COLUMN
世界エイズデー2024のキャンペーン
今年も12/1の世界エイズデーの前後に、東京都エイズ予防月間や「TOKYO AIDS WEEKS」、日本エイズ学会など、HIV/エイズに関するキャンペーンやイベント、映画上映会などが実施されます。これを機に、検査を受けたり、HIV/エイズをはじめとする感染症について学んだり考えたりしてみませんか?
2024年は、PrEPがついに公的承認され、横浜国際エイズ会議から30年が経ち(ぷれいす東京が30周年を迎え)、世界エイズデーキャンペーンのテーマに初めて「U=U」が選ばれるなど、HIV/エイズに関する重要な出来事やトピックがさまざま見られ、歴史的な年になったと言えそうです。4月の東京レインボープライドの「#UpdateHIVフロート」や(今年も「We are positive」の横断幕を持ってHIV陽性であるとカムアウトした方たちが先頭を行進し、本当にたくさんの方が参加して盛り上がりを見せました)、aktaの岩橋さんが今年の日本エイズ学会学術集会・総会の会長に就任したことなども二丁目のHIVコミュニティのパワーや素晴らしさを物語っており、2030年までのHIV流行の終結に向けて、ますますゲイ・バイセクシュアル男性コミュニティの方たちの活躍が重みを増していくだろうことを感じさせます。そんなエイズ学会が今月末に開催されますし、TOKYO AIDS WEEKSも始まります。ここでは、2024年のHIV/エイズ関連の動きを振り返りながら、世界エイズデー前後のキャンペーンやイベントについてご紹介したいと思います。
(最終更新日:2024年11月29日)
2024年のトピック(1)PrEPの公的承認と今後の課題
昨年1年間の新規HIV感染者とエイズ患者は合わせて960名で、過去20年で最少を記録した2022年(884名)よりは少し増えました。検査件数(106,137件)が昨年より33,033件も増加したということもあるでしょう。しかし、以前はずっと1000名〜1200名くらいで推移してきたHIV感染報告が1000名を割るようになりました。
こちらでお伝えしたように、今年の第1四半期(1月〜3月)、第2四半期(4月〜6月)の新規感染者数を見ると、同性間の性的接触による感染が(これまではずっと70%台だったのですが)第1四半期で59.5%、第2四半期で56.6%と、10ポイント以上も割合が少なくなっています。これはやはりPrEPの効果だと思われます。
海外でも、行政がきちんとPrEP利用の環境を整え、ゲイコミュニティと連携し、促進していけば、驚くべき成果を上げることが明らかになっています(シドニー中心部での一昨年の新規HIV感染者数はわずか11人でした)。日本でももちろん、同じことが言えます。
今年8月、ついに、ツルバダのPrEP薬としての使用が公的に承認されたことは、TVでもニュース報道されるような出来事でした。世間的にも少し認知が広がったのではないかと思われます。
9月に開催された「PrEP承認がもたらすHIV/AIDSの新展開」というメディア向けセミナーでは、今後はPrEPのことを大手を振って言えるようになる、公に推奨できれば地方でも周知され、裾野が広がり、新規感染が減ることにもつながるし、他のSTIも減るといったメリットが紹介された一方、今の価格では、よほど経済的な余裕がある方じゃないと利用できないため、現実的じゃないということが浮き彫りになりました(しかもツルバダのジェネリックが使えなくなるわけですから、承認されないほうがよかったと思う方も出てきそうです)。署名運動も始まりましたので、ぜひ、もっと安価で入手できるようになるような何らかの仕組みが整備されてほしいです。WHOも推薦しているように、新規感染ゼロの実現にはPrEPの普及が重要なキーとなりますから、ふつうに買える価格となるような行政の施策が求められます。
(なお、HIVマップに「PrEP:ツルバダが薬事承認されて、何がどう変わるのか?」という記事が掲載されましたので、そちらもぜひご覧ください)
2024年のトピック(2)横浜国際エイズ会議から30周年
◎特集:横浜エイズ国際会議30周年
https://gladxx.jp/features/2024/support/9567.html
◎レポート:「Love Positive 30 - 1994年の国際エイズ会議とアート」
https://gladxx.jp/features/2024/support/9637.html
1994年8月に開催された横浜エイズ国際会議は、日本初のプライドパレードとともに、ゲイコミュニティにとってのエポックメイキングな出来事でした。
会議自体の意義だけでなく、草の根の市民版エイズフォーラムとして「AIDS文化フォーラム」が立ち上げられ、講演会や交流会、陽性者のパフォーマンスなどが行なわれたり(その後「AIDS文化フォーラム」は毎年横浜で開催されているだけでなく、他の街にも広がりました)、ダムタイプの古橋悌二さんの発案で、国際会議の会場「パシフィコ横浜」の広場(屋外)でVISUAL AIDSの「ELECTRIC BLANKET」というHIV/エイズに関する映像を音楽と一緒に上映するイベントや「LOVE BALL」という野外クラブパーティも行なう「Love Positive」という企画が生まれ、素晴らしい一夜となりました(このときの経験から「Club Luv+」や「ジューシィー!」のようなクラブパーティが生まれました)。また、この国際会議をきっかけにぷれいす東京が設立されたり(設立30周年特設サイトをぜひご覧ください)、日本のHIV/エイズ対策の流れが変わる転換点ともなり、いろんな意味で重要な、記念碑的なイベントとなりました。
この横浜エイズ国際会議から30年が経ったことを記念し、パシフィコ横浜に程近いカフェで、「Love Positive」に関わった方たちが当時を振り返りながらあれこれ語るイベント「Love Positive 30 - 1994年の国際エイズ会議とアート」も開催されました。貴重なお話や映像が満載で、語り継ぐこと、バトンを渡すことの大切さをひしひしと感じさせました。
2024年のトピック(3)梅毒の感染拡大
梅毒の感染も過去最多だった昨年に迫るペースで広がっています。国立感染症研究所によると、第3四半期までの累計は10,766名に上っています(昨年の累計は14,906名でした)
梅毒については一昨年、aktaで素晴らしい展覧会も行なわれ(現在、distaでも開催中)、決して侮れない病気であることを実感した方もいらしたと思います。梅毒は性器どうしの接触、皮膚や粘膜の接触、ケツ舐め、(唇に傷があれば)キスやフェラでも感染しますし、一度治っても何度でも感染しますし、感染力が強く、また、「偽装の達人」と呼ばれるくらい、症状を見逃しやすい病気です。つまり、セックスをしている限り(よほどバニラじゃない限り)誰でも感染してしまう可能性があるのに、感染に気づかないことも多いという厄介な病気です。たびたびお伝えしているように、梅毒に感染しているとHIVへのかかりやすさがグンと上がるということにも注意が必要です。みんなで定期的に検査を受けて、感染がわかったらすぐ治療するというふうにしていくことが大切です。梅毒の基本的な情報についてはぜひaktaの特設サイト「梅毒にご用心」をご覧ください。そして、この機会にぜひ、検査を受けましょう。
2024年のトピック(4)強毒型のエムポックスがコンゴを中心に流行
◎【エムポックス】アフリカでの重症化しやすいタイプの変異株の流行を受けてWHOが緊急事態宣言を発し、各国が警戒
https://gladxx.jp/news/2024/08/9600.html
◎【エムポックス】クレード1bも性的接触が主たる感染経路
https://gladxx.jp/news/2024/08/9607.html
◎【エムポックス】WHOが主な感染経路は接触感染だとの見解を明らかに
https://gladxx.jp/news/2024/08/9620.html
いったんは流行が収まったかに見えたエムポックス(サル痘)ですが、この夏、アフリカのコンゴ民主共和国(旧ザイール)で重症化しやすいタイプの新たな変異株「クレード1b」が猛威を奮い、子どもを中心に500人超が亡くなり(現時点で1000名を超えています)、WHOが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。すでに欧州やタイ、インドなどにも感染が広がっており、遠からず日本でも感染が広がることが懸念されます。
WHOは、クレード1bの感染経路が主に接触感染であるとの見解を明らかにしました。「密接な接触には、皮膚と皮膚の接触(接触や性行為など)、口と口あるいは口と皮膚の接触(キスなど)が含まれる」「感染者と対面で接する(近づいて話をする、呼吸をするなど。こうした状況では感染性呼吸器粒子が発生し得る)」。ただし、「感染のメカニズムを完全に理解するには、さらなる研究が必要だ」とも述べられています。
最新のニュースによると、WHOはエムポックスが依然として世界的な健康危機であるかどうかを判断するため、22日に緊急会合を開くそうです。注視していきましょう。
今年の世界エイズデーのテーマは「U=U 知ることから、もう一度。12月1日は世界エイズデー。」
◎今年の世界エイズデーキャンペーンのテーマはU=U
https://gladxx.jp/news/2024/07/9546.html
厚労省とエイズ予防財団が発表した今年の世界エイズデーのテーマは「U=U 知ることから、もう一度。12月1日は世界エイズデー。」です。ここ十数年の世界エイズデーキャンペーンは「エイズはまだ終わっていない」とか「エイズのイメージをUPDATEしよう」といったテーマがほとんどで、U=Uがテーマに選ばれるのはおそらく初めてです。
「今年度の「世界エイズデー」キャンペーンテーマは、この「U=U」という言葉を知ることを契機に、もう一度HIV/エイズのことを皆で考えてみましょうというメッセージが込められています。ひとりでも多くの人がHIV/エイズのことを自分の事として捉え、HIV/エイズに関する検査や治療、支援などの知識を身につける契機とし、最新の知識の普及を通じて、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげていきたいと考えています。」(「API-Net(エイズ予防情報ネット)」より)
U=Uが世間の人たちに広く認知されるようになれば、HIV陽性者やその周囲の人たちへの差別と偏見を解消し、HIV検査を受けやすい環境を広げていくことにつながると期待されます。みなさんも何かの折にU=Uを話題にしたり、お友達と情報を共有したりしてみてはいかがでしょうか。
aktaの岩橋さんが会長を務める日本エイズ学会
◎aktaの岩橋さんが今年の日本エイズ学会学術集会・総会の会長に就任しました
https://gladxx.jp/news/2024/01/9191.html
NPO法人aktaの代表・岩橋恒太さんが今年11月28日〜30日に新宿の京王プラザホテルで開催される「日本エイズ学会学術集会・総会」(以下「エイズ学会」)の大会長に就任しました。aktaという二丁目コミュニティをベースに活動してきた団体の方が会長を務めること、素晴らしいです。
エイズ学会は、医療関係の方や公衆衛生の研究者、予防啓発や陽性者支援に携わっているNPOなどの方々が主に参加する、HIV/AIDSの諸問題の研究の促進、会員相互の交流および知識の普及と啓発を図る目的で、毎年全国のいろんな都市で持ち回りで開催されている学会です。大会長は日本のHIV/AIDS対策において重要な役割を担う臨床・基礎・社会の3つの領域のいずれかで活躍している方から選ばれるのですが、今回は7年ぶりに(7年前はぷれいす東京の生島さんでした)「社会」領域として、NPO法人aktaの代表である岩橋恒太さんが大会長を務めることになりました。歴代の最年少の大会長でもあるそうです。
第38回日本エイズ学会学術集会・総会
日程:11月28日(木)〜30日(土)
会場:京王プラザホテル 新宿
エイズ学会自体は参加費を払って登録し、主に医療関係者や研究者、HIV/エイズの活動に取り組む方たちやHIV陽性者の方たちが参加するものですが、その期間中には一般市民にも開かれているコミュニティ向けプログラムも開催されるのが通例となっています。
今年は、5年ぶりとなる合唱コンサートをはじめ、以下のプログラムやイベントが一般参加可能です。新宿での開催、そして岩橋さんが会長を務めるエイズ学会ということで、首都圏にお住まいのみなさん、足を運んでみてはいかがでしょうか?
◎世界エイズデー メモリアルサービス 〜いのちをつなぐ〜
「AIDSで亡くなられた人、亡くなられた人を追悼したい人たちがいる。世界エイズデーメモリアルサービスでは、HIV/AIDSに関わる人たちが、年齢、性別、性的指向、信仰、医療者と患者の枠を超え、ありのままの気持ちでいられる時間を共にしたい。また今もHIVと共に生きている陽性者やこれからの時代を担って行く全ての人たちが命をつなぎ、明日への希望を覚えたい」との趣旨で、ご遺族からのお手紙の代読、友人、陽性者、医療や支援に関わる人たちからのメッセージ、歌とキャンドルビジルが行なわれます。参加方法、詳細につきましては、後日ご案内予定です(こちらのFBアカウントに掲載されると思われます)
第14回世界エイズデー メモリアルサービス 〜いのちをつなぐ〜
日時:11月28日(木)17:40-18:40
会場:京王プラザホテル新宿 第3会場 4階 扇(新宿区西新宿2-2-1)
◎TOKYO AIDS WEEKS 2024 合唱ミニコンサート
コロナ禍以来5年振りとなる「合唱ミニコンサート」が開催されます。以前の会場は国立国際医療研究センターでしたが、今回はエイズ学会の市民向けイベントとして京王プラザホテルで開催されます。曲目は「Climb Ev’ry Mountain〜『サウンド・オブ・ミュージック』より」「大空(※札幌のHIV啓発イベントから生まれた名曲だそうです)」「POP STAR」「ディズニーメドレー」です。
TOKYO AIDS WEEKS 2024 合唱ミニコンサート
日時:2024年11月30日(土)12:40-13:20
会場:京王プラザホテル 第2会場 4階 錦(新宿区西新宿2-2-1)
入場無料
演者:TOKYO AIDS WEEKS CHOIR
◎【市民公開講座】 エイズ・性教育再考 ~伝えるむずかしさ~
1994年に横浜で国際エイズ会議が開催されてから30年。教科書のHIV/AIDSの記述は充実し、エイズ教育もある程度浸透したと多くの関係者は思っているのではないでしょうか。小学校ではHIVが性行為で感染することは教えないものの、中学校では性行為で感染し、予防にコンドームが有効だということも記載され、高校の教科書にはコンドームの写真が掲載されています。一方で最新の中学校の教科書には「自分の血液は自分で処理する」といった記述もあります。今回の市民公開講座では、HIV感染の当事者、元教師、性教育関係者らが登壇し、これからのエイズ・性教育で、いま、何が問われているのかを考えます。
高久氏にはHIV陽性者でゲイをカミングアウトしている立場から、HIV/AIDSやセクシュアリティをとりまく社会環境について。清水氏には元高校の保健体育教師やケニアで青年海外協力隊としてコンドームの普及啓発に取り組んできた立場から、コンドームを取り巻く普及啓発の課題について。高橋氏には学校等で性教育を行っている産婦人科医の立場から、学校における外部講師による性教育の課題とともに、外部講師がどの程度HIV/AIDSを取り上げているのかをその背景を含めて。岩室氏は教科書の記述内容を経時的に振り返り、教科書ベースのHIV/AIDSやセクシュアリティ教育の課題について紹介します。
【市民公開講座】 エイズ・性教育再考 ~伝えるむずかしさ~ @第38回日本エイズ学会学術集会・総会
日時:2024年11月30日(土)13:40-15:10
会場:京王プラザホテル 4階 扇
司会:岩室紳也
パネリスト:高久陽介(NPO法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス代表理事)、清水美春(びわこんどーむプロジェクト代表:コンドーム伝道師/元高校保健体育科教諭)、高橋幸子(埼玉医科大学医療人育成支援センター/産婦人科医)
◎市民公開講座2「HIV/AIDS ごちゃまぜトークセッション すべての垣根を越えた先に見える未来」
1985年に日本で初めてエイズ患者が報告されてから、治療は飛躍的に進化し、HIV/AIDSとともに生きる方々が健常者とほぼ変わらない生活を送ることができる時代となりました。それでもなお、LGBTQ+やダイバーシティの社会における理解や対応改善の推進が進む一方で、差別や偏見は根強く残る現実があります。今回のトークセッションでは、薬害エイズ被害者、性感染症の陽性者、LGBTQ+当事者、支援者など、多様なバックグラウンドを持つ方々が集まり、「社会参加」をキーワードにHIV/AIDSの今を語り合います。薬害被害者や性の多様性をもつ人々も一緒になって、より良い未来について一緒に考えてみませんか?
市民公開講座2「HIV/AIDS ごちゃまぜトークセッション すべての垣根を越えた先に見える未来」
日時:2024年11月30日(土)13:40-15:10
会場:京王プラザホテル 4階 花A(新宿区西新宿2-2-1)
入場無料
座長(予定):岡本学(独立行政法人国立病院機構大阪医療センター)、荒木順/ジャンジ(特定非営利活動法人akta)
演者(予定):奥井裕斗(HIVと共に生活する新宿区民)、後藤正善(一般社団法人アプローズ、薬害エイズ被害者のHIV陽性者)、岡本学(ゲイの支援者)、藥師実芳(認定特定非営利活動法人ReBit、トランスジェンダーの支援者)
主催:第38回日本エイズ学会学術集会・総会
TOKYO AIDS WEEKS 2024
今年も「TOKYO AIDS WEEKS」が展開されます。2015年にスタートしたイベントで(レポートはこちら)、市民と多様な情報を共有する「情報ネットワークの ハブ」として、HIV/エイズや性感染症についての啓発を行ない、感染拡大の防止に貢献することを目的としています。
今後もイベントが追加されていくと思われますが、現時点でわかっている主なイベントをご紹介します。(日付順です)
◎11/19 LGBTQ+おしゃべりサロン
LGBTQ+おしゃべりサロンとは、中野区が主催する性的マイノリティについて自由に話し合うことができるサロンです。ファシリテーター(司会)から身近な話題・時事解説を聞き相談ができます。悩みがあればその解決策を参加者全員で探り合いましょう。開催回ごとにトークテーマを設定していて、今回は「LGBTQ+とHIV/エイズ」がテーマです。HIV陽性とゲイであることをオープンにしているゲストを囲み、ウイルスとともに生きる当事者が日々感じていること、どう生きているのかを分かち合います。
LGBTQ+おしゃべりサロン
日時:11月19日(火)18:30-20:00
会場:中野区役所 1階 シェアノマ(会場にレインボーフラッグを掲げています)
事前予約等不要、当日参加も可能
※席数には限りがあります(定員:30名程)
お問合せ:中野区企画部企画課 平和・人権・男女共同参画係(03-3228-8229)
◎11/28 エムポックス対策シンポジウム:ヨーロッパと日本の現場から学ぶ!
2022年以降、世界中で流行が拡大したエムポックス。感染症対策が急がれるなか、日本とヨーロッパの最前線で対応してきた専門家たちが集まり、成果と今後の課題を共有します。国内からは石金先生が、日本でのエムポックスの現状と課題、さらに臨床現場での取組みを解説。また、「感染症コミュニケーション円卓会議」など感染症対策におけるコミュニティエンゲージメントについてもお話しいただきます。ヨーロッパからはOrkin先生が、エムポックスの国際的な症例ネットワーク「SHARE-net」をどのように始めてエビデンスを創出していったか、そして研究・臨床・コミュニティとの連携の熱いモチベーションについて語っていただきます。緊急時のリスクコミュニケーションにおける欧州での経験もシェアしていだたきます。さらに、aktaの岩橋さんがコミュニティの立場からエムポックス対策についてコメント。通訳もありますので、どなたでもご参加いただけます。貴重な機会、ぜひご参加ください。活発な議論が期待されます。
エムポックス対策シンポジウム:ヨーロッパと日本の現場から学ぶ!
日時:2024年11月28日(木)19:30-21:00
会場:コミュニティセンターakta (新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301)
入場無料
座長:村松崇先生(東京医科大学病院臨床検査医学科)、山本朋範先生(国立感染症研究所感染症危機管理研究センター)
演者:Chloe Orkin先生(Queen Mary University of London)、石金正裕先生(国立国際医療研究センター国際感染症センター)、岩橋恒太先生(特定非営利活動法人akta)
◎12/1 NOT ALONE CAFE MEETS RED RIBON at EAGLE TOKYO BLUE〜モンゴル交流会
「NOT ALONE CAFE」は日本に来たばかりのLGBTQのための居場所であり、参加者と気軽に話し、知り合いをつくることができるような場所です(日本語の練習相手も必要ですので、日本語話者の皆さんの参加も大歓迎です)。今回は世界エイズデーにモンゴルの「Youth for Health Center」の方たちが来日し、アジアの視点でエイズを考える機会となります。ラビアナさん、アクセルさん、Vanity Ingaさん、ジャンジさんの素敵なパフォーマンス、MAXIMさんのDJもお楽しみいただけます。
NOT ALONE CAFE MEETS RED RIBON at EAGLE TOKYO BLUE〜モンゴル交流会
日時:2024年12月1日(日)14:00open、15:00- TALK&SHOW TIME、17:00- SHOW TIME
会場:EAGLE TOKYO BLUE(東京都新宿区新宿2丁目11-2 カーサ・ヴェルデ 1階+地下1階)
入場無料(1drink オーダーください)
PERFORMER:Vanity Inga、Labiana Joroe、Axel Abysse、Madame Bonjour JohnJ
DJ:MAXIM
TALK:Miigaa Myagmardorj(Youth for Health Center NGO Directer)
司会:ピロシ(ぷれいす東京)
※モンゴル語通訳付き
主催:NOT ALONE CAFE、TOKYO AIDS WEEKS 2024
◎12/6 上映+トーク 【赤色で思い出す…】Day With(out) Art 2024
30年以上続く企画[アートの(ない)日]に合わせ、NYのアート団体Visual AIDSが世界から集めた映像7作品が世界同時に公開! 日本でも東中野で初上映し、トークも行ないます。
レッドリボンやその他の視覚的な要素を通じ、HIVやエイズは長い間、血液/痛み/悲劇/怒りといった赤色のイメージと結びつけられてきました。『赤色で思い出す… (Red Reminds Me…)』は、観る人にHIVにまつわるイメージや感情の複雑な広がりについて考えるよう促します。
フィリピン、パナマ、アメリカ、アルゼンチン、コロンビア、ベルギーから集まった作品は、官能性や親密さ、母性や親族関係、運や偶然、記憶や亡霊などについて、パロディ、メロドラマ、演劇、皮肉、ホラーなどの手法を用いて、今日のHIVに関する体験を表現する新たな語彙を作り上げます。
ゲストは、#なんでないのプロジェクト代表の福田和子さんとHIV陽性を公表しながら活躍する俳優の福正大輔さんです。
上映+トーク 【赤色で思い出す…】Day With(out) Art 2024
日時:2024年12月6日(金) 19:00-
会場:ポレポレ坐(中野区東中野4‑4‑1 ポレポレ坐ビル1F)
入場料500円 or 1000円(選んでお支払いください)
ゲスト:福田和子さん(#なんでないのプロジェクト)、福正大輔さん
主催:Normal Screen、TOKYO AIDS WEEKS 2024
◎12/7 エイズフェス2024 ~START BY KNOWING~
毎年池袋で開催されている東京都主催のユース向け啓発イベントです。ゲストによるステージパフォーマンス、レッドリボンのオリジナルキーホルダー作成やポスター・メッセージなどの展示、出展ブースを通して、HIVとともに生きている人たちに思いをめぐらせます。今年はぷれいす東京のブースのほか、コケ丸さんの「極私的梅毒展8」も出展されます。
エイズフェス2024 ~START BY KNOWING~
日時:2024年12月7日(土)13:00-17:00
会場:中池袋公園
入場無料
【出演予定】
・瀬川あやかさん(歌)
・KEIKOさん(バルーンアート)
・OBR(ダンス)
・ゼロから打ち師始めます。(ペンライトパフォーマンス)
【出展予定】
・認定NPO法人 ぷれいす東京
・公益社団法人 東京都臨床検査技師会
・青少年の性と健康を考え活動する会(2SK会)
・東大で性教育を学ぶゼミ
・「極私的梅毒展8」コケ丸
◎12/9 法律改正で変わるあなたのゲイライフ:知っておきたい新たな性的同意
ゲイ・バイセクシュアル男性の皆さん、新しい法律の下での「性的同意」について一緒に学びませんか? 様々な出会いの場面や親密な関係において、合意や同意をどのように取り入れるか考えてみませんか? このイベントでは、イケメンGOGOと法律の専門家をゲストに迎え、以下のテーマについてグループで楽しく深く考えていきます。
・Hをするのか、しないのか:お互いの希望をどう伝える?
・コンドームの使用:安全なセックスのための予防方法
・セックスのポジション:快適さと満足度を高めるためのコミュニケーション
・法的なトラブルに巻き込まれるリスクはあるの?
実際の事例を通して、具体的なアプローチやコミュニケーション方法を学びましょう。新しい知識を得るだけでなく、同じ悩みを持つ仲間と交流するチャンスです!
法律改正で変わるあなたのゲイライフ:知っておきたい新たな性的同意
日時:2024年12月9日(月)19:00-21:00
会場:高田馬場から徒歩3分の会場(参加申込の方にお知らせします)
入場無料
ゲスト:TEN(GOGO dancer)、山下敏雅(弁護士)
司会:ピロ(ぷれいす東京)
定員:35人
申込み:こちら
主催:ぷれいす東京セクシュアル・ヘルス部門
◎12/14 東京TSネットセミナーVol.15 映画「カミングアウトジャーニー」上映会&クロストーク
「罪」の背景をひもとき、「障がい」のある人と地域をつなげ、誰もが共に生きる社会をつくる東京TSネットが、初の試みとして、映画『カミングアウトジャーニー』の上映とアフタートークを企画しました。上映後のクロストークには、主演の福正大輔さんが登壇し、東京TSネットのメンバーと作品についてお話します。今回は、リアル会場のみの開催で、会場の皆さんからの質問も受け付けます。自分のことをわかってもらいたいけど、カミングアウトってどうやればいいんだろう?カミングアウトするとどうなるんだろう?と悩んでいる人、また、カミングアウトを受けたけどどう受け止めればいいんだろう?と悩んでいる人、障がいと罪というスティグマを背負わされ、ありのままの姿で生きていくことが難しいと感じている人、それを支援しようとしている人、多くの人にご参加いただきたいそうです。
東京TSネットセミナーVol.15 映画「カミングアウトジャーニー」上映会&クロストーク
日時:2024年12月14日(土)14:30-17:00
会場:株式会社TKC東京本社2F(東京都新宿区揚場町2-1 軽子坂MNビル)
参加料2000円(学生は無料)
登壇者:福正大輔さん(立正大学大学院法学研究科、介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士・公認心理師)
【要申込】お申込みはこちらから
主催:一般社団法人東京TSネット
◎12/19 第10回LGBTQ+の健康に関わる最新研究の勉強会『コミュニティ参加型のエイズ対策-国際保健の視点-』
感染症は単なる病原体の問題にとどまらず、人や動物の営み、そして社会全体が関わる課題です。そのため、感染症への対応では病原体に関する知識に加え、コミュニティの特性や対応する人々自身を深く理解する「人を知る」視点が不可欠です。特にエイズ対策は、市民参加とコミュニティ主導の取組みが進んだ保健領域であり、他の感染症や慢性疾患の予防・管理においても重要な示唆を提供しています。本講演では、海外のCommunity Based Organization(CBO)のエイズ対策における役割の紹介を通じて、コミュニティ参加型の対策がいかに健康施策の実現を支えているかということについて考察します。また、学会関連イベントとして企画している、コミュニティ主導の市民参加型研究を目指したワークショップや、そのベースとなったWHO市民参画ガイドラインを紹介します。
第10回LGBTQ+の健康に関わる最新研究の勉強会『コミュニティ参加型のエイズ対策-国際保健の視点-』
日時:2024年12月19日(木)19:00−20:30
会場:コミュニティセンターakta(新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301)
入場無料
講演者:田沼順子(国際医療福祉大学)
コメンテーター:北島勉(杏林大学)
オンライン参加の方は、こちらのGoogle Formにご登録ください
主催:NPO法人akta 東京都委託事業
全国各地のキャンペーンやイベント
今年も全国各地で世界エイズデーに関連した(関連していないとしても、この時期に行なわれる)催しが様々あります。大きなイベントは首都圏や関西に集中してしまいがちですが、地方でもHIV予防啓発団体が活躍していますし、なかなか地元で検査を受けづらいような方も匿名で検査を受けられる郵送検査を広める取組みなども広がりを見せています。この機会にぜひ、参加してみてください。
※何か新しい情報がわかり次第、追加更新していきます。
◎札幌
レッドリボンさっぽろが昨年に続き、HIV陽性者交流会inHOKKAIDOを開催しています(偶数月第3土曜日)。この交流会は、同じ陽性者の人と会って話してみたい、地元で陽性者が集まって話ができる場を、という声を受けて昨年から実現したものです。参加者はもちろん、交流会のスタッフも全員HIV陽性者です。プライバシーを守れるよう、事前申込制で行ない、会場は参加者のみにお伝えします。
HIV陽性者交流会inHOKKAIDO
日時:12月21日(土)14:00~16:30 (開場は30分前)
会場:参加者にのみ開催の一週間前を目途に通知します
ご参加いただける方:HIV陽性者であれば、性別・セクシュアリティ・感染経路・居住地問わず、どなたでもご参加いただけます
定員:最小3名~最大12名 ※参加者数が定員に満たない場合は中止となります
参加料:500円(会場費・お茶菓子代として)
参加方法:こちらのフォームからお申し込みください
◎仙台
世界エイズデー特例エイズ・梅毒即日検査会がみやぎにじいろパレードと同日の11月16日(土)に開催されます。
令和6年度 世界エイズデー特例エイズ・梅毒即日検査会
日程:2024年11月16日(土)午前の部10:00-11:30/午後の部14:00-15:30
会場:仙台市役所8階(仙台市青葉区国分町3-7-1)
定員:午前・午後 各30名程度
検査項目:HIV・梅毒即日検査(セット受検、採血検査)
結果説明:採血後、約1時間程度でお知らせします。ただし、混雑している場合には1時間以上かかる場合もあります。
また、コミュニティセンター「ZEL」では、12月13日(金)に性感染症勉強会「What's "UP"?」を開催。今回のテーマは「日本エイズ学会参加報告会」ということで、やろっこのふとしさんがエイズ学会に参加して学んだことをお話しします。
性感染症勉強会「What's "UP"?」
日時:2024年12月13日(金)19:00-20:00
会場:community center ZEL(仙台市青葉区国分町3-3-5 リスズビル9F)
無料
Gay Men Only
※オンライン(ZOOM)でも受講可能(こちらはどなたでも参加できます)
◎東京
東京都では、世界エイズデーの12月1日を中心とする1ヵ月間(11月16日から12月15日まで)を「東京都エイズ予防月間」として、広く都民に対して啓発キャンペーンを実施します。今年のテーマは「正しく知って、つなげる未来」です。
(1)啓発フラッグの掲出
新宿の2つの通りに、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が世界共通のビジョンとして掲げる「HIVの新たな感染ゼロ」「差別ゼロ」「エイズ関連死者ゼロ」の「0(ゼロ)」をあしらった6種類の啓発フラッグを掲げます(PrEPやU=Uのフラッグもあります。詳細はこちら)
都庁前中央通り:11月16日から12月15日まで
新宿二丁目仲通り:11月25日から12月2日まで
(2)都庁舎でのパネル展示
HIV/エイズの基礎知識や検査・相談室の紹介などをパネル展示します。
日時:11月28日(木)から12月2日(月)まで
会場:都庁第一本庁舎1階中央アートワークスペース
(3)都施設のライトアップ
レッドリボンにちなみ、都施設を赤色にライトアップします。今年は都庁だけでなく、隅田川に架かる橋や東京国際クルーズターミナルも赤く染まります。
◎都庁第一本庁舎
期間:11月28日(木)から12月8日(日)まで
時間:17時45分〜21時30分(予定)
※プロジェクションマッピング上映時間は除く
◎隅田川に架かる橋梁
日時:12月1日(日)日没15分後〜23時
場所:白鬚橋、吾妻橋、駒形橋、蔵前橋、清洲橋、永代橋、佃大橋、勝鬨橋及び築地大橋
※厩橋は工事中のためライトアップは消灯しています
◎東京国際クルーズターミナル
日時:12月1日(日) 日没1時間前から日の出まで
※朱鷺色でのライトアップになります
(4)交通機関等を活用したPR
都営交通や東京メトロの車内広告や駅掲示板、西新宿や都庁舎でのデジタルサイネージ等を活用して、集中的にエイズ予防の啓発を行ないます。
◎車内広告
都営交通
都営地下鉄全線(11月18日から12月17日まで)
日暮里・舎人ライナー(11月18日から12月22日まで)
都営バス(青梅支所)(11月16日から12月16日まで)
都電荒川線(11月16日から12月16日まで)
◎駅構内掲示板
東京メトロ各駅(11月18日から11月24日まで)
※そのほか、都庁舎内や西新宿のデジタルサイネージ等でも掲出します
上記のほか、通年で実施している検査・相談を拡充して臨時検査・相談を実施します。検査情報の詳細は、東京都HIV検査情報Webでご覧ください。
aktaやぷれいす東京などのコミュニティイベントについては、上記のTOKYO AIDS WEEKS 2024の項をご覧ください。
◎横浜
神奈川県のLGBTQ支援団体「SHIP」では、毎月ゲイ・バイセクシュアル男性向けのHIV検査会を実施しています。12月は9日(月)に実施します。HIVだけでなく梅毒とB型肝炎も検査できます。
SHIP ゲイのためのHIV検査
日時:2023年12月9日(月)17:40-20:00
会場:かながわ県民センター 709
検査項目:HIV、梅毒、B型肝炎
◎浜松
12月1日(日)に「浜松まちなかHIV検査会」が実施されます。
浜松まちなかHIV検査会
日時:2024年12月1日(日)10:00-16:00
会場:遠鉄百貨店新館13階会議室
検査項目:HIV
定員:100名
予約方法:オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS(クリニクス)」に登録してください
結果通知:アプリ「CLINICS」へ通知
◎名古屋
名古屋市主催の無料検査会が12月8日(日)に開催されます。
名古屋市主催HIV等無料検査会「iTesting@Nagoya」
日時:12月8日(日)10:00-16:00
会場:国際デザインセンター
検査項目:HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎(4種必須)
※結果は採血翌日以降、専用サイトで確認
定員:350名(予約制)
◎岐阜
岐阜県主催でゲイ・バイセクシュアル男性向け無料検査会が実施されます。
岐阜県主催ゲイ・バイ男性向け無料検査(予約制)
採血日:11月19日、21日、26日、28日、30日、12月3日、5日、7日、10日、12日
会場:松波総合病院 まつなみ健康増進クリニック(羽島)にて実施
無料
検査項目:HIV・梅毒
※結果通知は電話確認も選択可
予約方法:平日14:30-16:30に「058-388-0111」にお電話ください(最初に「県委託検査の予約です」と伝えてください)
◎大阪
堂山のコミュニティセンターdistaでは、「ピタッとちぇっくん」というHIV・梅毒の検査会を2ヵ月に1回実施しています。次回は11月23日(土祝)です。
distaでピタッとちぇっくん!
日時:11月23日(土祝)15:00-18:00
会場:コミュニティセンターdista
無料
匿名
予約不要
※検査結果は1週間後、同じ堂山町の貸会議室で個別にお渡しします
※結果の受取り場所の確認や日程の変更を希望する場合、当日担当の方にご相談ください
◎松山
12/1、松山市保健所でゲイ・バイ男性限定HIV検査会が開催されます。
松山市保健所のゲイ・バイ男性限定HIV検査会
日時:12月1日(日)16:00~17:30
会場:松山市保健所
検査項目:HIV・梅毒・B型C型肝炎
通常検査
ネット/電話予約。ネット予約はこちら
◎福岡
福岡市をはじめ、福岡県では、県内各地の保健福祉環境事務所(保健所)でHIVと梅毒の、夜間・休日・無料・匿名・即日特例検査を行なっており、「世界エイズデー無料・匿名・即日HIV特例検査」も開催します。詳細はこちらをご覧ください。
INDEX
- 世界エイズデー2024のキャンペーン
- ゲイの世界におけるルッキズムとは?
- 2024年6月のHIV検査キャンペーン
- TVドラマ史上最もLGBTQが花盛りだった2024年1月クールを振り返って
- 2023年の世界エイズデーキャンペーン
- エムポックス(サル痘)のワクチン接種について
- 2023年6月のHIV検査キャンペーン
- サル痘(mpox)が感染拡大しています。予防に努め、みんなで力を合わせて感染拡大を防いでいきましょう
- PrEPユーザーのリアリティ――2022年の現在地
- 2022年の世界エイズデーキャンペーン
- サル痘への偏見や感染者への差別を克服しながら予防に努めましょう
- 私が地方のパレードを応援する理由
- クラブパーティのオーガナイザーさんへの感謝とリスペクトを込めて
- 先行き不透明な状況でもメンタルヘルスを良好に保っていくためのヒント
- 2020年の世界エイズデーキャンペーン
- 私たちを分断する様々な「ダメ。ゼッタイ。」——コロナ禍の今だからこそ真剣に考えたいこと
- 6月1日〜7日は「HIV検査普及週間」。緊急事態宣言が明けた今こそ、検査・相談を!
- コロナ禍のLGBTへの影響についての緊急アンケートの結果が報告され、病院や医療従事者によって「家族」の定義が異なる現状や、緊急連絡先カードなど今できる対策が示されました
- コロナ禍による困り事や不安を解消するためのヒント
- 世界のLGBTはパンデミックに対してどのような影響を受け、どのように動き出しているのか
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