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2026年夏の舞台作品
オール当事者キャストによる劇団薔薇族の舞台やSPS東京の公演、シカゴ、フル・モンティのようなブロードウェイ作品など、2026年6月〜9月に上演されるLGBTQ関連の演劇作品をご紹介します。

(SPS東京『ひと夏をキミと』より Illustation:ISA)
舞台上の俳優の肉体美や息遣いを生で感じ取れる演劇(やミュージカル、バレエ、ダンスパフォーマンスなど)の魅力は格別です。この特集では、オール当事者キャストによる劇団薔薇族の舞台やSPS東京の公演、シカゴ、フル・モンティのようなブロードウェイ作品など、2026年6月〜9月に上演されるLGBTQ関連の演劇作品をご紹介します(日付順)
暑い季節にあえて、生の舞台の熱さを。演劇鑑賞、ぜひお楽しみください。
新たな情報が入り次第、更新していきます。
(最終更新日:2026年6月14日)
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6月10日〜28日 東京
ドゥーリアのボールルーム
アートセンターBUGで行っているアートワーカー(企画者)向けのプログラム「CRAWL」で選出された「も」さんによる「ドゥーリアのボールルーム」が開催。「「ケア(生を支えること)」「クィアネス(規範を揺さぶること)」あるいは「グリーフ(喪失と共にあること)」が重なり合う場所に立ち、その「居合わせ」の瞬間に生まれるAesthetics(美学/感性学)を解明していく。そのプロセスを走らせ、その状態をあるがまま提示しようとするもの」で、医療的ケア児の家族によるライブ・パフォーマンスが行なわれます。また、パフォーマンスが行われない時間、会場はその姿を変容させます。写真・動画・生物を起点としたインスタレーションを通じ、アートセンターを市民のための「公園」の理念に沿うような、開かれた公共圏として再定義(アップデート)します」とのこと。フライングステージの関根信一さんがパフォーマンス監修を、エスムラルダさんがドラァグクイーン監修を務めています。詳細はこちらをご覧ください。
ドゥーリアのボールルーム
会期:2026年6月10日(水)〜28日(日)
会場:アートセンターBUG(千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1階 JR東京駅八重洲南口直結)
時間:11:00-19:00 ※イベント開催のため、6/11(木)6/17(水)は18時に閉館します
休館日:火曜日
入場無料
主催:BUG
6月19日 東京
中村 中 20th Anniversary Concert Chapter 1 -饗宴-
『ブルーボーイ事件』や『This is I』でも凄い演技を魅せてくれた中村中さんが、20周年を記念し、『饗宴』と題した宴会的コンサートを催します。タイトルはギリシャの哲学者プラトンの「饗宴」に由来しているんだそう(『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』でも描かれていたように、「饗宴」には、もともと人間は男と男、男と女、女と女が背中合わせにくっついていたけれども、神様がそれを引き裂き、離れ離れになった片割れ=ソウルメイトを探すようになったという逸話が描かれています)。スターダスト☆レビューの根本要さん、一青窈さん、ドリアン・ロロブリジーダさんといった豪華ゲストが出演します。コンサートではありますが、ドリアンさんも出演しますし、少なからず演劇的な要素が感じられる華やかな舞台になるのでは?と予想し、こちらで紹介しました。
中村 中 20th Anniversary Concert Chapter 1 -饗宴-
日時:6月19日(金)18:30-
会場:東京国際フォーラムホールC
6月20日 東京
《S/N》上映+トーク
渋谷パルコで開催される「PRIDE 2026」にてダムタイプ《S/N》の記録映像の上映+アフタートークが行われます。前日の19日には
DOMMUNEにてDUMB TYPE特別番組が配信されます。詳細はこちらをご覧ください。
渋谷 PARCO「PRIDE 2026」
ダムタイプ・パフォーマンス《S/N》記録映像上映
日時:6月20日(土)18:00ー20:30
会場:渋谷 PARCO 10F「PBOX STND」
トークゲスト:山中透、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ
無料
6月26日〜28日 東京
ミュージカル『薔薇族’70』
クィア当事者の視点からクィア演劇を創作する劇団「薔薇族」旗揚げ公演として、6月26日〜28日に二丁目のこった創作空間(旧サニーサイドシアター)でミュージカル『薔薇族’70』が上演されます。2015年にゲイであることをカミングアウトした俳優の水越友紀さんらが出演します。協力で関根信一さんやエスムラルダさん、大島岳さんらの名前がクレジットされています。詳しいことがわかり次第、お伝えしていきます。
ミュージカル『薔薇族’70』
日程:2026年6月26日(金)〜28(日)
会場:こった創作空間(新宿区新宿2-6-8 小沢ビルB1F)
脚本・演出・音楽:外崎銀河

7月31日・8月2日上演 東京
パッシング・バイ
新国立劇場の演劇『20の物語 -週末を、劇場で- 』という古今東西の演劇作品を短編・中編を中心に集めた20の多彩な物語を上演するアンソロジー企画の一環で、マーティン・シャーマンが『BENT』より前、1972年に書いた『パッシング・バイ(通りすがり)』という中編作品が上演されます(リーディング公演です)。GAY解放運動が始まったばかりでアメリカ社会がまだ全然寛容ではなかった時代、NYで二人のゲイが偶然出会い、短くて濃密な時間を過ごし、人生の一瞬が鮮やかに輝き、やがて爽やかに過ぎ去るというシンプルなラブコメだそう。当時としては二人のゲイの恋愛を屈託なく描くこと自体がスゴいことで(『真夜中のパーティ』なんて屈託だらけでしたからね)、意義深い作品と言えそうです。ただ、不幸なことに、たまたま主人公が肝炎にかかってしまうという話だったことから、エイズ禍の時代、ゲイへの偏見を助長してしまうかもしれないというおそれからマーティン・シャーマンがこの作品を封印してしまい、2010年代まで再び世に出ることはありませんでした。そんな隠れた名作『パッシング・バイ』がこのたび、リーディング公演ではありますが、『プライド』をはじめ数々のゲイ演劇作品の翻訳を手がけてきた広田敦郎さんの翻訳によって新国立劇場で上演されることになったのはとても素敵なことです(ちなみに今回の『20の物語 -週末を、劇場で- 』は2010年にtptの『プライド』で演出を務めていた小川絵梨子さんの新国立劇場芸術監督の任期ラストを飾る企画です)
<あらすじ>
1972年のニューヨーク。映画館で偶然出会った画家のトビーと元飛込選手のサイモンは、短い時間を共に過ごすうちに心を通わせる。仕事や恋に傷つき、そろって肝炎にかかり寝込んだ二人は、互いの看病の日々を通して、図らずも濃密な時間を共有することになる。ぶつかり合い、語り合う中で深まっていく絆。しかし、快方に向かうとともに、将来への価値観の違いが明らかになり…
パッシング・バイ
作:マーティン・シャーマン
翻訳:広田敦郎
演出:山田由梨
出演:長井健一、森かなた
日時:7月31日(金)18:30-、8月2日(日)15:15-
会場:新国立劇場
詳細・チケットはこちら
8月19日〜9月14日 東京・大阪
フル・モンティ
1997年の映画『フル・モンティ』をご覧になったことがある方は少なくないことでしょう。失業し、職だけでなく家族まで失いそうになったりしている男たちが起死回生を賭けて男性ストリップショーに挑戦するという熱い青春ストーリーで、決して体を鍛えているわけでもないただの中年男性たちが、さまざまなハードルを乗り越えながら仲間と励まし合いながら必死にダンスを練習したりして、フルモンティ(完全に全部脱ぐという意味)を成功させる姿が全世界で感動を呼びました。この映画はのちにブロードウェイで舞台化されて人気を博し、トニー賞作品賞を含む9部門にノミネートされました。そんな『フル・モンティ』は、以前、日本版の上演もありましたが、今回は日米合同制作として山本耕史さんやゆりやんレトリィバァさんが出演するものの全編英語で上演されるというものになります。
オリジナルの映画では、メインの6人のほかにロンパーというゲイのキャラクターも登場していて、いわゆるホモソーシャルでtoxic masculunityな話に堕することなく、セクシュアリティの多様性なども織り込むことで、世界的評価を得ています。ブロードウェイでも当然その部分が踏襲されてきたでしょうから、今回もそうだと思います。ブロードウェイの方たちも多数出演しますので、より本場に近い『フル・モンティ』を楽しめそうです。
日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」
東京公演
日程:8月19日(水)〜9月14日(月)
会場:東京国際フォーラム ホールC
大阪公演
日程:9月10日(木)~14日(月)
会場:新歌舞伎座
8月19日〜9月6日 東京・大阪
シカゴ
ゲイの映画監督ロブ・マーシャルによる2002年の映画『シカゴ』は世界中で大ヒットを記録し、日本のゲイシーンでも何度となく『シカゴ』ショーが繰り広げられました(キャサリン・ゼタ・ジョーンズをやりたがる人、続出)。お話自体はLGBTQに関係があるわけではないのですが、何よりも音楽やダンスが素晴らしく、ゲイの琴線に触れまくるんですよね。そんな『シカゴ』はブロードウェイでも何度となく上演され、ロングランを記録していて、今回もこうしてブロードウェイからの来日公演が行なわれるというわけです。本番ブロードウェイの『シカゴ』をご覧になりたい方はぜひ。
ブロードウェイミュージカル「シカゴ」
東京公演
日程:8月19日(水)〜30日(日)
会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)
大阪公演
日程:9月3日(木)〜6日(日)
会場:オリックス劇場
8月22日・23日 東京
SPS東京『ひと夏をキミと』
26年目のSPS東京はSFラブロマンスからスタートいたします! 夏の終わり、宇宙からやってきた男たちと地球のドラァグクィーンが巡り合う!? SPS作品の中に登場したSF系キャラクターが勢揃い! Swingin' Panda Orchestraをゲストミュージシャンに迎え、壮大?な?ストーリーが動き出す!(なお、今回のイラストレーションはロンドンで活躍のISAさんが担当しているそう。素敵ですね!)
<あらすじ>
宇宙船に乗り合わせた地球のドラァグクイーン・漫画家・海水浴のおじさん、青年は自分たちがなぜそこにいるのか? 76年ぶりにやって来たその宇宙船の目的は?
SPS東京『ひと夏をキミと』
日時:2026年8月22日(土)14:45-/17:45-、23日(日)14:15-、17:30-
※開演30分前に開場いたします
※開演15分前から音楽ライブが開始されます
会場:ROCK JOINT GB(武蔵野市吉祥寺本町2丁目13-14)
出演:
theStagPartyShowTokyo
たかし・ゆうだい・ともひろ・マサムネ・ヒロキ・まるくろ・こうき・菊池ジョバンニ
Swingin' Panda Orchestra
しょーご・しゅん・たかしげ・しゅう・しゅんすけ・どら・ごの・へいへい・とーち・さとし・こーじ・きっしー・なるみん・いけお・たかひろ・よういち・まさと

INDEX
- 2026年夏の舞台作品
- レポート:名古屋レインボープライド2026
- 2026夏のクィア・アート展
- 特集:第33回レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜
- 特集:プライドウィーク2026東京
- レポート:プライドクルーズ大阪2026
- 特集:2026年6月の映画・ドラマ
- レポート:山口レインボープライド2026
- 名古屋のゲイフェス「NLGR+2026」が熱い!
- レポート:乱雄會presents六尺ナイトvol.14
- レポート:huGe+Xposure -ふんどしBanquet-
- レポート:いわてレインボーマーチ2026
- レポート:京都レインボープライド2026
- 特集:2026年5月の映画・ドラマ
- 特集:GAY NIGHT 2026 GW
- 特集:2026年4月の映画・ドラマ
- レポート:GAP6「2030年までのHIV流行終結を目指すPhoto&Movieプロジェクト」記者発表会
- 2026上期の舞台作品
- レポート:第4回岸和田レインボーパレード
- 春だから検査を受けよう! 東京都新宿東口検査・相談室レポート







