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ブリット・アワードでエルトン・ジョンとオリー・アレクサンダーがペットショップ・ボーイズの名曲『It’s a Sin』を披露、感動のステージでした

 5月11日に開催されたブリット・アワードで、エルトン・ジョンとオリー・アレクサンダーが、80年代のエイズ禍に翻弄されるゲイの若者を描いたドラマのテーマ曲『It’s a Sin』をサプライズで演奏し、拍手喝采を浴びました。完璧にゲイで、パワフルで、素晴らしく感動的なパフォーマンスでした。

 5月11日にロンドンのO2アリーナでブリット・アワード(英国の最も名誉ある音楽の祭典)がリアル開催され、テイラー・スウィフトが英国出身以外のアーティストとして初めてグローバルアイコン賞を受賞するなどして話題になっています(日本人であるがゆえに一時は受賞対象から外されていたリナ・サワヤマも無事に出演、レッドカーペットに素敵な衣装で登場していました)
 
 ステージで繰り広げられたパフォーマンスのなかで、ゲイにとって「記念碑的」と言うべき素晴らしいものになったのは、80年代のロンドンを舞台にHIV/エイズに翻弄されるゲイたちを描き、社会現象を巻き起こしたドラマ『It’s a Sin』の主題歌であるペットショップ・ボーイズ(ボーカルのニールがカミングアウトしています)の名曲『It’s a Sin』を、大御所中の大御所ゲイであるエルトン・ジョンと、ドラマに主演した英国の若手ゲイタレントの代表格、オリー・アレクサンダー(Years & Years)がサプライズで披露したことでした。

 この二人を紹介したのは、エルトンのパートナーのデヴィッド・ファーニッシュでした。デヴィッドは、U=Uについて説明し、HIV陽性者がずっと健康に生きていけることを伝えました。
「共に闘うことを通じ、私たちは世界を変えてきました。今日、HIV/エイズはもはや死に至る病ではありません」
「HIV/エイズをめぐるスティグマ、無関心、恐れがなくなるまで、私たちは闘い続けます」
 
 オリーはピアノに横たわった状態で登場し、エルトンの伴奏で『It’s a Sin』をバラードとして歌いはじめますが、やがて、曲は聴きなれたシンセのアップテンポなダンスミュージックに変わります。O2アリーナの巨大ステージに張り巡らされた迷路にたくさんのダンサーたちが登場し、その迷路の壁を乗り越え、ステージで輝きを見せ、最後には愛する人と抱き合うという、これまでゲイやHIV陽性者が経験しがちだった人生を象徴するかのような演出、最高にパワフルでクィアなパフォーマンスでした。
 途中、オリーを見守るように、ドラァグクイーン(たぶんUK版『ルポールのドラァグレース』の出演者)も登場しています。

 完璧にゲイゲイしくて、感動的で(泣けます…)、本当に素晴らしいパフォーマンス。これが英国最高峰の大舞台で全国に(というか全世界に)向けて放送されたなんて…スゴいことです。
 
 パフォーマンスの映像はこちらでご覧ください。

 なお、エルトン・ジョンとオリー・アレクサンダー(Years & Years)のコラボ曲『It’s a Sin』は、シングルとしてリリースされており、純収益の100%がエルトン・ジョン・エイズ基金に寄付されるそうです。

 

参考記事:
Elton John and Olly Alexander surprise BRIT Awards with moving It’s a Sin duet: ‘Pure queer pop perfection’(Pink News)
https://www.pinknews.co.uk/2021/05/12/olly-alexander-years-and-years-elton-john-its-a-sin-brit-awards/
エルトン・ジョンとイヤーズ&イヤーズ、初のコラボ曲「It’s a sin」を発表&サプライズ・パフォーマンス披露(Billboard)
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/99847/
エルトン・ジョン、イヤーズ&イヤーズとペット・ショップ・ボーイズの「It’s A Sin」をカバー(BARKS)
https://www.barks.jp/news/?id=1000201310


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