2023年10月31日に銕仙会能楽研修所にて上演されます。
この公演で注目すべきは、能とコラボする「Thick & Tight」がクィアのダンス・ユニットであるということです。英国の二人の振付家、ダニエル・ヘイ・ゴードンとエレノア・ペリーによって2012年に設立された「Thick & Tight」はクィアとしてのアイデンティティをメッセージの中心に位置づけ、ユーモアとスパイスの効いた唯一無二の個性的な作風で大きな評価を得て、世界レベルでダンスのあり方について影響を与え続けているそうです。(YouTubeに少し公演の模様の動画がアップされています。例えばこちらやこちらをご覧いただくと、その魅力が伝わるかと思います)
「能リ・イマジンド」は、一流能楽師が能楽古典曲を上演し、その神髄を世界に伝えると同時に英国の主要な芸術団体とのパートナーシップにより、多様な芸術分野のアーティスト達との協働制作、委嘱作品の初演など、650年の伝統を持つ能と現代英国の先駆的な芸術を繋ぐ、創造的な活動を展開するプロジェクトです。「Thick & Tight」とコラボした異次元の祝祭『12拍子の三番叟』は2022年6月にロンドンで上演され、観客の圧倒的な喝采を受けました。今回の公演は「舞囃子」「12拍子の三番叟」「Two Moths in Real Time」「変幻化2023」という4つの演目から成りますが、「Thick & Tight」の「Two Moths in Real Time」は、”不自然”というレッテルを貼られたLGBTQコミュニティからのメッセージが込められた作品だそうです。
上演後のアフタートークでは、音楽・文芸批評家で早稲田大学教授の小沼純一氏が「Thick & Tight」のお二人に作品のメッセージと英国の最新クィア・アート事情についてお聞きするそうです。
能を観たことがない、なんとなくとっつきにくそう…という方も、今回の公演を入り口に、能の世界に触れてみてはいかがでしょうか。
能リ・イマジンド 英ロンドン凱旋公演『12拍子の三番叟』
日時:2023年10月31日(火)18:30開場、19:00開演
会場:銕仙会能楽研修所(東京都港区南青山4-21-29)
料金:一般前売4,000円、当日4,500円、U30前売2,000円、当日2,500円(全席自由・税込)
チケットはこちらから
出演者:一噌幸弘(能管、田楽笛、篠笛、リコーダー、角笛)、佐野登(宝生流シテ方)、田邊恭資(小鼓)、柿原光博(大鼓)、武田朋子(篠笛・能管)、Thick & Tight(ダンス)
アーティスト・トーク司会:小沼 純一(音楽・文芸批評家、早稲田大学文学部教授)
11月9日〜19日 東京
ムニ『ことばにない』
以前青年団で演出を手がけていて、現在は演劇カンパニー・ムニを主宰する宮崎玲奈さんという方が、レズビアン女性を中心とした4人の女性の人生を描く新作戯曲を上演します。実は今回上演されるのは後編で、昨年上演された前編を記録した映画の上映もあり、前後編合わせると8時間に及ぶ大作です(『エンジェルス・イン・アメリカ』も前後編でそれくらいありましたっけ)
「日本語で、レズビアンの女性が主人公の物語を書きたい、という思いが長らくありました。単なる表象だけではなく、アイデンティティについてもきちんと描くということを行いたかったのです。描こうとしているのは、日本語の物語の中で、あまり描かれてこなかった人たちの姿や言葉です。省略して見やすい物語とするのではなく、一人一人の人物の内面まで丁寧に描きたかった。
演劇では内面は描けない、想像させるのだ、と言われています。演劇の持つ普遍性とアイデンティティを語ることとは対極にあることだとも思います。作家としての志向と変えられない個人のあり方の交差するところからこの作品ははじまりました。したがって、どなたかを取材して、本作に取り組んでいる訳ではありません。一人の生活者としての、差別的な発言を投げ掛けられ落ち込んだり、おしゃべりをして楽しく過ごしている日常が創作の背景にはあります。
前編では呪いの可視化(問題提起)、後編では呪いを解く(問題解決)を指針としています。女性であり、同性愛者であるアイデンティティについて、2023年の現在地としてのフィクションの力をもって聞き、語ることを目指します」
「これは、困難の多い時代を生き抜く人々の現在形の物語であり、物語からはじまるであろうそれぞれの日常へ向かう叙事詩です。ことばにない、ことばだけじゃない、それをわたしは演劇と呼んでいるのかもしれません」(公式サイトより)
今回の上演に際しては、休憩が2回あり、また、腰が痛くならないようにクッションもご用意しているそう。上演途中で気分が悪くなった場合等には、途中退場していただけるよう、導線も確保いたします、とのことです。4時間観続けるのが大変だということは確かですが、もしよろしければ、体調を万全に整えて、ご覧になってみてください。
<あらすじ>
20代後半を迎える朝美、かのこ、ゆず、美緒は元高校演劇部であったことを共通点に、友人関係にある。ある日、顧問の先生の訃報と残された草稿が発見される。「わたしはことばそれ自体になりたかった」「欲望は見えなくされているだけだ」と書かれたそれは、完成された物語ではなく、レズビアンであるというカミングアウトを含んだ未完成の言葉の集合体だった。4人は残された言葉を聞き、それぞれの欲望について語りはじめようとするが。
恋人の花苗と距離を置いたかのこ。花苗の撮った人生の幸せな時間、奇跡みたいな瞬間を切り取った映画は溜まっていく。長年付き合っていた恋人のプロポーズを保留する朝美、地元にいる両親の様子を見に時折帰省するゆず、何かのメンバーになりたかったとこぼした美緒とは、連絡が取れなくなる。
困難さの中で、それぞれの本当を、隠された欲望を求めていく、レズビアンの女性を中心とした4人の女性の物語。
ムニ『ことばにない』後編
日程:2023年11月9日(木)-19日(日)
会場:こまばアゴラ劇場
チケットはこちら
作・演出:宮崎玲奈
出演:石川朝日、浦田かもめ、黒澤多生(青年団)、田島冴香(FUKAIPRODUCE羽衣)、豊島晴香、南風盛もえ(青年団)、藤家矢麻刀、古川路(TeXi’s)、巻島みのり、ワタナベミノリ、和田華子(青年団)
12月20日〜27日 東京
閻魔の王宮
数十万人に影響を及ぼした中国・河南省のHIV集団感染事件を題材にした問題作『閻魔の王宮』を、劇団俳優座が本邦初上演します。12月26日(火)14:00-の回は、ぷれいす東京の生島さんらが出演するアフタートークなども開催されます。(レビューはこちら)
劇団俳優座『閻魔の王宮』
作:フランシス・ヤーチュー・カウウィグ
翻訳:小田島恒志
ドラマトゥルク:飯塚容
演出:眞鍋卓嗣
出演:河内浩、塩山誠司、清水直子、安藤みどり、志村史人、千賀功嗣、八柳豪、野々山貴之、滝佑里、松本征樹
日時:
12月20日(水)19:00夜割
12月21日(木)14:00★①
12月22日(金)19:00◆夜割
12月23日(土)14:00★②
12月24日(日)14:00★③
12月25日(月)14:00■
12月26日(火)14:00♡★④
12月26日(火)19:00夜割
12月27日(水)14:00
★=アフタートーク ◆=プレトーク ■=バックステージイベント ♡=日本語音声ガイド
会場:俳優座劇場(東京都港区六本木4-9-2)
料金:一般5,500円、シニア(65歳以上)5,000円、学生3,500円、ハンディキャップ3,300円
チケットはこちら
12月29日・30日
gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」
今年も年末恒例のお楽しみイベント「gaku-GAY-kai」が開催されます。昨年までの会場、シアターミラクルがクローズしてしまったので、今年は二丁目の新宿スターフィールド(以前タイニイアリスだったところ)で開催されるそうです。第一部の演劇は「贋作・お気に召すまま」。第二部は、アイハラミホ。さん(29日のみ)、エスムラルダさん、佐藤達さん、ジオラマ・マンボ・ガールズさん、関根信一さん、中森夏奈子さんなどが楽しいパフォーマンスをお届けします。
なお、フライングステージの11月の本公演は今年は行なわれず、来年3月に「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」という、夏目漱石が「こころ」を新聞に連載していた1914年から現在までの日本のゲイシーンを<第一部><第二部>の二部作として上演するという大作が企画されています。楽しみですね。
gaku-GAY-kai 2023 贋作・お気に召すまま
12月29日(金)14:00-(第一部のみ)/18:30-、 30日(土)14:00-/18:30-
@新宿スターフィールド(新宿区新宿2-13-6 光亜ビルB1)
第一部:「贋作・お気に召すまま」
原作:ウィリアム・シェイクスピア
作・演出:関根信一
出演:石関 準、エスムラルダ、オバマ、岸本啓孝、木村佐都美、さいとうまこと、冴瑪 悠、坂本穏光、シュウ、関根信一、中嶌 聡、永山雄樹、水月アキラ、和田好美
第二部
「アイハラミホ。の驚愕!ダイナマイトパワフル歌謡パフォーマンスしょー」アイハラミホ。 ※29日のみ
「佐藤 達のかみしばい 僕の話をきいてください」佐藤 達
「水月モニカのクイアリーディング」水月モニカ
「ドラァグクィーン ストーリータイム」関根信一
「ジオラママンボガールズの諸行無常」ジオラママンボガールズ
「中森夏奈子のスパンコール・チャイナイト vol.15」中森夏奈子
「今年もアタシ、第二部で何かやろうかねえ」エスムラルダ
INDEX
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- レポート:六尺ケツ割れ大祭
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