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特集:2025年10月の映画・ドラマ

2025年10月に上映・放送・配信されるLGBTQ関連の映画やドラマの情報をお伝えします。

特集:2025年10月の映画・ドラマ

(『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』より) 


 ゲイ術の秋到来。10月です。今月は日本初のインクルーシブプロデューサーがついた日テレのゲイドラマ『ぼくたちん家』が放送されたり、SSFF&ASIA 2025 秋の国際短編映画祭で4本のクィア映画が上映されたり、ボーイズラブ的な映画が上映されたりもします。週末は劇場ギャラリー・美術館とともに映画館にも足を運んでみましょう。
 新たに情報がわかり次第、追加・更新していきます。
 ちなみに10月1日は「ファーストデー」。多くの映画館で1100円〜1200円で映画を観ることができます(特別上映等を除く)。『愛はステロイド』『ふたりのまま』なども上映中です。
(最終更新日:2025年10月31日)

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上映中

愛はステロイド

 ステロイドで変わっていく身体と心、それでも逃れられない愛と暴力の連鎖…ルーとジャッキーに待ち受ける結末とは? A24が贈るクィア・ロマンス・スリラー『愛はステロイド』。『トワイライト』シリーズで世界的に有名になったクリステン・スチュワートと、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』でキーパーソンとなるコディアク役で出演しているケイティ・オブライアンが運命的な恋、そしてそこから広がる破壊的な展開を演じて見せていることで話題を呼び、世界各国の映画賞を席巻した作品です。二人ともクィアの俳優で、クリステン・スチュワートは今年4月に同性婚していますし、ケイティ・オブライアンも2020年に同性婚しています。そんな二人が演じる恋と破壊的な人間ドラマに注目しましょう。(レビューはこちら

<あらすじ>
1989年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためラスベガスへ向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーと運命的な出会いを果たし恋に落ちる。しかしルーは、街の裏社会を仕切り凶悪な犯罪を繰り返す父親や、夫からDVを受けている姉など、家族にさまざまな問題を抱えていた。そんなルーをかばおうとするジャッキーは、思いもよらない犯罪網へと引きずりこまれていく…。

愛はステロイド
原題または英題:Love Lies Bleeding
2024年/英米合作/104分/R15+/監督:ローズ・グラス/出演:クリステン・スチュワート、ケイティ・オブライアンほか
8月29日より全国公開



上映中
ふたりのまま

 昨年のニュースで、子育てをしている(していた)性的マイノリティが242人に上ることが明らかになっていますが、日本で子育てをしている、あるいは子どもを授かりたいと願う4組の女性カップルを追ったドキュメンタリーがついに登場しました。親たちおよび精子提供をしてくれた友人と一緒に赤ちゃんを育てるふたり(精子提供者として海外のゲイの方も登場)、ステップファミリーになるため同棲を始めたシングルマザーとそのパートナー。長く不妊治療を続けてきたもののさまざまな「期限」に焦りを感じているふたり、精子提供により生まれた娘さんがまもなく成人を迎えるカップルという、4組4様の家族が抱く、子どもへの愛情、子育ての悩み、未来への願いを映し出します。同性婚が認められないがゆえにパートナーの子との間の法的関係がない(親権が認められない)ことや、特定生殖補助医療法案の問題などにも触れられていますが、こんなにたくさんのクィア女性が顔出しで映画に出ていること自体がすごいです。ハッとさせられたり、思わず見入ってしまったりの連続。画期的です。
 この映画を作ったのは、子どもを育てたい、あるいはすでに子どもがいるLGBTQを10年以上にわたってサポートしてきた一般社団法人こどまっぷの共同代表・長村さと子さん。ご自身も、パートナーの茂田まみこさんと一緒に子育てをしています。パレードで「 Family Pride」のフロートを出したり、今年は子育てするLGBTQを写した「シルエットファミリー展」のブースも出展していました。
 LGBTQコミュニティから生まれた映画が新宿K's cinemaという二丁目にも近い一般の映画館で上映されます。応援しましょう。(レビューはこちら

ふたりのまま
2025年/日本/88分/製作:こどまっぷ/監督・撮影:長村さと子
新宿K's cinemaで9月20日より上映

 

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ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男

 ザ・ビートルズを世に送り出した人物で“5人目のビートルズ”として知られるブライアン・エプスタインの短くも濃厚な32年の人生を、バンドの知られざる内幕と共に描いた、スリリングなサクセスストーリーにして、胸を打つヒューマン・トゥルーストーリー『ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男』。過酷なマネージャー業務を鮮やかにこなす一方、業務過多から薬物中毒に陥った心優しいビジネスマンだったエプスタインは、自身がゲイであるという事実と周囲の偏見から、次第に精神のバランスを失っていく…当時は他者に気軽に相談できるような時代ではなく、彼の魂の憂いは深くなる一方だった…というストーリーで(これはドキュメンタリーではなく、伝記映画です)、世界を変えたビートルズというモンスターバンドの裏で、人知れず悩み、闘っていた一人のゲイの姿が涙を誘う作品になっているようです。ブライアン役は『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』などに出演した新進俳優ジェイコブ・フォーチュン=ロイド。ブライアンを支える両親の役をエディ・マーサンとエミリー・ワトソンという名優がつとめます。

ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男
原題:Midas Man
2024年/英国/112分/PG12/PG12/監督:ジョー・スティーブンソン/出演:ジェイコブ・フォーチュン=ロイド、エミリー・ワトソン、エディ・マーサン、エド・スペリーアス




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テレビの中に入りたい

 A24製作のメランコリックスリラー『テレビの中に入りたい』は、1990年代のアメリカ郊外を舞台に、自分探しにもがく若者たちを描いた物語。2024年サンダンス映画祭のミッドナイト部門でプレミア上映されて以降、第74回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品され、第40回インディペンデント・スピリット賞では作品賞を含む主要5部門にノミネートされました。
 監督のジェーン・シェーンブルンはノンバイナリーであることをカムアウトしており、クィア映画の推進者でもああり、「隠していた本当の自分を心の中に戻し、見なかったフリをして半分死んだような人生を続けるか、未知と対峙するか。それは完全な社会的死を意味するのも同然で、本質的に自分が知る現実の終わりでもあります。本作のジャンルの要素と中心的なメタファーは、語りたいという私の願望から生まれました。そして他の多くのトランスジェンダーたちが、本当の自分を否定される世界の中で自分らしくいる方法を模索する経験をしてきたと思います」と語っています。

<あらすじ>
冴えない毎日を過ごすティーンエイジャーのオーウェンにとって、毎週土曜日の22時30分から放送される謎めいたテレビ番組「ピンク・オペーク」は、生きづらい現実を忘れさせてくれる唯一の居場所だった。オーウェンは同じくこの番組に夢中なマディとともに、番組の登場人物と自分たちを重ね合わせるようになっていく。しかしある日、マディはオーウェンの前から姿を消してしまう。ひとり残されたオーウェンは、自分はいったい何者なのか、知りたい気持ちとそれを知ることの怖さとの間で身動きが取れないまま、時間だけが過ぎていく。

テレビの中に入りたい
原題:I Saw the TV Glow
2024年/アメリカ/102分/PG12/監督:ジェーン・シェーンブルン/出演:ジャスティス・スミス、ジャック・ヘブン、ヘレナ・ハワード、リンジー・ジョーダン、フレッド・ダースト、ダニエル・デッドワイラーほか
9月26日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次ロードショー



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サラバ、さらんへ、サラバ

 茨城の⽥舎町に住む⼥⼦⾼⽣カップルの⽇常と別れを描く短編映画です。脚本家として活動してきた洪先恵さんが⾃らの体験に基づいて描き出した作品で、初監督も務めています。第20回⼤阪アジアン映画祭 インディ・フォーラム部⾨、第39回 BFIフレア:ロンドン LGBTIQ+映画祭 Daydreamer部⾨をはじめ各国の映画祭に多数選出され、韓国 第13回ディアスポラ映画祭では観客賞を受賞するなど⾼い評価を受けています。
 監督のコメントをご紹介します。
「いつの間にか終わってしまった初恋を思って作った映画です。同性の相⼿に⻑い間⽚思いして、やっと両思いだとわかった途端、ケンカも、話し合いもできないまま、親どうしの話し合いだけで無かったことにされてしまった記憶。その記憶は29歳の今になっても、解決できないモヤモヤとしてまだ私の中に残っています。だからこそ、本気で別れに向き合う⼥の⼦たちを描きたいと思いました。ダサくても、汚くても、二人にとっては真剣な、⾃分たちで決めた別れです。映画を観てくれる皆さんも、⾃分の真剣だった恋を思い出してほしいと思います」
 
<あらすじ>
16歳、茨城の⽥舎町に住む⼥⼦⾼⽣カップルの仁美と菜穂。アイドルになることを夢⾒る菜穂を、仁美は献⾝的に⽀えていた。仁美はある⽇、菜穂から「K-POP アイドルになるため韓国に⾏く」と告げられ、二⼈に突然の別れが訪れる。

サラバ、さらんへ、サラバ
2024年/日本/26分/G/監督:洪先恵/出演:蒔田彩珠、碧木愛莉、テイ龍進、石崎なつみほか




10月4日公開
ワイルド・ボーイズ

 ジェンダーや身体表現を根底から揺さぶる唯一無二の映像世界で知られるフランスの鬼才ベルトラン・マンディコが2017年に手がけ、長編デビュー作にして代表作となったシュルレアリスム的ファンタジー作品『ワイルド・ボーイズ』が上映されます。少年たちを女性俳優が演じるジェンダー越境の物語として、第74回ベネチア国際映画祭などで注目を集め、『カイエ・デュ・シネマ』誌の2018年ベストテンで第1位に選出されました。シアター・イメージフォーラムの特集上映企画「ベルトラン・マンディコ特集 ピンク・ネオン・アポカリプス」として10月4日から上映されます。

<あらすじ>
20世紀初頭、レユニオン島。オカルトに心酔する良家の少年たち5人は、女性教師に対して卑劣な集団暴行をふるう。更生のため船に乗せられた彼らは、冷酷なオランダ人船長のもとで抑圧された日々を過ごす。極限状態のなかで反乱を企てた少年たちは、妖しく繁茂する植物に満ちた超自然の島にたどり着く。その島は、彼らの魂と肉体を静かに変容させていく…。

ワイルド・ボーイズ 
原題:Les Garçons sauvages
2017年/フランス/110分/監督:ベルトラン・マンディコ/出演:ポリーヌ・ロリラール、ビマーラ・ポンス、ディアーヌ・ルーセル、アナエル・スノーク、マチルド・ワルニエ、サム・ルーウィックほか



10月4日・5日 京都
鏡をのぞけば 〜押された背中〜 
カミングアウトジャーニー

 1994年の横浜国際エイズ会議をきっかけにAIDS文化フォーラムin横浜がはじまりましたが、15年前、同様のAIDS文化フォーラムが京都でも開催されるようになりました。今年の第15回AIDS文化フォーラムin京都では、トランスジェンダーのリアルを伝える『鏡をのぞけば 〜押された背中〜』とHIV陽性であることだけでなく薬物のこともカミングアウトした福正大輔さんの旅を綴ったドキュメンタリー『カミングアウトジャーニー』が上映されます。

第15回AIDS文化フォーラムin京都
日程:2025年10月4日(土)、10月5日(日)
会場:龍谷大学 深草キャンパス 和顔館
主催: AIDS文化フォーラムin京都 運営委員会
共催:京都府、京都市

4日(土)17:00-18:30
『鏡をのぞけば 〜押された背中〜』上映&トーク
◎京都レインボープライド
『鏡をのぞけば』の河上リサ監督と、「なんでうちらが離婚せなあかんの?」裁判の山科みきさんをゲストにお迎えして、トランスジェンダーのリアル、GID特例法と「結婚の自由」についてお話を伺います。

5日(日)10:00-11:30
ドキュメンタリー映画 『カミングアウトジャーニー』上映会と参加者トーク!
◎福正大輔
わたしはゲイ、薬物使用の逮捕歴、HIVポジティブをカミングアウトしました。カミングアウトされる側の映画を観て、お話しましょう。



10月9日放送スタート
小さい頃は、神様がいて

 3階建てのレトロマンションに住む、シニア夫婦、女性カップル、熟年夫婦とその娘という3つの家族の物語で、互いに干渉せず、適度な距離感を保ちながら生活を送っていたそれぞれの家族が、近くの川が氾濫しそうになり、一夜を同じ場所で過ごしたことをきっかけに、少しずつ日常が変わっていく様子を描いています。2階には、社交的な樋口奈央と内気な高村志保の女性カップルが暮らしていて、部屋にはほとんど家具がなく、キャンプ用のテントを張って一緒に寝ているけれども、とても幸せそう、とのことです。
 主題歌はユーミンの新曲「天までとどけ」(タイトルからしてユーミンの「やさしさに包まれたなら」の出だしですよね。きっとこのドラマの「やさしい世界」的なテーマに合わせて、のことだと思います)
 
<あらすじ>
ある日、東京に台風が襲来。慎一は川の氾濫に備えてマンションの前に水嚢を積み上げる。それを手伝った渉は、マンションの住人が集まって小倉家で夜を過ごすことを提案する。一緒に帰宅し、その張り紙を見た奈央と志保は、思案の末に小倉家へ。不安げにチャイムを鳴らすと、一同はまるでホームパーティのように二人を温かく出迎えた。

小さい頃は、神様がいて
フジテレビ系
毎週木曜22:00-
10月9日放送スタート
出演:北村有起哉、小野花梨、石井杏奈、小瀧望、近藤華、阿川佐和子、草刈正雄、仲間由紀恵




10月12日放送スタート
ぼくたちん家

 日テレの日曜ドラマ『ぼくたちん家』は、ちょっと不器用でやたら情に厚い、心優しい一人のゲイ・波多野玄一(及川光博さん)が、恋にも人生にも情熱を持たないクールなゲイ・作田索(手越祐也さん)に恋をして、なぜか告白のときに「家を買いませんか?」と提案するというストーリー。さまざまな偏見の中で生きる“社会のすみっこ”にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描くオリジナル作品です。このドラマでゲイを描くにあたり、カムアウトしている白川プロデューサーが日本初のインクルーシブプロデューサーとして参加しています(詳細はこちら

ぼくたちん家
日本テレビ系
毎週日曜22:30-
10月12日から放送スタート
出演:及川光博、手越祐也、白鳥玉季、坂井真紀、光石研、麻生久美子ほか



10月17日公開
彼の瞳に映る僕

 ゲイであることを誰にも言えずに悩む主人公・篠崎風吹の苦悩を映し出した映画です。俳優として活動する傍ら映画制作も手がける、弱冠23歳の若手監督・石田瑞樹さんが監督を務め、2.5次元舞台などで活躍する北澤優駿さんとモデル・俳優として活動している増島拓実さんが映画初出演で初主演します。

<あらすじ>
篠崎風吹は、ゲイであることを誰にも打ち明けられずにいた。ある日、大学のゼミで意気投合した友人・志摩海斗に、さりげなく自分がゲイであることを伝える。それをきっかけに、風吹と海斗は交際を始めるが、付き合ううちにさまざまな壁にぶつかり、風吹は「自分は普通ではない」と劣等感を抱くようになる。そんな中、風吹は幼なじみの蒼井奈那から突然告白される。自分に嘘をついているという感覚に、もどかしさや疑問を感じ始める風吹だったが……。

彼の瞳に映る僕
2025年/日本/監督:石田瑞樹/北澤優駿、増島拓実、高井千帆、冬野心央、木村一翔ほか




10月22日~11月10日
SSFF&ASIA 2025 秋の国際短編映画祭

「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2025 秋の国際短編映画祭」で「レインボーストーリー」と題して4本のクィア映画が上映されます。同映画祭は10月22日(水)〜26日(日)に赤坂インターシティ コンファレンス、東京都写真美術館ホール、LIFORK Harajukuという3つの会場でリアル上映されるほか、10月22日(水)~11月10日(月)にオンラインでも配信されます。(作品によって、オンライン配信限定だったり、リアル上映のみだったりします)

◎A Bird Called Memory メモリーという名の鳥
 今年のレインボー・リール東京で『記憶の鳥』というタイトルで上映された作品です。特に3人のトランス女性がグリーン(内側は赤)のワンピースで踊るシーン、そしてラストシーンが印象的な、芸術的で素晴らしい作品です。
<あらすじ>
メモリーと呼ばれる鳥は家への帰り方がわからない。トランスジェンダー女性のルアはメモリーを探すが、街は時に敵意を向けてくる。

A Bird Called Memory メモリーという名の鳥
2023年/ブラジル、英国/15分/監督:Leonardo Martinelli/出演:Ayla Gabriela, Henrique Bulh?esほか
オンライン配信あり


◎Zari サリーショップで
<あらすじ>
アメリカ人のニールは、インドで行われる姉の結婚式の準備を進めていた。そのさなか、サリーショップの無口な店員、秘密めいたゼイブと意外な関係が発展していく。

Zari サリーショップで
2024年/インド、米国/19分/監督:Shruti Parekh/出演:Aesha Soni, Kamal Batra, Richa Kalra, Kundan Kumar, Padma Damodaranほか
オンライン配信限定


◎Gender Reveal ジェンダー・リビール
<あらすじ>
お人よしが取りえのリスは、2人のパートナーたちと共に、上司の赤ちゃん性別お披露目パーティーに参加する羽目になる。トランスジェンダーのスラップルたち3人はやがて、自分たちが手に負えない想定外の事態に巻き込まれ、パーティーから生きて帰れるか分からない状況に陥っていることに気付く。

Gender Reveal ジェンダー・リビール
2024年/カナダ/13分/監督:Mo Matton/出演者:Ayo Tsalithaba, Ke? Xi?n Li , Lyra?l (Alex) Dauphinほか
オンライン配信なし


◎Holy Curse 聖なる呪縛
<あらすじ>
インドを訪れた11歳のラダは、自分の性自認に思い悩む。その葛藤の元凶とされる先祖の呪いを解こうと、家族はラダに伝統的儀式を強制する。

Holy Curse 聖なる呪縛
2024年/インド、米国/16分/監督:Snigdha Kapoor/出演:Mrunal Kashid, Anup Soni, Adithi Kalkunte, Shardul, Bharadwaj, Prayrak Mehtaほか
オンライン配信あり


 
10月26日放送
『ザ・ノンフィクション』30周年特別企画『キャンディさんの人生』最期の日々

 フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜 14:00-)が10月、放送開始から30年という大きな節目を迎えるにあたり、その長い歴史の中から、名作・話題作として記憶に刻まれた番組と登場人物たちのその後の物語を、特別企画として10月5日から5週連続で放送します。第4弾が2021年放送の「女装と家族と終活と~キャンディさんの人生~」。1990年代、原宿の歩行者天国で注目されたキャンディ・H・ミルキィさん。LGBTQという言葉も知られていなかった時代から、偏見や差別に負けずに女装を愛し、自分らしく生きることを貫いた方です。晩年、難病を患い体調が悪化する中で終活を続け、病床にありながら「最後まで自分の姿を映してほしい」と願い続けたキャンディさん。集中治療室の中までカメラが見つめた姿を、水川あさみさんの語りでお届けします。

『ザ・ノンフィクション』30周年特別企画『キャンディさんの人生』最期の日々
フジテレビ
10月26日(日)14:00-


10月27日~11月5日
東京国際映画祭

 今年も東京国際映画祭で何本かのLGBTQ関連作品が上映されます。いちばんのトピックは『ブルーボーイ事件』や『蜘蛛女のキス』のプレミア上映ですが、10月28日(火)~11月5日(水)の屋外上映会@東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場で『教皇選挙』も無料上映されます(タイムテーブルの詳細がまだ出ていないようなので、追ってお知らせします)。11月上映の分もまとめてお知らせします(チケットが売り切れるかもしれませんし)

蜘蛛女のキス
10月27日(月)14:30- TOHOシネマズ シャンテ スクリーン1、11月3日(月)20:25- TOHOシネマズ 日比谷 スクリーン12
2025年/アメリカ/129分/監督:ビル・コンドン/ディエゴ・ルナ、トナティウ、ジェニファー・ロペスほか

ブルーボーイ事件
11月4日(火)19:50- 丸の内ピカデリー2、11月5日(水)11:00- ヒューマントラストシネマ有楽町 シアター1
2025年/日本/106分/監督:飯塚花笑/出演:中川未悠、前原滉、中村中、イズミ・セクシー、真田怜臣、六川裕史、泰平、渋川清彦、井上肇、安藤聖、岩谷健司、梅沢昌代、錦戸亮ほか



10月31日より上映
恋人たち

 第89回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テン第1位や第70回毎日映画コンクール 日本映画大賞、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞(篠原篤)など、数々の映画賞を総なめにしたことは記憶に新しく、いまなお心に残る作品として多くのファンを魅了する、橋口亮輔監督の映画『恋人たち』が、公開10周年を記念してテアトル新宿にてリバイバル上映されます。世の中の不条理に直面する人々の感情を丁寧に掬い上げ、再生していく姿をも描いたリアルな群像劇。ゲイに限らず、世間の理不尽さに泣いたことのあるすべての人にとっての福音であり、号泣必至の名作です(レビューはこちら)。なお、初日10/31(金)18:10の回上映後には、橋口監督、篠原篤さん、成嶋瞳子さん、池田良さんが登壇するトークイベントがあるそうです(詳細はこちら

恋人たち
2015年/日本/監督・脚本・原作:橋口亮輔/出演:篠原篤、成嶋瞳子、池田良、安藤玉恵、黒田大輔、山中崇、内田慈、山中聡、リリー・フランキー、木野花、光石研ほか
テアトル新宿にて10月31日よりリバイバル上映




10月31日より上映
あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。

 韓国の大邱(テグ)という街を舞台に、二人の男子高校生が友情を育み、そして主人公は彼に恋をするのですが、ある事件が起こったせいで、二人は離れ離れに…彼にきちんと思いを伝えられなかったことの後悔を抱えたまま大人になった主人公が、「あの時、こうしていれば」という別の選択をした場合の3つの人生を生きる姿を描いたパラレルワールド映画です。第11回ソウル国際プライド映画祭オープニング作品として上映され、話題を呼びました。

<あらすじ>
1995年、テグ。不仲な両親や学校でのイジメにストレスをつのらせていた少年ドンジュンは、知的で大人びてカリスマ性もある男友だち・カンヒャンに恋をする。しかし穏やかな日々は思いがけない事件で終わりを迎え、カンヒャンはテグを去ってしまう。それから25年後。カンヒャンに思いを伝えられなかった後悔を抱えたまま大人になったドンジュンは、「もしあの時、別の選択をしていたら?」と考える。テグで高校教師になる人生、ソウルで大学教授になる人生、プサンで父親になる人生。3つの異なる2020年秋を生きるドンジュンは、足りない何かを探し続け、やがて本当の自分を見いだしていくのだった…。

あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。
原題または英題:So Long, See You Tomorrow
2023年/韓国/144分/G/配給:日活、KDDI/監督:ペク・スンビン/出演:シム・ヒソプ、ホン・サビン、シン・ジュヒョプ、ソン・チャンウィほか
2025年10月31日よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開



10月31日より上映
(LOVE SONG)

 日本・タイ合作映画『(LOVE SONG)』は、タイBLドラマの最高傑作とも称され、世界的な人気を誇る『2gether』のチャンプ・ウィーラチット・トンジラー監督が東京とバンコクを舞台に描いたラブストーリー作品です。

<あらすじ>
バンコク勤務を命じられた真面目な研究員・ソウタは、現地での初日、大学時代に突然姿を消した初恋の人・カイと奇跡的な再会を果たす。カイはバンコクでカメラマンをしながら音楽活動を続けていた。喧騒と静寂が入り混じり、東京とは違う時間が流れるバンコクの街で、ソウタとカイの距離は次第に縮まっていく。ソウタはカイへの変わらぬ思いを再認識しながらも、本当の気持ちを胸の奥に押し込めてしまう。一方、カイは大学時代に作った未完成の曲に、いまだ手をつけられずにいた。

(LOVE SONG)
2025年/日本・タイ合作/119分/G/監督:チャンプ・ウィーラチット・トンジラー/出演:森崎ウィン、向井康二、ミーン・ピーラウィット・アッタチットサターポーン、藤原大祐、齊藤京子、筒井真理子、及川光博ほか



INDEX

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