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特集:2026年2月の映画・ドラマ
2026年2月に上映・放送・配信されるLGBTQ関連の映画やドラマの情報をお伝えします。今月はアジアンクィア映画祭が開催!されるほか、はるな愛さんの知られざる半生を描いたNetflix映画『This is I』が配信されます。

(アジアンクィア映画祭『夢を見たと言って』より)
北日本や日本海側はかつてないほどの大雪に見舞われ(影響を受けたみなさんにお見舞い申し上げます)、まさかの解散総選挙もあって、いろいろ大変な今日この頃ですね。2月は(というかずっとこの先)心穏やかに過ごせますように…。
さて、2月に上映・配信されるクィア映画の特集です。今月はいよいよアジアンクィア映画祭が開催されるほか、はるな愛さんの知られざる半生を描いたNetflix映画『This is I』が配信されます。2月は11日が祝日で21日〜23日が三連休。お休みの日はぜひ映画館に足を運んでみましょう。
新たに情報がわかり次第、追加・更新していきます。
ちなみに2月1日は「ファーストデー」(しかも日曜日)。多くの映画館で1100円〜1300円で映画を観ることができます(特別上映等を除く)。『CROSSING 心の交差点』『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』『クイーンダム/誕生』『ヘアスプレー(ディヴァインが出演した1988年版)』なども上映中です。
(最終更新日:2025年1月31日)
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上映中
SEBASTIAN セバスチャン
『SEBASTIAN セバスチャン』はロンドンに暮らし、小説家とセックスワークの狭間で揺れる青年の姿を描いたヒューマンドラマ作品です。監督を務めたのはフィンランド出身の新人監督ミッコ・マケラ(ゲイの監督です)。この映画を撮った動機についてミッコ・マケラは「2010年頃からロンドンではセックスワークに従事する若者たちが、主体的にその職業についていることを知った。生活苦や能力の問題で仕事を選んでいるわけではない。そこが同じカテゴリーの他の作品と違う新しい視点なんだ」と語っているように、セックスワーカーたちの新しい価値観にフォーカスした映画です。主人公のマックスを演じるのは、英国映画界期待の新星ルーアリ・モリカ。「美しい容姿と繊細な感受性を併せ持つ彼は、マックスという複雑な人物をリアルかつ誠実に演じ切り、観客を圧倒的な没入感へと導く」そうです(otocotoより)
<あらすじ>
ロンドンに住み、将来を嘱望されている若い作家志望のマックス。彼はデビュー作となる長編小説をリアルなものとするために「セバスチャン」という名前で男性相手のセックスワークの世界に足を踏み入れる。職業を通して体験する未知の世界。様々なクライアントと接していくうちに、マックスとセバスチャンの境界線を次第に見失っていく。
SEBASTIAN セバスチャン
原題または英題:Sebastian
2024年/英国/110分/R18+/監督:ミッコ・マケラ/出演:ルーアリ・モリカ、ヒフトゥ・カセム、イングバル・シーグルズソン、ジョナサン・ハイド、ララ・ロッシほか
1月9日よりシネマート新宿ほかで公開
上映中
CROSSING 心の交差点
第74回ベルリン国際映画祭テディ賞審査員特別賞受賞作品(※テディ賞はベルリン国際映画祭で最優秀クィア映画に贈られる賞です)。ジョージアのトランスジェンダーの少女と、彼女を支え続けた祖父との実話に着想を得、綿密なリサーチを重ねて、イスタンブールのトランスコミュニティを描き出したヒューマンドラマ作品。『ダンサー そして私たちは踊った』のレヴァン・アキンが監督を務めています。エヴリム役を実際にトランス女性であるデニズ・ドゥマンリが務め、現地のクィアコミュニティからスタッフを迎え入れて製作されました。(レビューはこちら)
<あらすじ>
ジョージアに暮らす元教師のリアは、行方不明になったトランスジェンダーの姪、テクラを探すため、テクラを知るという青年アチとともに、トルコ・イスタンブールへと旅立つ。しかし行方をくらませたテクラを見つけ出すのは想像以上に困難だった。やがてリアは、トランスジェンダーの権利のために闘う弁護士、エヴリムと出会い、彼女の助けを借りることに。なぜテクラはジョージアを離れたのか。東西の文化が溶け合うイスタンブールを舞台に、テクラを探す旅を通して、リア、アチ、エヴリム、3人の心の距離が、少しずつ近づいていく。
CROSSING 心の交差点
原題または英題:Crossing
2024年/スウェーデン・デンマーク・フランス・トルコ・ジョージア合作/106分/監督:レヴァン・アキン/出演:ムジア・アラブリ、ルーカス・カンカバ、デニズ・ドゥマンリほか
1月9日よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、アップリンク吉祥寺ほかで全国公開
上映中
アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス
10年前の東京国際映画祭で拍手をもって迎えられ、観客賞と最優秀男優賞に輝いた『ダイ・ビューティフル』を憶えている方もいらっしゃることでしょう。フィリピンの「ミスコンの女王」として名を馳せたトランスジェンダーの突然の死とあまりにも美しく感動的な葬儀を描いた作品でした。その『ダイ・ビューティフル』のジュン・ロブレス・ラナが監督・脚本を手がけ、発表するやいなや国内外の映画祭で20冠近くに輝き、フィリピンでは舞台化も決定している話題作が『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』です。「死」をトリガーに「生」と「性」に鋭くメスを入れた「都会派・新感覚・会話劇」。愛する人との別れ、LGBTQ+、性加害、SNS世代の危うさなど、さまざまなテーマを盛り込みながら現代フィリピンのリアリティを描き出した作品です。(レビューはこちら)
<あらすじ>
先生、本当の僕を知りたいですか? コロナ禍。大都会マニラの老舗レストラン。著名な小説家である恋人マルコスを亡くしたばかりのフィリピノ語文学教授エリックは、教え子のランスと再会の約束をしていた。喪失感を抱えつつも、自分を慕うランスとの時間を楽しみにしていたエリック。アップルパイとダフトパンクの話題で距離を縮めてゆく二人だったが、マルコスの話をきっかけに空気は一変する。まるで“別人”のように。自分を見つめるランスの瞳の奥から、エリックはマルコスの驚くべき真実を知ることになる――
アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス
原題または英題:About Us But Not About Us
2022年/フィリピン/91分/監督・脚本:ジュン・ロブレス・ラナ/出演:ロムニック・サルメンタ、イライジャ・カンラス
2026年1月17日(土)シアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開
上映中
ヘアスプレー
長らくさまざまな事情により上映が叶わなかった作品を集めた特集「コケティッシュゾーン Vol.3」が1月23日からシネマート新宿で開催されます。ラインナップされたのは3作品で、その中の1作が、伝説のドラァグクイーン、ディヴァインが出演した(遺作となった)オリジナル版の『ヘアスプレー』です。
巨体と巨悪(他に類を見ない凶々しさ)でその名を永遠のものにしている伝説のドラァグクイーン、ディヴァインは、ゲイの映画監督ジョン・ウォーターズと意気投合し、1968年からジョン・ウォーターズ作品に出演してきました。至上最低の悪趣味映画として名高い1972年の『ピンク・フラミンゴ』では「世界で一番下品な人間」の座を争い、犬のウンコを食べるという強烈な演技を見せ、世紀のカルト・スターとなりました。そして1988年、ジョン・ウォーターズ初のメジャー作品『ヘアスプレー』に出演した後、心肥大で亡くなりました。ニッキー・ブロンスキーが主演し、ザック・エフロンが相手役をつとめ、ジョン・トラボルタがエドナ(巨体のママ)を演じた2007年の『ヘアスプレー』はきっと多くの方がご覧になったと思いますが、このオリジナルの『ヘアスプレー』はほとんど「幻」に近かったと思います。1989年に日本でも公開されたようですが、その後、「長らくさまざまな事情により上映が叶わなかった作品」となっていたのです。今こそ、この伝説の映画を映画館で観るチャンスです。ようやくこの時が訪れたか…と感慨を覚える方もいらっしゃるかもしれません。ぜひみんなで伝説のディヴァインの素晴らしさを堪能しにシネマート新宿に出かけましょう!
<あらすじ>
1962年、ボルチモア。ダンスとファッションが大好きな明るい少女トレイシー・ターバラッドは、地元の人気テレビ番組「コーニー・コリンズ・ショー」に出演することを夢見ている。ひょんなことから番組のオーディションに合格し、一躍注目の的に。しかし、その華やかな舞台裏には人種差別と偏見の壁が立ちはだかっていた。トレイシーは黒人ダンサーたちと手を取り合い、番組の統合を訴えるために立ち上がる。
ヘアスプレー
1988年/米国/92分/監督・脚本:ジョン・ウォーターズ/出演:リッキー・レイク、ディヴァイン、ソニー・ボノ、ルース・ブラウンほか
上映中
クイーンダム/誕生
LGBTQ+への弾圧が激しさを増すロシアで、逮捕、嫌がらせ、社会からの排除——全てを背負い、恐怖と絶望に抗う孤高のクイーン、ジェナ・マービンの姿を追ったドキュメンタリー映画『クイーンダム/誕生』。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家支持率100%という驚異的なスコアを記録し、「息を呑むほど美しい」「途方もない勇気の作品」「痛烈で生々しい」「最高のドキュメンタリー」と圧倒的な称賛を浴びています。監督のアグニア・ガルダノヴァはロシア各地のドラァグクイーンたちを追う映画を撮ろうとして、初めの頃にジェナと出会い、その類まれな芸術性と、ロシアという抑圧的な社会の中で真の自分を貫く勇気に深く心を動かされ、ジェナだけを追ったドキュメンタリーを製作することにしたんだそう。プロデューサーは、『チェチェンへようこそ ―ゲイの粛清―』の共同プロデューサーを務めたイゴール・ミャコチンです。
<概要>
モスクワから約1万キロ離れた極寒の田舎町マガダンで祖父母に育てられた21歳のジェナ・マービンは、幼い頃から自身がクィアであることを認識しており、保守的な町で暴力や差別の標的にされてきた。その痛みやトラウマをアートへと昇華させたジェナの芸術性はSNSで支持を集め、またたく間に脚光を浴びる。ジェナは過激で独特な衣装をまとい、無言のパフォーマンスを通して、ウクライナ侵攻への反対や、LGBTQ+の活動を禁止する法律と政治、社会に対する反抗的な姿勢を示す。現在のロシアでは命を危険にさらす行為だが、それでもジェナは自らの存在をかけて抗議を続け、社会の無関心と差別に一石を投じている。
クイーンダム/誕生
原題または英題:Queendom
2023年/フランス・アメリカ合作/91分/監督:アグニア・ガルダノヴァ/出演:ジェナ・マービン
上映中
水の中で息をする ―彼女でも彼でもなく―
牡蠣の生態を通して環境やジェンダーをめぐる問題を映し出す作品です。牡蠣は実は(クマノミなどもそうですが)繁殖のために性を転換する=性別を固定していないという特質を持つ生物で、そのことがこの映画の重要なテーマの一つになっています。ちなみに監督のエミリー・パッカーはノンバイナリーで、牡蠣の性のあり方に着目し、人類のジェンダーをめぐる問題も提示しているんだそう。フィクショナルなシーンや映像資料も取り入れた、ユニークなドキュメンタリーです。
<概要>
かつてニューヨーク港には世界の牡蠣の半分が⽣息していたが、乱獲によりその数は激減した。しかし今、ニューヨーク市民により牡蠣を港に戻す活動が行われている。牡蠣は呼吸することで⽔を濾過し、牡蠣礁が小魚たちの住処になるとあって、環境再生手段の一つとして評価されているのだ。
水の中で息をする ―彼女でも彼でもなく―
原題:Holding Back the Tide
2023年/米国/77分/監督:エミリー・パッカー
2月10日より配信
This is I
こちらのトピックでもご紹介していた、はるな愛さんの知られざる半生を原案とするNetflix映画『This is I』がいよいよ配信されます。幼い頃から「アイドルになりたい!」と夢を抱く少年ケンジが、成長と共に“本当の自分とは何なのか”に悩み、世間の冷たい視線に苦しみながらも、「聖子ちゃんのようなアイドルになりたい!」という夢を手放さなかった長い道のり、そしてその運命を変えた一人の医師・和田耕治さんとの出会いが描かれます。はるな愛さんの自伝「素晴らしき、この人生」などを参考に、当時の日本ではタブー視されていた性別適合手術の現実と二人の強い信頼関係を、時代を彩るヒット曲や軽やかなダンスとともに映し出します。
はるな愛さん自身は出演せず(『となりのとらんす少女ちゃん』ではお母さん役での出演が決まっています)、オーディションで抜擢された無名の新人・望月春希さん(18歳)が主演し、和田医師役を斎藤工さんが演じます。ほかにも中村中さん、MEGUMIさん、木村多江さんといった素敵キャストも出演します。企画は鈴木おさむさん。監督は『Winny』などで知られる松本優作さんです。
<あらすじ>
幼い頃からアイドルを夢見ていたケンジは、成長とともに「自分らしさ」と周囲の視線に悩むようになる。学校でいじめを受け、家族にも相談できずにいたケンジは、両親に内緒で働きはじめたショーパブで、華やかで個性的なメンバーたちと知り合い、「アイ」という名前でステージデビューを果たす。そしてアイは、貴公子のようなダンサー・タクヤと恋に落ちる。一方、過去に患者を救えなかった苦悩を抱える医師・和田は、アイの深い苦悩を知り、性別適合手術に携わることを決意する。
This is I
2026年/日本/監督:松本優作/出演:望月春希、木村多江、千原せいじ、中村中、吉村界人、MEGUMI、中村獅童、斎藤工
2026年2月10日(火)にNetflixで世界独占配信
2月20日・21日 東京
アジアンクィア映画祭
渋谷ユーロライブで2月20日(土)・21日(日)の2日間にわたって第5回アジアンクィア映画祭(AQFF=Asian Queer Film Festival)が開催されます。日本でなかなか公開されないアジアのクィア映画(特にインディーズ作品)を発掘し、のちに日本でも劇場公開された『後悔なんてしない』や『GF*BF』など、数々の話題作を日本初上映してきました。アジアらしいエモーショナルな作品に魅了され、泣いたり笑ったり拍手を送ったりしてきた方も多いはず。そんなAQFFが今年、13年ぶりに復活を果たすことになりました。今回は「韓国フォーカス〜共振する色彩、輝くソウル〜」をテーマに、韓国のレズビアン&ゲイ映画6本が上映されます。オープニングとクロージングではゲストの登壇もあるそうです。2月の三連休にぜひ、アジアのレズビアン&ゲイ映画を楽しみましょう。
<AQFF 概要>
第5回アジアンクィア映画祭
日程:2月21日(土) – 2月22日(日)
会場:ユーロライブ(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)
上映スケジュールやチケットについては公式サイトをご覧ください
<上映作品>
イバンリのチャン・マノク!
ソウルでレズビアンバー〈レインボー〉を営むマノクは、母の訃報をきっかけに店を畳み、故郷イバンリへと戻る。しかし、村の長を務める元夫の妨害や、偏見に満ちた地域社会の現実に直面した彼女は、自ら村長選挙に立候補することを決意するが――。
2025年の富川国際ファンタスティック映画祭で〈観客賞〉を受賞し、主演のヤン・マルボク(『同じ下着を着るふたりの女』『イカゲーム』出演)が〈俳優特別言及(Special Mention)〉を受けた本作。韓国の地方を舞台に、ジェンダーと世代を超えて生きる力を描いた、ハートフルなヒューマン・コメディ。現在、韓国国内外の映画祭で“マノク旋風”を巻き起こしている。頑固でチャーミングなマノクが繰り広げる、「笑いと痛み、そして連帯」の物語。
2024年|監督:イ・ユジン|108分|日本初上映|AQFFオープニング作品
3670
若い脱北者チョルジュンは、脱北者同士の強い絆に支えられながらも、自らがゲイであることを隠したまま、深い孤独を抱えていた。やがて彼は、ソウルの活気あるゲイコミュニティに足を踏み入れ、そこで出会ったヨンジュンと心を通わせていくが――。
2025年の全州国際映画祭では〈配給支援賞〉〈CGV賞〉〈Watcha賞〉を受賞し、ヨンジュン役のキム・ヒョンモクも〈俳優賞〉を受賞。また、同年の青龍映画賞では最優秀新人監督賞にノミネートされた本作は、同年9月に韓国で劇場公開され、インディ/アート系部門で興行ランキング首位を記録した話題作。静かな語り口の中にアイデンティティや理解、「共に生きること」の意味を問いかける感動作です。日本でも口コミで人気が広がっているとしてこちらの記事でフィーチャーされたりして関心が高まっていた作品です。
2025年|監督:パク・ジュンホ|124分|日本初上映
二人 〜リハーサルのない人生〜
36年前、スヒョンはドイツ在住の韓国人女性信徒による修練会で、インソンと初めて出会い、花を贈った。当時既婚者だったインソンは、夫の脅迫や在独韓国人社会からの圧力にもかかわらず、愛を求めてスヒョンを選んだ。20代で言葉も通じない異国の地・ドイツに渡り、看護師として働いた二人は、30年間にわたって人生の苦楽を共に歩み、自分たちと同じ〈異邦人〉のために連帯し、互いを支え合ってきた。
釜山国際映画祭やソウル国際女性映画祭をはじめ、韓国国内外の数多くの映画祭で上映され続けているドキュメンタリー作品。少数者の生に寄り添い、共に生きる人々の姿を見つめた映画であり、「境界を越えてきた二人の愛」を静かに、しかし力強く映し出す物語です。
2022年|監督:バン・パク・ジウン|80分|日本初上映
夢を見たと言って
カメラの中古取引で出会ったキョンイルとキョンホ。キョンホはお金が必要でカメラを売りに来るが、愛着のあまりなかなか手放せない。ひと悶着の末にキョンイルがカメラを受け取って去ると、諦めきれないキョンホは思わず後を追う。奇妙な占い師や元カレとの遭遇を経て、二人の一日は思いがけない方向へ転がっていく——。
2025年の全州国際映画祭でワールドプレミアされた本作は、オープンリー・ゲイの監督であり、韓国で初めて同性結婚を挙げたことでも知られるキム=ジョ・グァンス監督(『ただの友達?』『2度の結婚式と1度の葬式』)の最新作。“BLの名手”として確固たる人気を築いた監督が贈る、軽やかで愛おしいロマンティック・コメディです。
2025年|監督:キム=ジョ・グァンス|73分|日本初上映
夏の日のカメラ
高校生のナツは、亡き父が残したフィルムを現像できずにいた。しかし、サッカー部のスター選手ヨンヌと出会い、彼女を撮るうちに心が動き始める。現像した最後のフィルムには、父が密かに撮影していた一人の男性の姿が写っており――。
2025年のシアトル国際映画祭フューチャー・ウェーブ部門で〈最優秀長編作品賞〉を受賞。映画『虐待の証明』(2018)でデビューし、映画『クローゼット』やNetflix映画『キングダム:アシンの物語』『キル・ボクスン』、ドラマシリーズ『Sweet Home -俺と世界の絶望-』シーズン2・3などに出演、複数の子役賞を受賞してきたキム・シアが、本作で初主演を務めます。
2025年|監督:ソン・ディヴァイン|82分
ソラスタルジア
2022年、韓国・江原道東海市で朝鮮半島史上最大規模の山火事が発生する。映画学科の学生たちは、卒業制作のドキュメンタリーを撮るために被災地を訪れるが、撮影中の対立を経て大半のスタッフがソウルへ戻り、現地には監督と撮影監督だけが残ることに。二人は長い時間をともに過ごすうちに、監督の過去と心の傷が明らかになっていき――。
本作は、韓国クィア映画の旗手イ=ソン・ヒイル監督(『後悔なんてしない』)による、10年ぶりのクィア映画復帰作であり、最新作。タイトルの「Solastalgia(ソラスタルジア)」は、環境変化によって故郷を失った人々が抱く“失われた場所への郷愁”を意味するそうです。
2024年|監督:イ=ソン・ヒイル|95分|海外初上映|AQFFクロージング作品
2月27日公開
レンタル・ファミリー
『ザ・ホエール』で死にゆく巨漢のゲイを演じ、第95回アカデミー主演男優賞に輝いたブレンダン・フレイザーが主演を務め、全編日本で撮影を敢行したヒューマンドラマ映画です。ゲイのキャラクターが登場するようです(※ブレンダン・フレイザーではありません)。また、“家族”のような役割を演じる人をレンタルするというありようが、血のつながりを重視するのではなく各々が大切だと感じる人と家族になっていくLGBTQの「chosen family」を連想させる、などとも言われているようです。
<あらすじ>
かつて歯磨き粉のCMで一世を風靡したものの、近頃は世間から忘れ去られつつあるアメリカ人俳優フィリップ。俳優業を細々と続けながら東京で暮らし、すっかり街になじんでいた。そんなある日、フィリップはレンタル・ファミリー会社を経営する多田から仕事を依頼される。レンタル・ファミリーとは、依頼人にとって大切な「家族」のような役割を演じることで報酬を得る仕事。最初のうちは、他人の人生に深く関わることに戸惑うフィリップだったが、仕事を通して出会った人々と交流していくうちに、いつしか彼自身の心にも変化が起こりはじめる。
レンタル・ファミリー
原題:Rental Family
2025年/アメリカ/110分/配給:ディズニー/監督:HIKARI/出演:ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、柄本明、ゴーマンシャノン眞陽ほか
2月27日より全国でロードショー公開
INDEX
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- 特集:2025年9月の映画・ドラマ
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- レポート:RELEASE
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- 7/19、日本最大規模のゲイフェス「SUMMER BLAST」が7会場で開催!
- 特集:参院選2025
SCHEDULE
- 01.31GLOW UP! Vol.2 アクエリア 日本公演
- 01.31WILLCOM NIGHT Vol.2







