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米最高裁で同性婚を勝ち取ったゲイ&レズビアンカップルをモデルとした朗読劇「8」に出演してみませんか?

2014年03月29日
 2011年末、カリフォルニア州の同性婚を禁じた住民投票「提案8号(Proposition 8)」をめぐる一夜限りの朗読劇にジョージ・クルーニーが出演することが決まったということがニュースになりました(詳しくはこちら)。2012年3月にロサンゼルスで上演された「8」は、映画『ミルク』でアカデミー脚本賞を穫ったダスティン・ランス・ブラック(オープンリー・ゲイの方です)が脚本を担当し、『スタンド・バイ・ミー』『ミザリー』のロブ・ライナー監督が演出、そして、ジョージ・クルーニーだけでなく、ブラッド・ピットやケヴィン・ベーコンらも出演し、奇跡のキャスティングが実現した素晴らしい一夜になりました(こちらで動画を観ることができます)


 また、この「8」のモデルとなり、同性婚を禁じるカリフォルニア州法はアメリカ合衆国の憲法に違反するとして連邦裁判所に訴え、昨年6月、見事に最高裁で勝利を勝ち取ったゲイとレズビアンのカップル(写真右上。詳しくはこちら)の奮闘を追ったドキュメンタリー映画『The Case Against 8』が製作され、今年のサンダンス映画祭で監督賞を受賞し、6月にアメリカで公開予定です(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭でも上映されるのでは?と期待します)。ということで、「8」が今、再び注目を集めています。

 そんな「8」の日本版が昨年11月、早稲田大学の学園祭で初上演されましたが(詳しくはこちら)、来る7月11日(金)〜13日(日)、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭公式コラボイベント公演として新訳で上演されることになりました。映画祭が公式イベントとして舞台を手がけるのは初めてのことです。
 公式サイトには「様々なディスカッションやフィールドワークをまじえた創作プロセスを通じて、セクシュアルマイノリティをめぐる社会的な課題を浮き彫りにすると同時に、同性婚に賭けるそれぞれの人たちの想いに肉薄する」とあり、ただ演じるだけでなく、ゲイやレズビアンとして「愛するパートナーと結婚したい」という思いを表現していくことがテーマになりそうです。
 この公演は出演者をオーディションで決めるそうで(現在受付中。締切は4月5日24時)、演技経験や性別・セクシュアリティは不問です。出てみたい!と思う方はぜひ、こちらから応募してみてください。

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