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特集:2022年11月公開・配信の映画・ドラマ

この11月に上映・放送・配信される映画やドラマの情報をまとめてお伝えいたします。今月はいよいよ『ボクらのホームパーティー』が劇場公開されるほか、昨年のレインボー・リール東京で評判になった『恋人はアンバー』、ハリー・スタイルズがゲイの役を演じる『僕の巡査』などに注目!です。

特集:2022年11月公開・配信の映画・ドラマ

(『ボクらのホームパーティー』より)

 秋深しですね〜。芸術の秋、実りの秋。週末は映画館や劇場美術館やギャラリーにお出かけする方も多いことでしょう。というわけで、この11月に上映・放送・配信される映画やドラマの情報をまとめてお伝えいたします。
 今月はいよいよ『ボクらのホームパーティー』が劇場公開されるほか、昨年のレインボー・リール東京で評判になった『恋人はアンバー』、ハリー・スタイルズがゲイの役を演じる『僕の巡査』などが上映・配信スタートとなります。各地のプライドが協力する上映会&トークイベントや、トランスジェンダーの映画祭なども開催されます。オンライン配信の映画もありますので、おでかけが難しい方もチェックしてみてください。
 ちなみに11月1日はファーストデイ。各館1100円〜1200円で映画を観ることができます(特別上映等を除く)。『シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ』、『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー』などもまだ上映中です。
(最終更新日:2022年11月18日)



11月3日より公開
恋人はアンバー

 レインボー・リール東京2021で上映された『恋人はアンバー』。ゲラゲラ笑えるコメディでありながら最後には泣けてしまう青春ラブコメ。自分がゲイだとなかなか受け容れられない男子高校生の苦悩や、レズビアンとゲイの友情を描いた作品。とても良い映画です(レビューはこちら
 米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で94%freshを獲得し、メディアも「友情が本当に愛らしい」(The Hollywood Reporter)、「先入観を打ち砕く感動!」(Slant Magazine)と高評価をつけ、アイルランド版アカデミー賞と評される「アイリッシュ映画&テレビ賞」で2部門受賞の快挙を達成したほか、ニューヨーク最大のLGBTQ映画祭である「NewFest」で特別賞を受賞するなど、様々な方面で賞賛されています。
 その『恋人はアンバー』が、めでたく全国劇場公開されることになりました。
 監督であるデヴィッド・フラインの自伝的な作品で、ほとんどが実話なんだそう。1995年というのは、アイルランドで同性愛が非犯罪化されてからたった2年後です。『あなたを抱きしめる日まで』にも描かれていたように、アイルランドはカトリック教会の影響が非常に強く、性に関してビックリするくらい保守的な国でした(今では同性婚が認められています)。そういう社会的背景も踏まえて観ると、主人公の(監督自身の)苦しみがよりリアルに伝わってくるかもしれません。と言いつつ、とても笑えるコメディですので、ぜひお気軽にご覧ください。
 
<あらすじ> 
1995年、アイルランドの田舎町。高校生のエディは父の後を継いで軍隊に入ることを望み、アンバーは自由な大都会ロンドンに引っ越すことを夢見ている。二人の共通点は同性愛者だということ。周囲にセクシュアリティを悟られないようカップルを演じることにしたエディとアンバーだが、やがて二人の“理想的”な関係は崩れはじめ…。
 
恋人はアンバー
原題:Dating Amber 
2020年/アイルランド/92分/監督:デヴィッド・フライン/出演:フィン・オシェイ、ローラ・ペティクルー、シャロン・ホーガン、バリー・ワード、シモーヌ・カービーほか/後援:アイルランド大使館




11月3日開催 福井
福井LGBTQ映画祭2022
 
 LGBTQをテーマにした作品を通して多様な性への理解を深め、誰もが自分らしく暮らせる福井県にしたいという思いから開催される福井LGBTQ映画祭。上映されるのは午前の部が『彼らが本気で編むときは、』、午後の部が『僕が性別「ゼロ」に戻るとき』というトランスジェンダー作品で、それぞれ、かずえちゃんの司会で当事者によるトークイベントも行なわれます。午前の部には越前市でパートナーシップ宣誓を行なった英明さん・裕紀さんカップルが、午後の部には男性にトランスした麻斗さんと朋子さんが登場します。

福井LGBTQ映画祭2022 
日時:2022年11月3日(祝)10:00-13:00、14:50-17:00
会場:テアトルサンク スクリーン1(福井市中央1丁目8-17)
料金:各部 ¥1,000
チケットはこちらから




11月4日より配信
僕の巡査

 元「ワン・ダイレクション」で現在はソロで活躍しているハリー・スタイルズがゲイの役を演じるということで話題の作品です。
 原作は、ベサン・ロバーツによるロマンス小説『My Policeman(原題)』。同性間の性行為が禁じられていた1950年代の英国を舞台に、時代の波に巻き込まれてしまった3人の人生を描く作品です。『フィラデルフィア』でアカデミー脚本賞にノミネートされたロン・ナイスワーナー(ゲイの方です)が脚本を手がけています。プロデューサーに、超名作ゲイ映画『ブロークン・ハーツ・クラブ』の脚本を手がけ、『Love, サイモン 17歳の告白』を監督したグレッグ・バーランティや、その婚約者であるロビー・ロジャースらが名を連ねています。
 LGBTQフレンドリーであることで知られ、自身もジェンダーレスなファッションを躊躇なく披露しているハリー・スタイルズが、満を持してゲイの役を演じました(トロント国際映画祭で演技賞を受賞しました)。90年代のパトリック(主人公トムの恋人)を演じるのはルパート・エヴェレット(『アナザー・カントリー』『ベスト・フレンズ・ウェディング』『2番目に幸せなこと』)です。

<あらすじ> 
1950年代のブライトン。警察官のトムは、教師のマリオンと恋人関係にあり、順風満帆な生活を送っていた。しかし、トムには、もう一人、当時の英国では許されていなかった同性の恋人がいた。相手はブライトンに引っ越してきたばかりの博物館キュレーターのパトリック。トムはしばらく2人との関係を続けるが、次第に嫉妬から関係が崩れていくーー

僕の巡査
2022年/英国・米国/脚本:ロン・ナイスワーナー/監督:マイケル・グランデージ/出演:ハリー・スタイルズ、エマ・コリン、デヴィッド・ドーソン、ライナス・ローチ、ジーナ・マッキー、ルパート・エヴェレット
Amazon Prime Videoで独占配信




11月5日〜12月3日開催 札幌、那覇、名古屋、大阪、京都、川越
BE YOUR SELF〜映画上映会〜

 各地のプライドイベントが協力し、LGBTQについての短編映画の上映(2本)+ゲストによるトークショーというイベントが開催されます。上映作品は、『片袖の魚』や、今年のレインボーマリッジフィルムフェスティバルのコンペで上映された作品など。ゲストは各地で異なります。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
 
BE YOUR SELF〜映画上映会〜
11月5日
@北海道サツゲキ
上映作品:『手のひらのパズル』『Veils』
11月12日
@沖縄桜坂劇場
上映作品:『手のひらのパズル』『Veils』
11月23日
@愛知センチュリーシネマ
上映作品:『手のひらのパズル』『私たちの、』
11月24日
@大阪シネマート心斎橋
上映作品:『手のひらのパズル』『片袖の魚』
11月27日
@京都みなみ会館
上映作品:『手のひらのパズル』『片袖の魚』
12月3日
@埼玉最明寺
上映作品:『手のひらのパズル』『私たちの、』
料金:前売り1500円、当日2000円、アーカイブオンラインチケット1000円
申込:予約フォームからどうぞ




11月11日より公開
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー

 黒人の監督による黒人を主人公としたスーパーヒーロー映画として2018年に公開された『ブラックパンサー』は、世界的な大ヒットを記録し、社会現象ともなり、アカデミー賞でスーパーヒーロー映画として初の作品賞ノミネートという偉業を達成したほか、美術賞、衣裳デザイン賞、作曲賞の3部門受賞を果たし、歴史に名を刻みました。その続編は、主演したチャドウィック・ボーズマンの急死によって変更を余儀なくされ、主人公のティ・チャラをリキャストするのではなく、ティ・チャラが亡くなった後のワカンダを描くかたちで製作されることになりました。そうして完成した『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が11月11日、公開されます。素晴らしくカッコよかった『ブラックパンサー』の続編というだけで期待大で、観る価値があるのですが、クィア女性のキャラクターが登場することもニュースになっています。
 出演者のミカエル・コールが米『Vogue』誌に明らかにしたところによると、彼女が演じるワカンダの戦士ドーラ・ミラージュ隊長にして戦闘教官のアネカは、アヨ(フローレンス・カサンバ)と恋に落ちます。そのことが、ミカエル・コールが出演を決意した理由になったんだそう。「いいじゃない。これをガーナに観てもらいたい。そう思いました」。コールの生まれ育ちは南アフリカですが、ルーツはガーナに持ちます。ガーナでは、同性間の性行為に禁錮最大3年の罰則が科せられます。また、同性愛者であることを表明、あるいはLGBTQ+の権利に対して支持・擁護を表明しただけでも禁錮最大5年の罰則を科す、極めて抑圧的な法案が審議されているといいます。「“いいじゃないか、ただの政治だし”と言われます。でも、人の日常生活に影響を与えるようなことは、政治だけじゃないと思う」「だからこそ、一歩踏み出してこの役を引き受けることが重要だと思ったんです」(The RIVER「『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』クィアのキャラクターが登場へ ─ 「ガーナに観てもらいたい」」より)

<あらすじ>
国王ティ・チャラを失い、悲しみに包まれるワカンダ。先代の王ティ・チャカの妻であり、ティ・チャラの母でもあるラモンダが玉座に座り、悲しみを乗り越えて新たな一歩を踏み出そうとしていた。そんな大きな岐路に立たされたワカンダに、新たな脅威が迫っていた――

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
原題:Black Panther: Wakanda Forever
2022年/米国/監督:ライアン・クーグラー/出演:レティーシャ・ライト、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、ウィンストン・デュークドミニク・ソーン、フローレンス・カスンバ、ミカエラ・コール、テノッチ・ウエルタ、マーティン・フリーマン、アンジェラ・バセット




11月11日〜14日配信
トランスジェンダー映画祭

「映画の秋に、トランスジェンダーが主役の映画をお届け! 昨今LGBTQについて語られる機会は増えたけど、トランスジェンダーの経験について、みんなどれくらい知ってるんだろう。いまだにステレオタイプを押し付ける人もいるし、差別や偏見もある。当事者にとっても、のびのびと自分たちの体験を語ったり、アイデンティティを模索できたりする場面はまだまだ少ない。だから、もっとたくさんのトランスジェンダーの人たちの姿をみたい! もっとたくさんのトランスジェンダーの人たちの話しているところを聞きたい! さまざまな年齢、地域、人種、バックグラウンドのトランスのストーリーがあなたを待っています。それぞれ個性ある作品を楽しもう!」(公式ページより)ということで、これまでも何度か企画されてきたトランスジェンダー映画祭の2022秋バージョンが開催。vimeoを使ったオンライン上映で、個性ある4作品+短編1作品、4枠でお届けします。すべての映画に日本語字幕がつきます。上映作品は「ゲームフェイス」、短編アニメ「カパエマフの魔法石」&映画「アロハの心をうたい継ぐ者」、「Major(メジャーさん)!」、「最も危険な年」です。詳しくはこちらをご覧ください。

トランスジェンダー映画祭2022秋 
日程:11月11日(金)14時〜11月14日(月)16時
オンライン
チケットはこちら
主催:Team Respect and Solidarity(TRanS)







11月13日上映 東京
タンズ アンタイド

 80年代後半のアフリカ系アメリカ人ゲイ男性の声を鮮烈なスタイルで表現した伝説的映画『タンズ アンタイド』の無料上映会+トークセッションが立教大で行なわれます。立教大学ジェンダーフォーラムが主催する映画上映会です。
「今年度の映画上映会は、マーロン・リグス監督のドキュメンタリー映画『タンズ アンタイド』(1989)の上映と、上映団体であるノーマルスクリーンおよび翻訳出版集団ポリティカル・フィーリングス・コレクティヴによる解題セッションを開催します。リグスはアフリカ系アメリカ人ゲイ男性として、米国社会で幾重もの差別や無理解に晒されてきた同社会集団に属する人の経験や自己認識を、彼らを取り巻く複雑な歴史ならびに社会的情況とともに映像化してきました。
 本作のタイトル「タンズ アンタイド」(tongues untied)とは、「ほどかれた舌」つまり「沈黙から解き放たれた言葉」を意味します。人種や性を標的にした偏見の問題、複雑に交差する権力や暴力のただなかで表現される「マイノリティ」と呼ばれる人の自己認識、さらにはそうした厳しい社会環境において、より一層ゆたかに実践される詩作やダンスを繊細に描出するのが、この「革命的」と称されてきた作品です。「人間の尊厳とは何か」という永劫の問いを、黒人ゲイカルチャーを通して探る現代ノンフィクション映画の傑作として本作品を鑑賞し、その意義を討議します」

映画『タンズ アンタイド』上映会&トークセッション
日時:2022年11月13日(日)14:00-16:00(13:30受付開始)
会場:池袋キャンパス・タッカーホール(対面開催)
定員:200名(定員に達し次第、締め切らせていただきます)
申込みフォームはこちら
申込締切:2022年11月9日(水)
主催:立教大学ジェンダーフォーラム





11月18日より公開
ファイブ・デビルズ

 映画『パリ13区』の脚本を手がけるなど、フランスで最も注目される新鋭レア・ミシウス監督によるスリラー映画です。嗅覚に不思議な力をもつ少女が謎の叔母が現れたことをきっかけに彼女のさらなる香りの能力が目覚め、母と叔母の封じられた記憶にタイムリープして、家族の運命を変える予期せぬ結末へ展開してくという内容です(ちょっと『時をかける少女』っぽいですね)。なぜg-lad xxで紹介するかというと、この映画が、カンヌ国際映画祭のLGBTQ賞であるクィア・パルムを受賞しているからです。どの辺りがクィア(LGBTQ)なのかは明らかではないのですが、クィア・パルム(ベルリン国際映画祭でいうテディ賞)を受賞するくらいですから、間違いないと思います。ちなみに『アデル、ブルーは熱い色』のアデル・エグザルコプロスが母親役を演じているそうです。

<あらすじ>
嗅覚に不思議な力をもつ少女はこっそり母の香りを集めている。そんな彼女の前に突然、謎の叔母が現れたことをきっかけに彼女のさらなる香りの能力が目覚め、自分が生まれる前の、母と叔母の封じられた記憶にタイムリープしていく。やがてそれは、家族の運命を変える予期せぬ結末へと向かっていくーー

ファイブ・デビルズ
原題:Les cinq diables 英題:The Five Devils
2021年/フランス/96分/監督:レア・ミシウス/出演:アデル・エグザルコプロス、サリー・ドラメ、スワラ・エマティ、ムスタファ・ムベング、ダフネ・パタキア、パトリック・ブシテー




11月19日より公開
ボクらのホームパーティー

 待望のゲイ映画『ボクらのホームパーティ』がついに劇場で上映! ゲイの友達づくりや出会い、恋愛、パートナーシップ、セックス、人間関係をめぐるあれこれがリアルに描かれた、これぞ「ボクらの」映画!と思えるような作品です。
 『ボクらのホームパーティ』は、自主映画を制作している川野邉修一さんが2020年に製作した初の長編作品です。こちらに書かれているように、2017年に「凪」という短編映画を製作した際、ゲイであることをオープンにしたほうがよかったかもしれないと思う出来事があり、この作品では自分のセクシュアリティと向き合いながら映画を製作することを決めたんだそう。そして、「商業映画では描かれることが少ないゲイの人々の日常を描きたい」という思いで「ゲイのホームパーティ」を描くことに。オーディションでは総勢100名の俳優のなかからメインキャスト7人を選出し、幅広いフィールドで活躍する俳優陣が、年齢も性格も見た目もバラバラな個性豊かなキャラクターを演じる作品となりました。
 ゲイだからといってものすごく生きづらさを抱えてるわけじゃない、同性婚とか以前に、まず出会いや恋愛、パートナーシップを長続きさせるということが切実な問題で、恋愛って誰が「正しい」とか「悪い」とかじゃないし、人によって価値観も微妙に違うし、どうしたら幸せになれるんだろう、どうして傷つけあってしまうんだろうっていうゲイの現在地、イマの「ボクら」の姿をリアルに映し出してる作品だと思います。
 ホームパーティが始まる前に、職場だったり、恋愛だったり、それぞれの日常生活(主に愛と性)が描かれるのですが、たいへんリアリティがありました。二丁目ロケが行なわれていて、新千鳥街が写ってたり、「がいずば」のがいさんが登場してたりするのも見どころです。ぜひご覧ください。
(レビューはこちら

<あらすじ>
都内で開かれたゲイのホームパーティ。集まったのは、学生で何もかも未経験の智也、ゲイバーミセコの将一、ゲイクラブ店員の直樹とその友達(でオネエ)の正志、カメラマンの健一、そしてホームパーティを開いたカップルの彰人と靖。飲んで、食べて、騒いで、笑って、泣いて、また飲んで、楽しい時間が永遠に続くはずだったのに、それぞれが日頃心に溜め込んでいたウップンが爆発し、パーティは最悪の結末を迎える…

ボクらのホームパーティー
英題:Our House Party
2022年/日本/80分/監督:川野邉修一/出演:橋詰高志、景山慶一、松本亮、横路博、卯ノ原圭吾、窪田翔、井之浦亮介ほか
11月19日から新宿ケイズシネマで公開



 
11月20日 仙台
トランスジェンダー映画祭@せんだい

 仙台のプライドパレードの運営にも携わっている団体「にじいろcanvas」が、11月20日のトランスジェンダー追悼デーに3本のトランスジェンダー作品を上映する映画祭を開催します。上映作品は『ピュ~ぴる』『I am Here』『片袖の魚』です。会場ではLGBTQ関連の資料の展示や販売も行なわれるそうです。東北のみなさん、ぜひ。
 
トランスジェンダー映画祭@せんだい
日時:11月20日(日)10:30-12:00、13:00分-14:00、15:50-16:30
会場:仙台市男女共同参画推進センター エル・パーク仙台 6階 ギャラリーホール
定員:80名(要申込、当日参加も可)
参加費:各回500円(3回通し1,000円)




11月20日、24日 高松
台湾映画『日常対話』上映会~女性の生き方を考える~

 第18回香川レインボー映画祭の関連企画として、11月20日(日)10:00~、11月24日18:30~に高松市男女共同参画センターで台湾映画『日常対話』の上映会が開催されます。"LGBT"や"レズビアン"という概念のない、激しく男尊女卑だった世の中で、愛し合い、生き延びてきた女性たちの姿をとらえた貴重なドキュメンタリー。衝撃的な作品です。中四国の方などぜひご参加ください。

台湾映画『日常対話』上映会~女性の生き方を考える~
日時:11月20日(日)10:00~12:00、 11月24日(木)18:30~20:30
会場:高松市男女共同参画センター第3学習研修室(たかまつミライエ6階)
参加費:1,000円(当日払い)
託児 無料(生後6か月から小学校低学年までの子ども)11月12日(土)までに要予約(空きがあれば、応相談)
主催:2022高松市男女共同参画市民フェスティバル実行委員会
共催:高松市
企画運営:プラウド香川
申込み・問い合わせ先:プラウド香川 TEL:080-3164-4174(藤田まで)




11月27日 東京
ワールド・クィアショート・ショウケース

『片袖の魚』の東海林毅監督がセレクトした、本当に観てほしいクィアな短編映画4作。代官山の「アマランス ラウンジ」にて上映されます。上映作品は以下の通りです。

『ねこの日』
 ジロウくんはある日病院で「人間ではない」と診断を受けます。ふんわりとしたタッチの絵の中に「自己同一性とはなにか?」という鋭い爪を潜ませたアニメーション作品です。第68回ベルリン国際映画祭正式出品作品。
監督:ジョン・フリッキー
2018年/ドイツ/12分/日本語


『スピーク・イージー、B』
 クィアの韓国系アメリカ人である監督自身のアイデンティティをめぐる心の旅が幻想的な映像によって綴られます。映像が本当に綺麗です。
監督:ベッカ・パク
2019年/アメリカ/15分/英語


『パマルグ ~辺獄にて』
 ここは地獄なの? 死んでなお(キリスト教で言うところの)地獄にすら逝くことのできないフィリピンのトランス女性の苦悩を描く。監督・主演はトランスジェンダーでフィリピンで活躍するアーティストのラム・ボテーロ。
監督:ラム・ボテーロ
2019年/フィリピン/27分/タガログ語

 
『ネグローミ』
 ブラジルで黒人のクィアとして生きること……苦悩と怒り、そしてプライドが、詩的かつアフロフューチャリズモあふれる映像とドキュメンタリー映像の融合によって爆発する!
監督:ディエゴ・ポーリーノ
2018年/ブラジル/22分/ポルトガル語


みのむしフィルム presents
ワールド・クィアショート・ショウケース
日時:11月27日(日)開場14:00、上映14:30〜
会場:代官山アマランス ラウンジ
会費:3000円(1D付き)
予約:edo4booking@gmail.comまでお申込みください(お名前、連絡先、人数を伝えてください)
※お席に限りがありますので必ずご予約をお願いします。満席の際はご容赦ください。
※スクリーンサイズ的に、後方の席は字幕が読みづらい可能性があります。
※全ての作品に英語と日本語の字幕がつきます。


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