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朝日新聞にLGBTQツーリズムの記事が掲載されました

2025年12月19日

 12月18日付の朝日新聞に「市場規模33兆円 LGBTQ旅行者をもてなす大阪の取り組みとは」という記事が掲載され、レインボーフェスタ!の様子や、海外からのゲイカップルが「EAGLE OSAKA」を楽しんだことや、OUT JAPANの小泉伸太郎さんのコメントなどが紹介されていました。

 
 朝日新聞は今月、年間4千万人のインバウンド観光客が訪れ、オーバーツーリズムや多様化するニーズに悩みながら受入れに向けた新しい取組みも見せている日本の観光関連産業の現場をとらえた「写真ルポ 観光列島」というルポルタージュ連載を掲載しました。その第3回がLGBTQツーリズムに焦点を当てた記事でした。
 
 まず、今回が初めての日本旅行だというカナダのゲイカップル、ギヨームさんとジョンさんが堂山を散策する姿を写した写真が掲載され、西日本最大級のゲイバー「EAGLE OSAKA」を楽しんだことなどが紹介されていました。併せて今年の大阪のレインボーフェスタ!に多くの海外からの参加者があったことなども紹介されていました。
 続けてLGBTQツーリズムの概要として、世界のLGBTQツーリズムの市場規模が約33兆円にのぼることや(欧州のコンサルティング会社などが2018年に行なった調査より)、昨年のIGLTA総会をはじめ大阪観光局がこれまでに行なってきた取組みについて概観する説明がなされました。大阪観光局のアドバイザーを務めた人物として、OUT JAPANの小泉伸太郎さんの「環境整備が進み、海外からのLGBTQ旅行者の相談は肌感覚で5倍ほど増えた」「偏見をなくし、すべての人が気持ちよく過ごせる環境をつくることが大切です」といったコメントも紹介されました(※OUT JAPANは「LGBTツーリズムハンドブック」を発行したり、自治体や企業に向けてLGBTQツーリズム研修を行なうなどしてきた会社です。Out Asia Travelの小泉さんが会長を務めています)

 
 LGBTQツーリズムについてもう少し詳しくお伝えすると、1983年に米国でIGLTA(国際LGBTQ+旅行協会)が設立されて以降、LGBTQツーリズムが本格化してきましたが、世界のLGBTQ旅行者は主にLGBTQ差別禁止法があり、同性婚が認められていたりするような、LGBTQが安心して過ごせると期待される国・地域を旅行先に選ぶ傾向が強く、法整備が遅れていた東アジアはずっと蚊帳の外でした。が、2017年に台湾で同性婚が認められることになったのをきっかけに、にわかに国際LGBTQソサエティの注目が高まり、ゲイゲームズの香港開催ワールドプライドの台湾開催IGLTA世界総会の大阪開催が次々に決定しました。こうした流れに乗って、また、小泉さんが述べているように、大阪観光局の施策やOUT JAPANの取組み(自治体や企業への研修の実施など)によって海外からのLGBTQ旅行客も安心して気持ちよく日本旅行を楽しんでいただけるような環境が整えられてきて、LGBTQ旅行者も以前よりだいぶ増えてきたと言えそうです。
 堂山もそうですが、東京にも二丁目という世界有数のLGBTQタウンがあり、毎週末、glamorousでvibrantな(もっと言うと世界に類を見ない多彩で豊かなクラブイベント)が楽しめるようになっています。これは日本が世界に誇れる素晴らしいLGBTQ観光リソースです。今後ももっとたくさんのLGBTQ旅行客を迎えられるポテンシャル(のびしろ)がありますし、ホテルでのLGBTQ研修など、受入れに向けた取組みがさらに広がっていくことが期待されます(せっかく海外から来られても、同性どうしだからといってダブルルームの予約を勝手にツインに変えられたり、フロントの接客で(ゲイだからとバカにしたりする人がいて)嫌な思いをしたりすると、せっかくの旅行が台無しに…差別事案としてSNSで拡散される可能性もあります。そういうことがないよう、ホテル等の従業員がきちんとLGBTQのことを理解し、適切な接遇を行なえるようになることが大切です。小泉さんらが手がけてきたのはそういう取組みです)
  


参考記事:
市場規模33兆円 LGBTQ旅行者をもてなす大阪の取り組みとは(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASTDK1HVLTDKUQIP021M.html


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