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特集:2022年12月公開・配信の映画・ドラマ

この12月に上映・放送・配信される映画やドラマの情報をまとめてお伝えいたします。今月はイタリアの傑作ラブコメ『泣いたり笑ったり』が待望の劇場公開となるほか、TOKYO AIDS WEEKS関連作品など多彩な映画が上映されます。

特集:2022年12月公開・配信の映画・ドラマ

(『泣いたり笑ったり』より)

 今年もあと1ヵ月…本当にあっという間ですね。週末は忘年会やイベントなどで忙しいかもしれませんが、昼間は映画館や劇場、美術館やギャラリーにお出かけする方もいらっしゃるはず。というわけで、この12月に上映・放送・配信される映画やドラマの情報をまとめてお伝えいたします。
 今月はイタリアの傑作ラブコメ『泣いたり笑ったり』が待望の劇場公開を果たします。また、TOKYO AIDS WEEKSのプログラムとしてHIVや依存症に関する映画も上映されたり、実に多彩な作品が上映されます。
 ちなみに12月1日は映画の日。各館1000円〜で映画を観ることができます(特別上映等を除く)。都内では『恋人はアンバー』『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』『ファイブ・デビルズ』『ボクらのホームパーティー』なども上映中です(それぞれの作品のクィア的な見所については11月の特集をご覧ください)
(最終更新日:2022年11月30日)


12月1日〜 東京・浜松・名古屋・京都で上映
『バイバイ・ラブ』『アンダーグラウウンド・イン・N.Y.』

 「サイケデリックと越境の旅」をテーマに東京・浜松・名古屋・京都で「UNDERGROUND CINEMA FESTIVAL '22」が開催されます。日本のアンダーグラウンド作品に加え、ドイツLGBTQ映画の重鎮、ローザ・フォン・プラウンハイム監督のドキュメンタリー映画『アンダーグラウンド・イン・N.Y.』を特別招待。70年代のNYアンダーグラウンド・シーンのスターたちの生々しい姿を捉えた作品です。
東京:下高井戸シネマ 11月26日(土)~12月2日(金)連日20:00~
浜松:鴨江アートセンター 12月3日(土)、4日(日)
名古屋:名古屋シネマテーク 12月17日(土)~23(金)レイトショー
京都:京都文化博物館フィルムシアター 12月24日(土)、25日(日)

バイバイ・ラブ
 当時、東映の助監督を務めていた藤沢勇夫が自費で作り上げた長編劇映画。ポップアートやアメリカン・ニューシネマの影響を受けたスタイリッシュなカップルの逃走劇に、セクシャリティとジェンダーによる愛と肉体の葛藤が絡む異色のラブストーリー。ギラギラする原色とサイケデリックな映像が作り出すビザールな世界の中、愛と自由を求めてさすらうウタマロとギーコが行き着く先は…。時代を先取りしたテーマで、日本のニュー・シネマの誕生を宣言した、自主映画の傑作。
<あらすじ>
「痴漢に追っかけられてんの助けて!」と目の覚めるような美少女に救いを求められたウタマロは、掴えてみたものの痴漢とは警察官で美少女ギーコは実は万引女。警察官は公務執行妨害で手錠をかけようとするがウタマロは拳銃を抜きとって、そのままギーコと街の中にドロン。「あんたさ、そんなやばいことして、しまいには死ぬよ」と言ったもののギーコは危険なことが好きで好きでたまらない。ピストル使って高級レストランで食い逃げのベビー・ギャング。「うちに遊びに来ない!やっちやってもかまわないのよ」意外なことにギーコはアメリカ人の囲われもので大きな西洋館に住んでいた。ギーコの魅力にぞっこんまいっているウタマロはなんとか寝るチャンスをつくろうと必死。気をもたせておきながらギーコは肝心なところでするりと逃げる。寝る寝ないで二人は大ゲンカをおっぱじめるが、やがて二人は意気投合して、抱き合う。だが、ウタマロはギーコが実は女装した少年であることを知る。

バイバイ・ラブ
1974年/日本/85分/監督:藤沢勇夫/出演:田村連、一条雅、アミ・アツコ、沖さとみほか
東京・下高井戸シネマで12月1日上映、その他の地域での上映については、上記のリンクをご覧ください


アンダーグラウンド・イン・N.Y.
 70年代NYアンダーグラウンドのリアルな姿をドイツ映画の鬼才がクィアな視線で捉えた作品。先鋭的な表現者たちの栄光と挫折。自由で刺激的な地下世界の光と影のドキュメント。日本初公開・プレミア上映! 伝説のドラァグクイーン、ディヴァインやアンディ・ウォーホールも出演しています。

アンダーグラウウンド・イン・N.Y.
原題:UNDERGROUND AND EMIGRANTS
1976年/西独/90分/日本語字幕付き/監督:ローザ・フォン・プラウンハイム
東京・下高井戸シネマで12月2日上映、その他の地域での上映については、上記のリンクをご覧ください




12月2日公開
泣いたり笑ったり

 一家の長であるおじいちゃんどうしがまさかの婚約関係だとバレて、それぞれの家族が大騒ぎ…というドタバタを描いた笑えて泣ける傑作ラブコメ映画です。「イタリア映画祭2021」でオンライン上映されていましたが、このたびめでたく劇場公開されることになりました。ぜひご覧ください。(レビューはこちら

<あらすじ>
美術商を営む裕福なトニは、恒例の誕生日祝いで親族を海辺の別荘に呼び寄せる。しかし今回はいつもと違っていて、別荘の離れを労働者階級のファミリーに貸していた。そこには理由があり、実はそのファミリーの長である漁師のカルロと、3週間後に結婚式を挙げることになっていたのだ。それを知ったカルロの息子・サンドロは「理解できない」と激しく抵抗、同じく納得がいかないトニの娘・ペネロペは、サンドロに「一緒にこの結婚をダメにしましょうよ」と持ちかける。こうして子どもたちも巻き込んだ騒動が繰り広げられるのだが……。
 
泣いたり笑ったり
原題:Croce e delizia
2019年/イタリア/100分/監督:シモーネ・ゴダノ/出演:アレッサンドロ・ガスマン、ジャズミン・トリンカ、ファブリツィオ・べンティヴォッリョほか



 
 
12月3日 オンライン
第18回香川レインボー映画祭

 東京に次いで長い歴史を誇るLGBTQ映画祭である「香川レインボー映画祭」。今年もオンライン開催となります。上映されるのは『片袖の魚』と『TSUYAKO』の短編ドラマ作品2本です。

第18回香川レインボー映画祭 
日時:2022年12月3日(土)10:00-23:00
オンライン(Vimeoでの配信を予定しています。事前にpeatixでチケットを購入された方にのみURLをお知らせします)
チケット:こちらから
主催:香川レインボー映画祭実行委員会
共催:香川県



12月3日 オンライン
カミングアウトジャーニー 

 「不安だったから手を出したし、自分に嘘をつき続けたのかもしれない」
 20代30代は薬物、アルコール、セックスに依存し続けていた僕。2022年夏、友人、職場、家族にセクシャリティ、病気、依存症だったことをカミングアウトをしてきました。カミングアウトの旅はどこにたどり着いたのか?
 関東に住む、どこにでもいるゲイのカミングアウトの旅にお付き合いください。
 『カミングアウトジャーニー』は、こちらにもあるように、壮絶な人生を送ってきた大輔さんのカミングアウトの旅。(今年のレインボーマリッジフィルムフェスティバルにも出品していた)オープンリー・ゲイの山後勝英さんが監督を務め、製作された映画です。今回、オンラインですが『カミングアウトジャーニー』がワールドプレミア上映され、大輔さん、HIV内定取消訴訟を闘った慶太さん、そして山後監督が登壇してアフタートークも行なわれます。
 
映画『カミングアウトジャーニー』世界初上映&アフタートーク
日時:2022年12月3日(土)14:00-16:00
会場:オンライン
入場無料
トーク出演者:
福正大輔
佐々木慶太(元HIV内定取消訴訟原告)
山後勝英(映画監督)
プログラム:
◆映画『カミングアウト・ジャーニー』上映会/日本語/字幕なし 14:00~
◆アフタートーク 15:00ごろ~ みなさんからの質問にも答えます!
定員:100名
申込先:こちらから
主催:プロジェクト・ドロブラ



12月3日 東京
Being & Belonging

 いること、いる場所があること。HIVやAIDSと生きるその経験を映像で綴る短編映像集、日本でも上映&配信!
 セックスや親密な関係、スティグマや孤独との向き合い方など、この現代においてHIVと生きることの現実を反映した映像集[Being & Belonging]。公募により集まったアメリカ、カナダ、韓国、アルゼンチン、コロンビア、メキシコの作家7組の作品が、自分のコミュニティから差別されたりHIVに関する主流の語りからも見過ごされがちな体験を共有します。
 作品はニューヨークのアート団体「Visual AIDS」によりコミッションされ、彼らが30年以上続けてきたDay With(out) Artというプロジェクトの開始日、そして世界エイズデイでもある12月1日から世界100ヵ所以上の美術館などで上映されます。

短編集『Being & Belonging』上映+ディスカッション
日時:2022年12月3日(土)17:30-19:30
会場:コミュニティセンターakta(東京都新宿区新宿2-15-13 第2中江ビル301)
入場料:0円〜500円(払える額でオッケー!)
申込不要
主催:ノーマルスクリーン|特定非営利活動法人akta 
協力:Visual AIDS



12月3日〜4日 東京
美しい人

 TheStagPartyShowの映画で、ロンドン国際映画祭など複数の国際映画祭で受賞を果たした『美しい人』の上映会が開催されます。新作『キミノコエ』も上映されます(詳細はこちら

theStagPartyShowMovies東京上映会2022
日時:12月3日(土)〜4日(日)
会場:渋谷 CAPSULE

美しい人
2018年/日本、台湾/脚本・監督:キタムラセキチ/出演:ひろし・あんぢぇほか
<あらすじ>
恋人を亡くした男は新宿2丁目のコインランドリーでドラァグクィーンと仲良くなる。そしていつか、恋を忘れるために台湾の青年とSNSで出会う男は台北へ。その旅の末に男が手にしたものとは?




12月9日〜11日 東京
『portrait(s)』『あなたとの距離について』『僕たちのマーチ』

 2015年にゲイであることをカミングアウトした俳優の水越友紀さんも出演している、現代の日本に生きるセクシャルマイノリティの日常生活を描いた映画『portrait(s)』の特別編(73分+40分)のほか、LGBTQを描いた『あなたとの距離について』や『僕たちのマーチ』といったindust-filmの作品を上映する上映会が新宿区の「シアターウィング」で開催されます。上映後にスタッフ、演者の挨拶やトークも行なわれる予定です。
 
portrait(s)
ゲイの悠橙(ゆうだい)はパートナーの梗太(こうた)との交際10年の節目を間近に、幼少期から愛情を注いでもらった祖母を亡くす。その事をきっかけに両親へのカミングアウトを決意する。一方、彼氏との関係に悩むかりんは、自分に正直に生きる環(たまき)との出会いで、自身のセクシャリティに気付き始め…。
2020年/日本/監督・脚本・編集:村上祐介、出演:中村風太、秋山浩介、都雄介、沼畑奈々、櫛橋治竜、Nobu Tanaka、莉緒瑠、水越とものり、蘇少宥、イワセイクエほか

あなたとの距離について
<あらすじ>
パートナーとその母親と3人で愛にあふれた生活を送るゲイの主人公が、久しぶりに会った旧友の家庭トラブルに巻き込まれていき、人の寂しさとは何かを見つめていく。
2019年/日本/88分/監督・脚本・撮影・編集:村上祐介/出演:折笠慎也、平良千春、三田あいり、堀口澄子、長島悠子、仙波友裕、青柳信孝、関口陽子、浜崎ヨーイチ、山崎正悟ほか

僕たちのマーチ
<あらすじ>
不妊治療を続けながら、義理の親との関係に悩む香織。親の将来や結婚へのプレッシャーを感じているゲイの修。30歳を目前に、自分の将来に不安を抱えている美奈。そして、妻が急逝し、その傷を癒せないでいる陽一。突きつけられる様々な事柄の中で、自分の人生をどう生きていくのか、自分なりの答えを見つけ出そうとする人達たち。
2014年/日本/112分/監督・脚本・編集:村上祐介/出演:吉田隆太、高木公介、よこえとも子、中井和味、木田健太ほか




12月16日公開
そばかす

「愛こそすべて」「愛し愛され生きるのが人生の醍醐味」…そんな恋愛至上主義が当たり前でそれを疑わない社会。でも本当に「愛する人と出会い、結婚して、家族を作ること」だけが幸せと言えるのだろうか?というテーマで、一人の女性・蘇畑佳純(そばた・かすみ)が、恋人を作ることや結婚を勧めてくる周囲と向き合い、自分と向き合い、さらには将来にも向き合いながら、自分は何者なのか? 幸せの形とは何なのか?を見つめていく姿を描いた作品です(アセクシュアルについての映画です)。『his』の企画・脚本を手がけたアサダアツシさんをはじめとするチームが制作に携わっています。
 
そばかす
2022年/日本/企画・原作・脚本:アサダアツシ/監督:玉田真也/出演:三浦透子、前田敦子、伊藤万理華、伊島空、前原滉、前原瑞樹、浅野千鶴、北村匠海(友情出演)、田島令子、坂井真紀、三宅弘城ほか




12月16日公開
Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック

 脚本・監督を務めるオーガスティン・フリッゼルの実体験に基づいたティーン・ムービー。Qeticの記事「INTERVIEW:『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』」によると、この映画は、女性どうしの友情を主題にしていますが、アンジェラとジェシーの親密な関係は、親友なのか恋人なのか曖昧なままにされています。性的なシーンを直接描くことや、レズビアンのカップルだと露骨に表現するかどうか、フリッゼルは、当時の実際の親友との関係を定義付けすることに慎重だったと語ります。「正直なところ、それは私にとって大きな自問であり、大きな決断でした。現在も親友とは仲がいいですが、当時、私と彼女は、完全に恋人同士でもありました。でも、それが何であるかは定義していなかった。クローゼットな状態ではなく、公然と性的な関係を持ちながら、他の人ともデートをしていました。なので、その関係を定義するのは難しいことだったのです。いまは何年も経って、ふたりとも完全にバイセクシャルだと自覚しています。私は、多くの女性と関係を持ちましたが、現在は男性(映画監督のデヴィッド・ロウリー)と結婚しています。私はLGBTコミュニティの一員で、そのことを隠そうとはしませんが、この映画の焦点ではありませんでした。もちろんそれは私という人間の一部で、私は自分のそういう側面を誇りに思うし、幸せだと思っています。でも、映画の中でふたりの関係性が何なのかを説明するには時間がかかりすぎる気がしたのです。何度も考えましたが、何であるかを本当に理解するための適切な時間がないまま、不当だと感じてほしくなかった。そのような場面も撮影自体は行なっていましたが、編集段階で入れてみても余計に見えてしまったため、私はそれを省くことにしました。私はゲイライツの大支援者で、自分が何者であるかを知ることは、オープンで表現豊かなことだと思う。だから未だにそれが正しい判断だったかどうかはわかりません。でもこのストーリーを語る上では余計に思えてしまう部分があったのです」

<あらすじ>
アンジェラ(マイア・ミッチェル)がジェシー(カミラ・モローネ)の顔にペニスを書くところから始まる。目が覚めてアンジェラにされたいたずらに気づいたジェシーは、笑いながらすかさずやり返す。アンジェラはジェシーの17歳の誕生日を祝うために、ガルベストンのビーチへのサプライズ旅行を計画する。旅行費用の支払いで金欠に陥ったふたりは、家賃の支払い期限までに稼ぐべく、バイトのシフトを増やして乗り切ろうと企てる。しかし、しばらくは真っ当に生活を送ろうと誓った矢先、突然強盗に入られ、さらには駆けつけた警察に部屋のドラッグを見つけられ、あっさり逮捕されてしまう……。

Never Goin` back ネバ―・ゴーイン・バック 
原題:Never Goin’ Back
2018年/米国/86分/監督:オーガスティン・フリッゼル/出演:マイア・ミッチェル、カミラ・モローネ、カイル・ムーニー、ジョエル・アレン、ケンダル・スミス、マシュー・ホルコム、アティーナ・フリッツェル




12月17日〜25日 大分(別府)
第3回 十人十色映画祭

「十人十色映画祭」が別府ブルーバード劇場に帰ってきます! 上映作品は『片袖の魚』『ちぇりまほ THE MOVIE』『沖縄カミングアウト物語』『十人十色の物語』『シャイニーシュリンプス』『スワンソング』『恋人はアンバー』。多様性をテーマにした良作映画が勢揃い!です。映画の出演者、監督だけでなく、北は北海道、南は沖縄からドラァグクイーンが湯の街別府に集い、お客様とともに映画鑑賞、そして上映後には笑あり涙ありのトークショーも開催します。別府唯一のゲイバー「ZERO」さんとのコラボアフターパーティは12月24日20時スタート。ドラァグクイーンの皆さんの華やかなショータイムをお楽しみいただけます!

第3回 十人十色映画祭
日程:12月17日(土)、18日(日)、23日(金)、24日(土)、25日(日)
会場:別府ブルーバード劇場(別府市北浜1丁目2-12)
【ゲスト&上映作品】
12月17日
「片袖の魚」 イシヅカユウさん、椎名理火さん
12月18日
「片袖の魚」 イシヅカユウさん、椎名理火さん
12月23日
「ちぇりまほ THE MOVIE」応援上映! よしひろまさみちさん
12月24日
「沖縄カミングアウト物語」松岡弘明監督、レスペランザさん 
「ちぇりまほ THE MOVIE」応援上映!  パルプさん、ぽり美さん
「十人十色の物語」 ブルボンヌさん、ナナ・ヴィクトリアさん、レスペランザさん、パルプさん、ぽり美さん、ベビーヴァギーさん、Eightさん
12月25日
「ちぇりまほ THE MOVIE」応援上映! ベビーヴァギーさん、Eightさん
「シャイニーシュリンプス」 ナナ・ヴィクトリアさん、パルプさん
「スワンソング」 ブルボンヌさん
「恋人はアンバー」 よしひろまさみちさん、Eightさん





12月18日より全国8ヶ所で上映会開催
タチェット

 ちくわフィルムの新作は、ヒゲポンさん初脚本・監督の『タチェット』。クリスマスシーズンにぴったりと思われる雰囲気の映画です。12月18日より新橋タウンハウス東京を皮切りに全国8ヶ所で上映会が開催されるそう。詳細はちくわフィルム公式TwitterYouTubeチャンネルに情報が上がっていくと思いますのでチェックしてみてください。




12月23日より配信
ナイブズ・アウト:グラス・オニオン

 人気ミステリー映画『ナイブズ・アウト』でダニエル・クレイグが演じている名探偵ブノワ・ブランはクィアだと、監督のライアン・ジョンソンがロンドン映画祭の記者会見で明かしました。シリーズ第2弾『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』では、ブノワ・ブランがゴージャスなギリシャの孤島で起きた殺人事件に挑みますが、ブノワがある男性と共に暮らしていることがわかる描写があり、「このシーンはブノワがクィアであることを表しているのか」と問われたジョンソン監督が「イエス。彼は明らかにそうです」と断言したものです。ブノワの恋人役の俳優については、「ブノワ・ブランの相手としてこれ以上僕に喜びをもたらしてくれる人は、この世界で彼以外にいないと思う」とのこと。ダニエルも「ネタバレはしないけど、あの人と一緒に暮らしたくない人なんているの?」とコメントしています。

<あらすじ>
IT企業の大富豪マイルズ・ブロンは、地中海にあるプライベートアイランドに親しい友人たちを招待し、ミステリーゲームの開催を持ちかける。ところが島で実際に殺人事件が発生。遊びだったはずのゲームは一転して恐ろしい事件となり、参加者は容疑者候補になってしまう。名探偵ブノワは友人たちの間で交錯する思惑や、その裏に隠された真相を明らかにすべく、事件の調査に乗り出す…。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン
2022年/米国/139分/監督:ライアン・ジョンソン/出演:ダニエル・クレイグ、エドワード・ノートン、デイブ・バウティスタ、ジャネール・モネイ、キャスリン・ハーン、レスリー・オドム・Jr.、ジェシカ・ヘンウィック、マデリン・クライン、ケイト・ハドソン 
Netflixで12月23日より独占配信




12月25日 東京
第3回足立レインボー映画祭

 全国的に有名になったあの出来事を乗り越えて「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」を実現し、素敵なレインボー映画祭を2回開催してきた足立区が、第3回の足立レインボー映画祭をクリスマスに開催します(区が主催です)。上映作品は台湾で婚姻平等を求めた3組の同性カップルの姿を映し出したの感動のドキュメンタリー『愛で家族に』、同性カップルに育てられている4人の子どもたちにフォーカスしたオーストラリアのドキュメンタリー映画『ゲイビー・ベイビー』。どちらも掛け値なしに名作です。各作品上映の後に「パートナーシップ・ファミリーシップ制度の現状とこれから」「LGBTQファミリーのハッピーライフのために」と題したトークショーもあります。足立区民でなくてもどなたでも参加できますので、ぜひ。

第3回足立レインボー映画祭
日時:2022年12月25日(日)14:00-18:00
会場:東京芸術センター 2階ブルースタジオ(足立区千住1-4-1)(北千住駅西口より徒歩7分)
無料
対象:どなたでも大歓迎!!
募集人数:定員 110名(要申込・先着順)
申込方法:こちらの申込みフォームからお申込みください ※11月28日(月曜)より受付開始
主催:足立区(多様性社会推進課)
協力:そらにじあだち


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