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特集:2022年3月のLGBTQ映画・ドラマ

2022年3月に上映・放送・配信されるLGBTQ関連の映画やドラマ、リアリティ番組などの情報をお伝えします。

特集:2022年3月のLGBTQ映画・ドラマ

(『世界は僕らに気づかない』より)
 

 ウクライナのこととか、マンボウの延長とか、悲しい気持ちになる今日この頃ですね…。そんななかでも、映画やドラマは、ひとときの夢を見させてくれたり、元気をくれたり、現実をより良く生きるためのヒントを与えてくれたりすると思います。2022年3月もLGBTQ関連の映画がいろいろ上映・放送・配信されます。感染防止に気遣いつつ、映画館やご自宅でお楽しみいただければ幸いです。情報をまとめてお伝えします(日付順。情報が入り次第、随時、追加していきます)
 ちなみに3月1日はファーストデイで、各館1100円〜1200円で映画を観ることができます(特別上映等を除く)。『ウエスト・サイド・ストーリー』などもまだ上映中です。
※映画館の多くは、きちんと感染対策をとっていますが、混みそうな時は予約時にいちばん後ろの席にするなど、密を避けたり、十分気をつけながらご鑑賞ください。
(最終更新日:3月19日)

 
上映中
チェチェンへようこそ ゲイの粛清

 このタイミングでの上映が奇跡なのではないかと、何かの因縁を感じずにはいられない『チェチェンへようこそ ゲイの粛清』。ロシアのチェチェン共和国で、LGBTQを弾圧する政府当局に命懸けで立ち向かう活動家グループを追ったドキュメンタリー映画です。ゲイやトランスジェンダーであることが“悪”とされるチェチェンでは、LGBTQは当局が関与する拘束や拷問への恐怖に怯え、息を潜めて暮らしています。しかし世界的に抗議の声をあげるには情報が少なく、ロシア連邦政府からの対応も得られないため、活動家たちは秘密裏にネットワークを駆使し、想像を絶する危険な仕事に奔走しています。映画では、ロシアLGBTネットワークやモスクワLGBT+イニシアティブコミュニティセンターの活動家グループに密着し、彼らが直面する困難と日々の地下活動をゲリラ撮影の手法で記録。当事者の安全のため最新技術を駆使して匿名性を守りながら、非人道的な迫害の様子と危機的状況を暴き出します。監督は『マーシャ・P・ジョンソンの生と死』などで知られ、ノンフィクション作家としても活躍するデビッド・フランス(ゲイの方)です。

チェチェンへようこそ ゲイの粛清
原題:Welcome to Chechnya
2020年/107分/G/米国・英国/監督:デビッド・フランス




上映中〜3月21日 東京
デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング

 2012年にレズビアンであることをカミングアウトした香港の歌手、デニス・ホーの音楽活動の軌跡と、自由と民主主義を守ろうとする運動家としての活動を追うドキュメンタリー映画です。
 監督、脚本、プロデュースを務めたスー・ウィリアムズは、同作についてこう語っています。
「私が気づいたのは、デニスの人生が、そのまま香港の歴史に重なるということだ。政治的な浮き沈み、締付けを緩めようとしない中国共産党の動向が、その都度、反映されている。他の香港人と比べてデニスが際立つ点は、彼女いわく、10代の日々を過ごしたモントリオールの地で学び、吸収した民主主義の原則と、その価値観への揺るぎない信念だ。キャリアや資産を危険にさらし、逮捕され、スポンサーを失い、友人と思っていた人々が離れていく。そんな苦境を恐れ、言動を控える人々が多いなか、何百万人に上る香港市民の思いを伝えようと声を上げ、自由と民主主義のために戦う姿勢を公の場で表明する彼女の強さは、この固い信念があるからこそだ。『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』は、そんな彼女の物語である」

デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング
原題:Denise Ho: Becoming the Song
2020年/83分/アメリカ/監督・脚本:スー・ウィリアムズ/出演:デニス・ホーほか
3月10日までMorc阿佐ヶ谷で上映、3月3日〜3月21日は東京都写真美術館で上映されます(なお、東京都写真美術館で同時に上映される『これは君の闘争だ』も、LGBTQの方が登場する作品です)





3月2日より配信
Skins-スキンズ

 英国西部の港湾都市ブリストルを舞台に、ティーンネイジャーがいじめや過食症、同性愛などに悩み、葛藤し、傷つきながらも大人へ成長していく過程を描いた大ヒット青春ドラマ『Skins-スキンズ』がWATCHAにて独占配信開始。『Skins-スキンズ』は本国では2007年~2013年に全7シーズンが放送され、登場人物たちは2シーズン毎に入れ替わり、シーズン7ではシーズン1~6で登場する3人の大人になった日々が描かれます。ゲイだったりムスリムだったり個性的な男女8人のティーンが友達関係、恋愛、セックス、家族の問題、宗教、摂食障害、同性愛、妊娠、退学、クラブ、ドラッグ…様々な事柄を経験する様をファッショナブルに、リアルに描き、数多くの話題を集め、2011年にはアメリカ版リメイクも製作されました。『シングルマン』『女王陛下のお気に入り』のニコラス・ホルトが主演をつとめ、『スラムドッグ$ミリオネア』のデーヴ・パテールも出演。ゲイのマキシーを演じているのはミッチ・ヒューワーという俳優です。

<ストーリー>
英国西部の都市ブリストルで暮らすトニーは、家では父親を見下し、非行に走る妹エフィを優しく見守るイケてる高校生。親友シドを童貞から卒業させるために、パーティに潜入しドラッグを売って一儲けを企むが、計画は思わぬ方向に向かってしまう。ハンサムで人気者のトニーと、彼とは対称的な冴えないシドを中心に、シドに思いを寄せながらも心の悩みを抱えるキャシー、シドがひそかに片思いするトニーの恋人ミシェル、彼女の親友でクラリネットに打ち込むジャル、年上の女性との快楽におぼれるクリス、イスラム教徒のアンワール、ゲイのマキシーの仲良し8人が、セックス、ドラッグ、クラブ三昧の日々を送りながら、多感な青春の日々を不器用に過ごす。

ドラマ『Skins-スキンズ』全7シーズン
2007年~2013年/英国/出演(シーズン1&2):ニコラス・ホルト、エイプリル・ピアソン、マイク・ベイリー、ハンナ・マリー、ミッチ・ヒューワー、ジョゼフ・デンプシー、カヤ・スコデラリオ、デーヴ・パテール、ラリッサ・ウィルソン、ダニエル・カルーヤ、ジョージナ・モファットほか
WATCHAにて配信(シーズン1は3月2日(水)から、シーズン2:3月9日(水)から)



 
3月4日公開
テオレマ4Kスキャン版
 
 『奇跡の丘』『ソドムの市』などの作品で知られ、神聖と汚穢の両極を往復する映像美とスキャンダルで映画界やアートシーンに大きな影響を与えたピエル・パオロ・パゾリーニ。その伝説の名作で、1970年の劇場初公開以来ほとんど上映される機会のなかった『テオレマ』がデジタルリマスター版で劇場公開されます(生誕100年記念だそう)。ある日、突然、ミラノのブルジョワの家に謎の美青年がやってきて、その魔性の魅力で家族全員をトリコにし、皆おかしくなってしまい、青年が去るや、家族は崩壊…という、寓話的な物語です。アルヴェルト・モラヴィアは「聖性を失った近代世界で行なわれる奇蹟の物語」と評し、澁澤龍彦は「絶対の探求」と述べ、パゾリーニ自身は「スキャンダルとしての破壊の神」だと語っています。青年は父や息子とも寝るので、同性愛を描いた作品でもあり(写真は、青年が父親の足を持ち上げているシーン)、息子との情事のシーンにゲイの画家、フランシス・ベーコンの絵が登場したりもします。魔性の魅力で家族を狂わせる(キリストにも喩えられる)謎の美青年を演じているのは(あの『プリシラ』で品のいいバーナデットを演じていた)若き日のテレンス・スタンプです。今じゃないと映画館では観ることができない、貴重な上映の機会だと思います。
 
<ストーリー>
ミラノ郊外の大邸宅に暮らす裕福な一家の前に、ある日突然、見知らぬ美しい青年が現れる。父親は多くの労働者を抱える大工場の持ち主。その夫に寄りそう美しい妻と無邪気な息子と娘、そして女中。何の前触れもなく同居を始めたその青年は、それぞれを魅了し、関係を持つことで、ブルジョワの穏やかな日々をかき乱していく。青年の性的魅力と、神聖な不可解さに挑発され、狂わされた家族たちは、青年が去ると同時に崩壊の道を辿っていく…。

テオレマ
原題:Teorema
1968年/イタリア/99分/原案・脚本・監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ/音楽:エンニオ・モリコーネ/出演:テレンス・スタンプ、シルヴァーナ・マンガーノ、アンヌ・ヴィアゼムスキーほか
3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開




3月6日、8日 大阪
であること

 「情熱大陸」などこれまで数々のドキュメンタリー番組を制作してきた和田萌さんが監督を、テレビやCMの海外ロケコーディネーターなどを行っている西山ももこさんがプロデューサーを務め、9名のLGBTQ(性的マイノリティ)たちの声を丁寧に聞き、多様性の意味を問いかけるドキュメンタリー映画。西山さんが、ある番組の編集会議で『ゲイの話は触れられない』という言葉に強い違和感を持ち、「性的マイノリティと一括りにされている人たちは本当のところどう思っているのか」にスポットを当て、多くの人に届けたいと思い、クラウドファンディングを実施し、上映会を行なっているんだそう。僧侶でメイクアップアーティストの西村宏堂さん、ドラァグクイーンのビビー・ジェローデルさんらが出演しています。東京ドキュメンタリー映画祭 in Osakaで上映されます。

であること
2020年/日本/94分/監督:和田萌/出演:西村宏堂、ビビー・ジェローデルほか
東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKAとして3月6日(日)10:00、3月8日(火)12:35、シアターセブンにて上映





3月7日、8日 東京
ビクター/ビクトリア

 あの『メリー・ポピンズ』『サウンド・オブ・ミュージック』に主演した(現在もドラマ『ブリジャートン家』に出演中の)大スター、ジュリー・アンドリュースが、女装のゲイ(ドラァグクイーン)の役を演じたドタバタコメディ・ミュージカルの傑作『ビクター/ビクトリア』(1982年)が、「テアトル・クラシックス ACT.1「愛しのミュージカル映画たち」」という企画で映画館のスクリーンに帰って来ます。パリのキャバレーで華麗に歌い踊るシーンが本当に素敵で、あの『サウンド・オブ・ミュージック』の清楚なマリアが、こんな役をやっちゃうの?と驚かされたりも。女性が「女装のゲイ」を演じる(見た目は「男装の麗人」ですが)というジェンダー的な面白さもさることながら、"ゲイ"のビクターに惚れてしまったシカゴのギャングが(その世界ではゲイが御法度であるがゆえに)自分がゲイであると見られることに苦悩するというセクシュアリティの揺れ動きや、ゲイプライドを表現した素晴らしいシーンもあって、実は当時としては画期的だったのではないかとさえ思われる作品です。よしひろまさみちさんは「麗しの振り付けとジュリー・アンドリュースの超絶技巧にうっとり。現代のジェンダー観とも照らし合わせ、今こそ見直すべきゲイ・コメディの歴史的大傑作」とコメントしています。
 3/7(月)~3/8(火)12:20というリーマンの方には厳しい時間帯なのですが、もし行けそうな方は、この機会にぜひ!

<ストーリー>
1934年、パリ。ゲイの歌手トディがクラブに行くと、オーディションで見事なソプラノを披露する女性が。しかしオーナーは気に入らず、彼女は店を後にする。店でいつものように歌を披露したトディは、つい客をいじりすぎてしまい、怒った客によって店じゅうが乱闘状態に…店を出たトディは、さっきオーディションにいた女性・ビクトリアをレストランで見かけて声をかけ、食事を共にする。が、その店でもしっちゃかめっちゃかな大騒ぎとなり、二人は雨に濡れながらトディの部屋へ。そこでトディは、ひょんなことからビクトリアを男装させ、女装タレントとして売り出すことを思いつき…。

ビクター/ビクトリア
1982年/アメリカ/133分/脚本・監督:ブレイク・エドワーズ/音楽: ヘンリー・マンシーニ/出演:ジュリー・アンドリュース、ジェームズ・ガーナー、ロバート・プレストン、レスリー・アン・ウォーレンほか
シネスイッチ銀座にて3月7日(月)、8日(火)12:20〜上映




3月9日より配信
クィア・アイ:ドイツ版

 あの『クィア・アイ』のドイツ版が誕生。ワーク&ライフコーチのレニ・ボルト、ファッションの達人ヤン・ヘンリク、美の伝道師デヴィッド・ジェイコブス、栄養と健康のエキスパートであるアルジョシャ・マタルディ、そしてデザイン界のエース、アヤン・ユルクという「新ファブ5」が、ドイツの悩める依頼者を素敵に変身させていきます。

クィア・アイ:ドイツ版
3月9日よりNetflixで配信




3月11日公開
THE BATMAN-ザ・バットマン-

 「『ダークナイト』以来の最高のバットマン映画」と絶賛の嵐が巻き起こっているロバート・パティンソン主演の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』。のちにバットマンと手を組むキャットウーマンとなる女性、セリーナ・カイルも準主役級の活躍で注目を集める存在ですが、そのセリーナ・カイルはバイセクシュアルであると、演じたゾーイ・クラヴィッツが語っています(セリーナが自分のアパートで女性の友人アニカを「ベイビー」と呼びながら探し回るシーンがあるそうです)。監督をつとめたマット・リーヴスも「直接、恋愛関係がどうとかってからめたわけではないんだけど、確かにそういう解釈もできるよね。彼女はアニカと親密な関係にある」と語っています。キャットウーマンといえばミシェル・ファイファーが演じたキャットウーマンがとてもステキでしたが、今回のゾーイ・クラヴィッツ版はバイセクシュアルのキャラクターということで、また違った「ステキ」を感じられそうです。

<ストーリー>
両親を殺害されたブルース・ウェインは探偵となり、夜は黒いマスク姿でゴッサム・シティの犯罪者を懲らしめていた。しかし、権力者を標的にした連続殺人事件の犯人として名乗り出たリドラーが、警察やブルースを挑発。そして、政府の陰謀やブルースに関する過去の悪事などが暴かれていく…

THE BATMAN-ザ・バットマン-
原題:The Batman
2022年/アメリカ/176分/監督:マット・リーブス/出演:ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジェフリー・ライトほか




3月11日〜24日 京都
片袖の魚+東海林毅ショートフィルム選

 京都みなみ会館で『片袖の魚』と『帰り道』など東海林毅監督の短編作品3本が上映されます。関西の方、この機会にぜひご覧ください! 3/19には田中博士さん(『帰り道』)と東海林毅監督による舞台挨拶が、3/20にはトランスジェンダーであることをカミングアウトした三木那由他氏(大阪大学講師・哲学)と東海林毅監督によるトークショーが、3/21には東海林毅監督による舞台挨拶があります。
 
片袖の魚+東海林毅ショートフィルム選
日程:3月11日(金) 〜3月24日(木)
会場:京都みなみ会館




3月12日、17日 大阪
世界は僕らに気づかない

 名作『フタリノセカイ』を手がけた飯塚花笑監督(トランス男性の方です)の新作で、フィリピン人の母親と2人きりの家庭で育ったゲイの高校生を主人公にした映画『世界は僕らに気づかない』が、3月10日〜20日に梅田ブルク7で開催される大阪アジアン映画祭で上映されることになりました。飯塚監督の故郷であり、本作のロケ地である群馬県は、工場が多い土地柄、早くから外国人の労働者が多く住む土地で、海外にルーツを持つ方たちが日常の風景の中に溶け込んでいます。(大泉町がいい例ですが)自治体も多様性の尊重について積極的に取り組んでおり、2020年には県全体で「ぐんまパートナーシップ宣誓制度」が導入されました。そんな群馬県を舞台にしたフィリピン系のゲイの男の子のリアルを描いた作品です。主演を務める堀家一希さんは、映画『泣くな赤鬼』『東京リベンジャーズ』などに出演してきた若手の役者さんです。
 そんな『世界は僕らに気づかない』が、日本の国際映画祭としてアジア中の優れた映画を見出してきた「大阪アジアン映画祭」のコンペティション部門に選出されました。コンペティション部門全15作品の中からグランプリや観客賞などの賞が贈られるはずですので、受賞への期待がかかります。

<あらすじ>
群馬県太田市に住む高校生の純悟は、フィリピンパブに勤めるフィリピン人の母親を持つ。父親のことは母親から何も聞かされておらず、ただ毎月振り込まれる養育費だけが父親との繋がりである。純悟には恋人の優助がいるが、優助からパートナーシップを結ぶことを望まれても、自分の生い立ちが引け目となり、なかなか決断に踏み込めずにいた。そんなある日、母親のレイナが再婚したいと、恋人を家に連れて来る。見知らぬ男と一緒に暮らすことを嫌がる純悟は、実の父親を探すことにするが…。
 
世界は僕らに気づかない
英題:Angry Son
2022/日本/112分/脚本・監督:飯塚花笑/出演:堀家一希、GOW、篠原雅史、村山朋果、岡田信浩、宮前隆行、田村菜穂、藤田あまね、鈴木咲莉、加藤亮佑、高野恭子、橘芳美、佐田佑慈、竹下かおり、小野孝弘、関幸治、岩谷健司
大阪アジアン映画祭にて上映:3/12(土)21:00@梅田ブルク7 シアター7、3/17(木)13:30@ABCホール


 

3月13日、23日放送
シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち

 フランスに実在するゲイの水球チームを描き、本国で大ヒットを記録した映画『シャイニー・シュリンプス!』。実際に「シャイニー・シュリンプス」のメンバーだったセドリック・ル・ギャロ監督の体験に着想を得て製作された作品で、ゲイ差別発言をした罰としてチームの面倒を見るハメになるノンケコーチが、クロアチアで開催されるゲイゲームズを目指してみんなをビシバシ鍛えるというストーリー。。ゲイゲイしいキャピキャピしたドタバタ感や、セクシーなパーティ、愛と友情、そして陰で苦悩している姿などもリアルに描かれるとともに、次第に仲間になっていく様が感動的です。WOWOWを視聴できる方はぜひ放送をご覧ください。(レビューはこちら

<ストーリー>
同性愛者への心ない発言の罰として、元水泳選手でオリンピック銀メダリストのマチアスが、ゲイのアマチュア水球チーム「シャイニー・シュリンプス」のコーチに就任する。マチアスに課されたミッションは、この弱小チームを3ヵ月後にクロアチアで開催されるゲイゲームズに出場させること。しかし、「シャイニー・シュリンプス」はパーティが大好きで、試合の勝ち負けにはこだわらないお調子者の集団。練習する気もなく、はしゃいで⽔着を脱ぎ捨てて投げつけたりする始末…。いつもポジティブでハッピーオーラ全開の彼らとは反対に、終始しかめっ⾯のマチアス。まともに練習しないメンバーにイライラし、適当にコーチをやり過ごそうとしていたものの、⾃⾝をチームに招き⼊れたリーダーのジャンが病気を隠し、余命わずかな時間を仲間と⼀緒に楽しみたいと望んでいることを知ってしまい……。

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち
原題:Les crevettes pailletees
2019年/フランス/103分/監督:セドリック・ル・ギャロ マキシム・ゴバール/出演:ニコラ・ゴブ、アルバン・ルノワール、ミカエル・アビブル、デビット・バイオットほか
WOWOWで3/13(日)午後11:15、3/23(水)午後3:15に放送





3月13日放送
僕もアイツも新郎です。

 俳優の葉山奨之さんと飯島寛騎さんがダブル主演を務めるスペシャルドラマ『僕もアイツも新郎です。』が3月13日にカンテレで放送されます。小学校教師の瀬戸亮介とレモン農家の相川瑞樹という男性2人による結婚式当日の様子をオリジナル脚本で描くノンストップ・ハートフル・ラブコメディです。葉山さんは「僕が演じる亮介は、愛すべきキャラクターで、同性愛者だとカミングアウトできない悩みの大きさがしっかり伝わるよう、ワンシーンごと丁寧に演じています」とコメント、飯島さんは「恋愛の一つの形として、二人を取り巻く家族や友人達の様子がハートフルに描かれた親しみやすい作品に仕上がっていると思います」と語っています。関西や中国四国地方の方、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
 
<あらすじ>
亮介と瑞樹は、美しい瀬戸内海を臨む、とある結婚式場で結婚式を挙げようとしていた。しかし式の直前、亮介が「結婚相手が男性であること」を両親や親戚、友人、知人に伝えていなかったことが発覚。挙式入場で息子の結婚相手が男であると知ることとなった亮介の父親は大激怒し、幼なじみは式はショックを受け、式は大荒れに。披露宴でも両家の父親どうしが大ゲンカ、さらに瑞樹の元カレが登場するなど、ハプニングが続出…。

SPドラマ「僕もアイツも新郎です。」
カンテレ、テレビ新広島、岡山放送、山陰中央テレビ、テレビ愛媛、高知さんさんテレビ
日時:3月13日(日)24:30〜25:29(14日0:30〜1:29)





3月14日〜放送
Fish Upon the Sky

 タイBLドラマ史上No.1との呼び声高い「2gether」の原作者、JittiRainの新作ドラマとして話題を呼んだ「Fish Upon the Sky」が3月14日より衛星劇場にて日本初放送されます。主役は、いわゆる“オタク”のピーで、劣等感をこじらせ、誰も自分を愛してくれないと思い込んでいましたが、雨の日、優しく傘に入れてくれたナーンに恋してしまいます。しかし、校内で人気者のナーンは「空にいる魚を掴むような存在(Fish Upon The Sky)、つまり「雲の上の存在」。ピーは大好きなナーンのために自分を変えようと努力する、というお話です。
 なお、「Fish Upon the Sky」はRakuten TV(※第1話は無料でご覧いただけます)やTELASAでも全話配信中です。

<あらすじ>
人気者の兄と比較され、劣等感をこじらせており恋人はおろか友達もいなかったピーは、雨の日に傘に入れてくれた優しいナーンに一目惚れしてしまう。しかし、学校の人気者であるナーンはピーにとって雲の上の存在。なんとかナーンに近づこうと分厚い眼鏡を外してイメチェンしたり、話のきっかけを作ったりと努力するがが、ナーンの隣りにはいつも医学部のモークが。いつも自信満々なモークをライバル視するピーに対し、モークはちょっかいを出したり「俺が好きなんだろ?」などと言ってきたり…。ピーは思わせぶりなモークの言動にも心を乱されていく…。

Fish Upon the Sky(全12話)
衛星劇場で毎週月曜23:00放送(2話連続放送)
初回放送日時:2022年3月14日(月)23:00-




3月15日、20日 大阪
ボクらのホームパーティー

 自主映画を制作している川野邉修一さんが2020年に製作した初の長編作品です。こちらに書かれているように、2017年に「凪」という短編映画を製作した際、ゲイであることをオープンにしたほうがよかったかもしれないと思う出来事があり、今作は自分のセクシュアリティと向き合いながら映画を製作することを決めたんだそうです。そして、「商業映画では描かれることが少ないゲイの人々の日常を描きたい」ということで、「ゲイのホームパーティ」を描くことに。オーディションで総勢100名の俳優からメインキャスト7人を選出し、幅広いフィールドで活躍する俳優陣が、年齢も性格も見た目もバラバラな個性豊かなキャラクターを演じる作品となりました。ゲイを演じる7人の喜怒哀楽だけではない複雑かつ繊細な気持ちを表現する演技にご注目ください。
 この『ボクらのホームパーティー』も、大阪アジアン映画祭の、インディ・フォーラム部門で上映が決まりました。関西の方、ぜひ!
 
<あらすじ>
都内の大学に通う智也は好意を抱いていた友人の幸平に「好きな人がいる」と告白される。智也は、そのことを二丁目で出会ったゲイバーのミセコ・将一に相談する。一方で、将一の友人・直樹は、正志とお互いに関係をはっきりさせることができずにいた。また、ホームパーティを企画した彰人は、パートナーの靖の浮気を疑い、そのことを話せずにいた。ホームパーティに智也も急遽参加することになり、彰人の家に招かれる一同。お酒を飲んで楽しい時間が続くなか、しばらくして靖の友人で写真家の健一がパーティにやってくる。アーティストという肩書やルックスで健一は注目を集めるが、彰人だけは別の感情を抱いていた。楽しいパーティは少しずつ形を変え、心に閉じ込めていた各々の思惑・感情が表面化していき…。
 
ボクらのホームパーティー
英題:Our House Party
2022/日本/80分/監督:川野邉修一/出演:橋詰高志、景山慶一、松本亮、横路博、卯ノ原圭吾、窪田翔、井之浦亮介
大阪アジアン映画祭にて上映:3/15(火)14:20@シネ・リーブル梅田3、3/20(日)10:20@シネ・リーブル梅田3




3月17日より配信
セマンティックエラー

 セマンティックエラーとは、プログラミング⾔語などで、⽂法的には正しいものの、意味の違いや⽭盾した誤りによって⽣じるエラーのこと。韓国で爆発的人気を誇ったBL小説『セマンティックエラー』は、最悪の出会いを果たした性格も考え⽅も⽴場も違う二人が織りなすキャンパスロマンス。アニメ化、ドラマCD化に続き、ファン待望の実写ドラマ化がWATCHAオリジナルドラマとして実現。主演を務めるのは、演技・歌・ダンスもこなすマルチな才能の持ち主パク・ソハムと、「DONGKIZ」で活動するパク・ジェチャンの美形アイドルコンビだそう。

<ストーリー>
モデルのような容姿で男⼥を問わず⼈気が⾼いデザイン科のスター、チャン・ジェヨン。⼤学⾸席の秀才であるにもかかわらず、融通が効かない原理主義者で周りからは変わり者と呼ばれる⼯学部の陰キャ、チュ・サンウ。ある⽇、パソコンのように完璧に組まれたサンウの⽇常に、どう⾜掻いても計算できない「ジェヨン」というエラーが現れる。予期せぬエラーにより正反対の二人が徐々に惹かれ合っていく――。果たしてサンウはジェヨンという「エラー」を取り除くことができるのか!?

セマンティックエラー(全8話)
2022年/韓国/出演:パク・ソハム、パク・ジェチャンほか
3⽉17⽇(⽊)よりWATCHAにて毎週2話ずつ独占配信




3月18日 東京
沖縄カミングアウト物語~かつきママのハグ×2珍道中!~

 コミュニティセンターaktaで「沖縄カミングアウト物語~かつきママのハグ×2珍道中!~」の一夜限りの特別上映会が開催されます。映画上映前にかつきママと松岡弘明監督とのSPトークショーも聞けるという豪華イベントです。まだご覧になっていない方も、トークショーを聞きたい方もぜひ、お出かけください。
 
Akta特別上映イベント「沖縄カミングアウト物語~かつきママのハグ×2珍道中!~」
日時:2022年3月18日(金)18:30-21:00
会場:コミュニティセンターakta
無料



3月18日公開 東京・大阪
プレゼント・パーフェクト

 日本でも放送・配信されたドラマ『2Moons2』『Call It What You Want BLドラマの作り方』を手がけたアーム・アヌソーン・ソイサギム監督が、自身の経験をもとに描いたBL映画で、北海道が舞台です。2017年オランダLGBTQアムステルダム映画祭で最優秀映画賞を受賞したそう。4月1日から続編である『プレゼント・スティル・パーフェクト』が公開されるのに先立ち、シネマート新宿、シネマート心斎橋にて2週間限定上映されます。

<ストーリー>
長年付き合った恋人と別れた傷心のトーイは、北海道の東川を訪れる。彼が別れた恋人を思い出しながらロッジで過ごしていると、独身最後の旅を楽しむためにタイからやって来たオートがドアをたたく。トーイは思いがけない同国人の出現に戸惑うが、二人で共に過ごし、語り合ううちに次第にオートに心を開いていく…。

プレゼント・パーフェクト
原題:Present Perfect
2017年/107分/G/タイ・日本合作/配給:ファインフィルムズ/出演:アディソーン・トーナワニック、クリサナ・マルカソンティ、玉手みどりほか





3月19日オンライン配信
パレードへようこそ

 川崎市主催の「川崎市人権啓発オンライン上映&トークショー『ピープルデザインシネマ2022』」で『パレードへようこそ』がオンライン上映されます。舞台は1980年代のイギリス(まだゲイが「ヘンタイ」と罵られるような時代です)。ロンドンの都会っ子ゲイ&レズビアンと、ホモフォビアまるだしな荒くれ炭鉱夫たちとの間にまさかの「友情」が成立!という、奇跡のような、これが実話なの?とビックリするような物語。そして、セクシュアリティのこと、カミングアウトのこと、HIVのことなど、ゲイにとって大切なあらゆることが盛り込まれている、名作中の名作です(レビューはこちら)。未見の方はぜひこの機会に!
 上映後には「シゲ先生」こと鈴木茂義さん、女子サッカー選手の下山田志帆さん、「八方不美人」のちあきホイみさんという3人のセクシュアルマイノリティの著名人がトークショーなども行なわれます。
 
<ストーリー>
1984年の英国。サッチャー政権によって20ヵ所もの炭坑の閉鎖が決まり、それに抗議する炭鉱夫のストライキは4ヵ月目に入ろうとしていた。ロンドンに暮らすゲイのマークは、そのニュースを見て彼らを支援しようと、ゲイ仲間たちと支援組織を立ち上げ募金活動を行なう。そして、集まった寄付金を送ろうと全国炭坑労働組合に連絡を取るも、ゲイというだけで門前払いをされてしまうのだった…。

パレードへようこそ
原題:PRIDE
2014年/イギリス/監督:マシュー・ウォーカス/出演:ビル・ナイ、イメルダ・スタウントン、ドミニク・ウェスト、パディ・コンシダイン、ジョージ・マッケイ、ジョセフ・ギルガン、アンドリュー・スコット、ベン・シュネッツァーほか 
3月19日(土)、川崎市人権啓発オンライン上映&トークショー「ピープルデザインシネマ2022」にて上映




3月21日 宮崎
彼らが本気で編むときは、

 宮崎市が、LGBT交流会「レインボービュー宮崎」と宮崎公立大学との協働により、映画『彼らが本気で編むときは、』の無料上映会&トークショーを開催します。『かもめ食堂』『めがね』などの作品で知られる荻上直子監督がメガホンを取り(脚本も書き)、生田斗真さんがトランス女性を演じた作品として話題を呼んだ作品で、ベルリン国際映画祭で、日本映画として初めてテディ賞(クィアムービーに贈られる賞)の審査員特別賞を受賞しています(テディ賞だけでなく、パノラマ部門の観客賞の第2位にも選ばれました。上映時には800人の観客から8分間にわたるスタンディングオベーションを受けたそうです)。トランスジェンダー(とそのパートナー)だけでなく、ゲイと思しき男の子も登場します。宮崎の方はぜひ。

<あらすじ>
11歳の小学生・トモ(柿原りんか)は、母親のヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。だがある日突然ヒロミが家出(オトコができるとこうしてトモを放置していなくなってしまう)、独りきりになってしまったトモは、仕方なく叔父のマキオ(桐谷健太)の家に向かう。母の家出は初めてではなく、過去にも同じ経験をしていたトモだったが、以前と違うのは、今回マキオはリンコ(生田斗真)という恋人と一緒に暮らしていたことだった。リンコは性別適合手術を終えたMtFトランスジェンダー(理由あってまだ戸籍上の性別は変更していない)。最初は戸惑いを隠せなかったトモも、母が決して与えてくれなかった家庭の温もりに触れるうちに、リンコに対して次第に心を開き、安らぎや愛情を感じるようになっていくのだが……。

彼らが本気で編む時は、
2017年/日本/監督・脚本:荻上直子/出演:生田斗真、桐谷健太、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、りりィほか

『彼らが本気で編むときは、』無料上映会・トークショー
日時:3月21日(月祝)13:30-17:00
会場:宮崎公立大学 講堂(宮崎市船塚1丁目1番地2)
参加費:無料
先着:100名
主催:LGBT交流会「レインボービュー宮崎」、宮崎公立大学 メディアとジェンダー演習
共催:宮崎市、宮崎公立大学






3月25日 東京
ピンクナルシス

 日本では1993年に公開された『ピンクナルシス』。セリフがなく、独特のピンク色のライティングで若いゲイのエロティックなファンタジーが映し出された耽美的な映画で、ピエール&ジルやデヴィッド・ラシャペルのような世界的なフォトグラファーにも影響を与えた作品です。この映画を製作したジェームズ・ビドグッド監督がこの2月に亡くなりました。
 3月25日、みんなで観たい、クィアやジェンダー、フェミニズムが語られた映画やドラマなどの映像作品をloneliness booksのスクリーンで上映し、観賞後にあれこれおしゃべりする「ロンリネス試写室」がスタートし、その第1回上映作品としてNormalScreenの方が選んだ『ピンクナルシス』が上映されることになりました。
 伝説の映画『ピンクナルシス』をこの機会に観てみたいという方、追悼の意味でもう一度観たいという方、この作品についておしゃべりしたいという方などもぜひ、ご参加ください。
 
ピンクナルシス
原題:Pink Narcissus
1971年/アメリカ/70分/監督:ジェームズ・ビドグッド/出演:ボビー・ケンダール
3月25日(金)20時頃からloneliness books(大久保)で無料上映。定員5名です。参加希望の方はloneliness booksにメールでお問い合わせください。




3月25日~3月27日配信
ハーヴェイ・ミルク

 1977年、サンフランシスコ市政執行委員に当選し、オープンリー・ゲイとして全米で初めて公職に就いたものの、翌年、同僚議員ダン・ホワイトによって暗殺された、伝説の活動家ハーヴェイ・ミルク。『タイム』誌が選ぶ「20世紀の英雄・象徴的人物100人」にも選ばれ、米国で最高の栄誉である大統領自由勲章も受章しています。ハーヴェイ・ミルクの勇敢で偉大な生涯や、亡くなった後のコミュニティのことを描いたドキュメンタリー『ハーヴェイ・ミルク』(1984年)は、ハーヴェイ・ミルクが議員に当選してサンフランシスコのパレードを盛大に開催しようということでレインボー・フラッグが誕生したということや、暗殺犯のダン・ホワイトへの刑があまりにも軽かったために抗議デモが起こったことなど、歴史上の重要な出来事がたくさん記録されている名作で、第57回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞しています。監督のロバート・エプスタインは、ジェフリー・フリードマンとともに『セルロイド・クローゼット』や『刑法175条』、2019年のストーンウォール50周年の記念作『State of Pride』など、LGBTQコミュニティにとって重要な作品をたくさん手がけてきた方です(ゲイの方です)
 このドキュメンタリー『ハーヴェイ・ミルク』を、福岡県人権啓発情報センターが県民講座として無料でオンライン配信します。定員200名(申込順)。申込みはこちらから。

ハーヴェイ・ミルク
原題:The Times of Harvey Milk
1984年/アメリカ/監督:ロバート・エプスタイン




3月27日 東京
フウン姉さんの最後の旅路

 東京レインボープライド2016をひときわ華やかなフロートで盛り上げてくれたアマランスラウンジ。サヴァト会という国内未公開映画の上映や講演会、華やかなドラァグクィーン・ショーなど、さまざまなカルチャーに光を当てたイベントが開催されてきましたが、今年でなんと10周年を迎えるということで、Visual AIDSの作品や海外のLGBTQ作品を紹介してきたノーマルスクリーンの協力を得て、とてもレアで価値あるアジアのドキュメンタリー映画『フウン姉さんの最後の旅路』が上映されます。まるで昭和の日本のような既視感…今でもトランス女性がこういう生活を余儀なくされていることの切実さ…。身につまされます。本国ベトナムで上映された際は3万人を動員し、長編ドキュメンタリー映画として国内で初めて興行的にも成功した作品です。上映後には、トランスジェンダーの研究者・三橋順子さんによる解説トークライブも行なわれます。 

<あらすじ>
ベトナム南部と中部の小さな町や村のお祭りを巡業し、時に虐げられながらも逞しく生きる人々がいた。トランスジェンダーの人々やゲイの仲間が中心になり、歌やダンスやビンゴで盛り上げる。「死ぬことより老いの方が怖い」と笑うフウン姉さんが率いるその一座を当時20代の監督がカメラひとつで粘り強く、そして丁寧に見つめた1年の記録。

フウン姉さんの最後の旅路
2014年/ベトナム/87分/日本語字幕/監督:グエン・ティ・タム

『フウン姉さんの最後の旅路』上映&トークライブ
日時:3月27日(日) 開場13:30、14:00上映スタート
会場:アマランスラウンジ 
会費:3000円(1D付き)
★映画上映後、三橋順子先生による解説トークライブがございます

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