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リル・ナズ・XがMTVアワードのステージ・パフォーマンスでさりげなくHIVについてメッセージを送っていたことが明らかに

 MTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)で素晴らしくカッコいいステージ・パフォーマンスを見せてくれたリル・ナズ・X(動画はこちら)。そのショーの最中、実はHIV/エイズに関するメッセージがさりげなく盛り込まれていたことが明らかになりました。
 

 MTVが配信したステージの映像で、ラッパーのジャック・ハーロウが登場したとき、右手にハケている黒い服を着た男性の姿が映っていると思いますが、その方は「Southern AIDS Coalition」というHIV団体でディレクターを務めているMardrequs Harrisで、背中に赤い字で433,816という数字が書かれていました。これは、米国のサザン・ステイツ(南部諸州)では現在、433,816人のHIV陽性者がいて、HIV感染が拡大し続けているということにスポットライトを当ててほしいというメッセージでした。
 先週、GLAADは、南部が米国で最もHIV感染率が高いとの調査結果を発表していました。「2021 State of HIV Stigma Study」という調査では、南部が、米国で最もエイズ関連の死亡率が高いこと、HIV/エイズに対するスティグマが浸透していることが明らかになっていました。
 
 リルナズのファンたちはソーシャルメディアで、VMAでHIVについての大切なメッセージを送ってくれたことを称えました。
 GLAADは、「リル・ナズ・XがVMAでパワフルなパフォーマンスを届けてくれた。彼は、南部においてスティグマがHIV感染を引き起こしていることにスポットライトを当ててくれた」と称えています。



 なかには、このパフォーマンスが「ダベイビーのHIV差別発言へのレスポンスだ」と見る人もいます。
 ダベイビーは7月にHIV陽性者やゲイに対する嫌悪むきだしの衝撃的な発言を行ない、多方面から非難を浴びていました。

 
 世界的にも注目度が高いMTVアワードで、弱冠22歳のゲイ・アーティストがたいへんクィアなファッションでレッドカーペットを彩り、見事にVIDEO OF THE YEARに輝き、あのような堂々としたカッコいいパフォーマンスを披露したというだけでも拍手モノですが、さりげなくHIV/エイズについてのメッセージも発信していたということ、本当に素晴らしいです。2010年、レディ・ガガがMTVアワードで、同性愛者であることを理由に職を追われたゲイやレズビアンの元兵士をレッドカーペットに登場させ、米軍の「Don't Ask, Don't Tell」(同性愛者の軍務を禁じる政策)の撤廃を訴えたことが思い出されます。
 
 
参考記事:
Lil Nas X includes powerful HIV message in his show-stopping MTV performance(PinkNews)
https://www.pinknews.co.uk/2021/09/13/lil-nas-x-hiv-mtv-vmas/


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